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生きづらいです。 さと 17/11/8(水) 21:03

8室について ISOP 17/11/9(木) 19:50

8室について
 ISOP  - 17/11/9(木) 19:50 -
ISOPです。

上述していますが、さとさんの8室はとても美しいものです。
8室というのは苦の室であるとともに、それを元に恩恵ももたらすハウスです。

追加で、8室の説明(昔、「インド占星塾」というウェブサイトにあった記事)を載せておきます。

何かの参考になれば・・・m(__)m

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変わるのはいやなものです。とりわけ、悪い方に変わるのはいやなものです。だれでも、人間関係、健康、仕事、お金、そして慣れ親しんだ生活環境など、大切にしているものを失いたくありません。

ヴェーダ占星術では、望ましくない変化は、土星、火星、ラーフ、ケートゥ、太陽などの凶星、そして、第6,8,12ハウスのドゥシュタナ・ハウスの影響によってもたらされます。ドゥシュタナ・ハウスの中でもとくに第8ハウスは、もっとも凶悪で、死、慢性病、突然の変化、障害、不幸、債務、スキャンダルなどをもたらします。MSメータは、『Analyzing Horoscopes Through Modern Techniques』のなかで、KNラオの次の言葉を引用しています。

「結婚生活が終わるとき、第8ハウスやその支配星は、重要な役割を果たします」

凶星の影響は、ふつう、そのダシャーとトランジットが活性化しているとき、否定的で望ましくないカルマを現象化させます。占星術的にはまさにその通りなのですが、重要なのは、そのとき、私たちがどのような態度で臨むかなのです。幸せは、あくまでもわたしたちの内側の問題です。外側の問題ではありません。占星術で外側の問題を予測することができますが、内側において、それにたいしてわたしたちがどのように臨むかを知ることはできません。なぜなら、一瞬一瞬がわたちの選択だからです。わたしたちは、運命の生贄になることもできるし、それから立ち直ることもできるのです。「苦あれば楽あり」「災い転じて福となす」「成長のための肥やし」を期待しながら臨むのか、あるいは、苦しみに埋没してのたうちまわるのかは、わたしたちの心がけ次第なのです。


ストレスやフラストレーションの向こうの奥深くに、人生の教訓が横たわっています。それを学ぼうとしなければ、わたしたちは第8ハウスの恩恵に授かることができません。

第8ハウスは凶作用の強いドゥシュタナ・ハウスであるほかに、解脱をもたらすモクシャ・ハウス(第4、8,12ハウス)でもあります。もっとも凶悪なハウスが、同時に、解脱のハウスであるというのは、意味深だと思いませんか?第8ハウスは、死と絶望の反対側にある、転生と変容の縁に、わたしたちを導いてくれるのです。

第8ハウスの影響が及ぶ時期は、内省を深めるのに適しています。過去の教訓を学ぶことができ、同じ轍を踏まなくてすむようになるからです。

「傷のあるところに幸福が宿る」とは、『The Spirit of Intimacy』の著者Sobonfu Someの言葉です。真珠を求めて海に潜るとき、わたしたちは、人生をもっとも大きく変えることができるのです。それが、自分のカルマを変えようと決心する転機となるのです 。


1992年、わたしははじめてインドを訪れました。そのときわたしは、サンスクリットの古典『ブリハット・パラシャラ・ホラ・シャーストラ』の翻訳者Rサンタナム氏から占星術を学びました。わたしのチャートを検討した後、サンタナム氏は、「第8ハウスの支配星のダシャーのとき、あなたが占星術を学び始めたのがわかりました」と言いました。「占星術家のホロスコープに第8ハウスが関係するのはよくあることです。ふつう、第8ハウスやその支配星は、第10ハウス(キャリア)、第1ハウス(自分、アイデンティティ)、月(心、感情)、太陽(パーソナリティー)と関係します」

わたしの場合、第8ハウスのサブ・ダシャーのとき、大きな変化が訪れました。母が突然逝き、仕事にも変化が訪れました。それを転機に、わたしは占星術を本格的に学び始めました。わたしは母とは近しかったので、たいへん悲しい時期でもありました。わたしは学校で教えていましたが、教師を辞めて、ガンと闘う母のそばにいようと決心しました。

母が死んだ後、わたしは新しい道を模索し始めました。そのとき、初めてヴェーダ占星術の鑑定を受け、ジョーティシュに魅了されました。そして、毎週3人の先生から別々に教えてもらいました。当時はサンフランシスコのベイエリアに住んでいたので、それが可能でした。そして1年もしないうちに、インドに行ってサンタナム氏のもとで占星術を学んでいたのです。


