さとさん
最後に少しコメントしておきます。
さとさんは、今は悩みの星(8L)かつ傷ついている土星期です・・・吉と凶の波はありますが、まだ10年ぐらいはお仕事や人間関係で悩みが続くでしょう。
そこを超えるまでは、花を咲かせるための栄養の時期だと思って、頑張ってください。
人生には大きく分けて、2つの目的があると思います。
一つは幸せになること・・・
もう一つは、成長すること・・・
占星術的には、必ず凶星と吉星があります。
なので、どんな人にも幸せな時期と苦しい時期というのがあります。
一般に、凶星の時期はつらいですが、人間的な成長には良いとされています。
もし、神様がいるのなら・・・
人が幸せになれるように、吉星を作ってくれて
人が成長できるように、凶星を作ってくれたのだと思います。
凶星の時期は苦しいですが、苦しみの中にこそ、人生の課題があり、本質的な意味があるのではないかと思います。
あるアメリカのアンケート調査では、これまでの人生において非常に大きな苦しみや悲しみを経験したかという問いには、70%の人がイエスと答え、その中で、その苦しみが無かった方が良かったかという問いには、約80%の人はそうではないと答えたそうです。
おそらく人生には苦しんだり、悩んだりする以外では、手に入れられないものがあるのでしょう。
実は、そうやって苦しんで手にしたものは、 自分の「使命」・「人生の目的・テーマ」にも大きく関わってきます。
例えば、病気を克服した人が、元気になってから、同じような病気の人をサポートし始めたりするとか・・・
五体不満足で生まれた人が、障害者の理解を社会に啓発するために頑張ってしまうとか・・・
病気で家族や友人を亡くした人が、医者を志してしまうとか・・・
銃で子供を失った人が、銃規制の社会活動に乗り出すとか・・・
おそらく、苦しみの中から湧き上がるような感覚が出て、 「これこそが自分のやること」みたいに思えて、何かに導かれているような感覚があるのだと思います。
私はさとさんと同じような星回りなのですが、私にも、さとさんと同じくトラウマがあります。
もう、少年期〜青年期にあった苦しみですが、何十年も毎日思い出しています。
私の場合は他に苦しんだものがいまして、罪悪感を伴うものです。
他を苦しめていますので、「その苦しい出来事でも、あった方が良かった」とは口が裂けても言えません・・・
しかし、この大きな悲しみや苦しみが、宗教や精神世界、占星術に引きずり込むことになりました。
ということで、結局、何が言いたいのかといいますと・・・
その人の「使命・やるべきこと、向いていること」を考える時、いつも吉星・吉の室に着目しますが、凶星(凶の室)が担っている場合もあるという事です。
人生で一番悩んできたこと、困ってきたこと、苦手だったこと・・・
もし、それらを克服した場合、それはもちろん他の人も知りたい話だし、同じように苦しんでいる人を助けることになります。
その意味で、自分を助けることは、他人を助けることになります。
虐待で苦しみを受けた・・・
自分がうまく出せない・・・
人間関係が上手くいかない・・・
恋人ができない・・・
なぜこんな苦しむのか・・・
死んでしまいたい・・・
そんな風に、あなたがいつも悩んできたことから、
ほんの少しでも抜け出せた時、
そこで「得たもの」を伝えるのが、あなたの「使命」であり「やるべきこと」なのかもしれないですね。
またいつか掲示板に来てくださいm(_)m