第8ハウスは水の星座蠍座と関係します。蠍座は、8番目の星座です。蠍座は、深さ、当たり前のことには満足せずに根源的なものにまなざしを向けること、隠れた意味合いを探す出すこと、に関係する星座です。それゆえ、占星術、心理学、形而上学、研究はどれも第8ハウスと関係します。もっとも神秘的で、物質とはもっとも縁遠い星座です。

物理学は、エネルギーは最も微細なレベルに宿ることを発見しましたが、この第8ハウスには、パワー(シャクティ)と生命力(プラーナ)が宿ります。聖仙パラシャラは、第8ハウスを寿命のハウスと呼びました。第8ハウスに吉星が在住するホロスコープの持ち主は、生命力が強く、あるいは、針灸、太極拳、霊気などの微細なエネルギーを扱う仕事に興味を示します。

世界的ベストセラー『水からの伝言』を書いた江本勝博士はその良い例です。江本博士は、わたしたちの思考や言葉を通して発せられる波動エネルギーが、実際に水の分子構造に変化をもたらすことを、水の結晶を写真に撮って証明しました。江本博士のホロスコープでは、第8ハウスに4つの惑星(木星、水星、太陽、ラーフ)が在住しています。射手座ラグナの場合、これらの惑星は第1、9,10ハウスの支配星で、ラージャ・ヨーガを形成します。


第8ハウスによってもたらされる物質的な恩恵は、遺産、助成金、保険金、棚ぼた、配偶者のお金などです。第8ハウスは第7ハウス(人間関係)の第2ハウス(収入)なので、一般に他人のお金、とくに配偶者のお金を表します。

次のホロスコープは、金星/月の時期に莫大な遺産を受け取った女性のものです。彼女の父親は、莫大な遺産を残して逝去し、彼女の人生を完全に変えてしまいました。彼女はセラピストでしたが、突然、働く必要がなくなったのです。

彼女の金星は、生来的吉星であると同時に機能的吉星でもあります。その金星が定座の牡牛座の第8ハウスに在住しています。金星は、月から見ると第11ハウス(収入)に在住し、太陽から見ると第2ハウスに在住しています。彼女のホロスコープからは、確かに金星期、多額のお金を受け取る可能性を読み取ることができます。第8ハウスは死のハウスで、父親を表す第9ハウスから見ると、損失を表す第12ハウスにあたります。遺産を手にしたのは、木星が、富を表す第2ハウスをトランジットしていたときでした。トランジットの木星は、マハー・ダシャーの支配星である金星とサブ・ダシャーの支配星である月にアスペクトしていました。

彼女は父を失った悲しみと経済的な自由の双方を同時に経験したので、この祝福はミックスな結果をもたらしたことになります。これは、私たちの人生が複雑で、ダシャーの時期を吉凶のいずれかに単純に評価することはできないことを表しています。

 
激しい変化を経験するとき、サムサーラ、つまりこの幻影の車輪を、実際の車輪と見なして考えると意外と役に立ちます。車輪の軸に近づくほど、回転の半径は小さくなります。この原理は、私たちになぜ瞑想が必要なのかの説明となります。なぜなら、わたしたちの本質は平穏な境地のなかにあり、心の真ん中に意識を集中させることで、幻影の回転から逃れることができるからです。そのとき、意識が心とつながり、本来の姿に立ち返ることができるのです。

マリアーン・ウイリアムスは、『The Gift of Change』のなかで、次のように述べています。

「おおきな変化のとき、いちばんたいせつなことは、変わらないものから目を離さないようにすることです。急激な変化に翻弄されそうになるとき、不変なものは、わたしたちを正しく導く羅針盤の役目をはたします」

第8ハウスは、わたしたちを大いに揺さぶることで、変わることのない真我をわたしたちに悟らせる役目を果たします。
 
 
〔アナンダマーイー・マー〕

パラマハンサ・ヨガナンダの古典的著書『あるヨギの自叙伝』で、ヨガナンダは、アナンダマーイー・マーとの出会いの場面を次のように描いています。


ヨガナンダ:「あなたのご生涯について、何か話してくださいませんか?」
アナンダマーイー・マー :「パパ様は、なにもかもご存知ではあまりませんか。いまさら申し上げる事などございませんわ。私は、このかりそめの肉体を自分として意識したことは一度もございません。この地上に生まれる前も同じでした。子供のころも、私は同じでした。成長して女になっても、同じでした。このからだを生んでくれた両親が、この結婚のしたくをしてくれたときも同じでした。そしてパパ様、今こうしてあなたの前に居るときも、私は同じでございます。今後、神様のおつくりになったいろいろなものが永遠の舞台の上で、私の周囲を踊りながらどんなに移り変わって行っても、私はやはり同じでございましょう」

この部分はわたしのもっとも好きなパートです。そして、凶星の影響と第8ハウスの影響によって、人生において大きな変化を経験するときに覚えておきたい言葉です。

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引用なし

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