▼藤咲さん:
はじめまして、み、です。
みたら、D9の7室が太陽。
ひとめでわかる、モラハラとかDV系の彼氏ができがちな配置でした。
過去に鑑定した人のなかでも、D9の7室に太陽がいた女性が、
「彼氏のモラハラで別れました」
といっていた人がいて、個人的にはわりとあたる法則だろうと思っています。
>2018年2月〜3月 彼氏と別れ、自己否定減少
別れて自己否定が減るんだったらさっさと別れようよっていうか、続かないから!
以上、2分で鑑定終わり、というわけにもいかないので、いったんまずはD1というメインチャートからみていきます。
専門用語は適宜読み飛ばしてください。
自分を表す1室の支配星・太陽が定座です。
ここに吉星の水星もいて、1室強そうなのに、なんでこんなに踏んだり蹴ったりっぽいことを書いてるのかな?
と思ったのですが、この太陽がガンダーンタという度数にひっかかって、定座なのにダメージを食らっている、というのがまずひとつあるのかな、と思います。
出生時刻によって若干の変動はありますけど、おそらく、心を表す月が、5室でガンダーンタにこちらもひっかかって、結構なダメージをくらってる、というのももうひとつの原因だと思います。
特に恋愛面で、傷つく経験がなかなか多かったようですが、5室って恋愛を表す場合があって、この5室で傷ついているので、そうした経験が多かったのでしょう。
さらに、D1からみられる、恋愛面でイマイチ度が結構高い理由が、恋愛を表す金星が2室で減衰しちゃってる・・・という状態。
2室支配星の水星がラグナロード太陽と同居してるので、多少の軽減はあるとは思いますが、太陽の状態が吉凶混合なので、どこまで軽減してくれたのかなぁとは思います。
1室の真向かいに、(1対1の)パートナー、配偶者を表す7室がありますが、こちらは土星支配で土星が定座。
これも定座なうえにヴァルゴッタマでかなり強いんですよね。
7室が強いということは、結婚運にとってはプラスに機能するはずなのですが、在住が土星なので、晩婚気味だったり、真剣なお付き合いに対してはすごく慎重なところがもともとあるのだろうと思います。
この土星は対面の1室に影響を投げてくるわけですが、土星には、「責任」という意味、「抑圧」という意味があって、この土星(パートナー)が、自分(1室)を抑圧してくる、という構図があるので、自分を押さえつけるような彼氏ができやすいというかそういう人に好かれやすいのだと思います。
ただ、この土星が逆行(注:逆行してる惑星は全チャートで逆行します)というのがちょっと厄介なんですよね。
土星が逆行してると、「責任がどっかいっちゃう」という感じになって、責任を負わされるとそれを最後まで遂げることがどうしてもできなくて途中で放り出しがちになる人が一定割合でいます。
藤咲さんの場合は、その傾向にプラスアルファして、「自分を放棄してる」という可能性はひとつ考えられます。
モラハラ系の人は、この手の人に狙いを定めやすいです。
何せ、なんでもいうこと聞いてくれちゃう、自分の思い通りに操作できる人を、彼らは必要としてるから。
もうひとつ、この逆行土星が悪く働くパターンが、「結婚という責任から(自分が)逃げてしまう」という傾向がある、ということ。
これはまだ年齢的によくわかりませんけどね。
で、問題のD9の方。
7室太陽で一撃できてるじゃん、と思ったのですが、D1の方もこんな状態のところにこれかよ、という感じはします。
さらにD9の7室にいる太陽が高揚してしまって非常に強い。
太陽が7室にいると、もともとパートナーは社会的には成功してる(こともある)けど、とんでもなくプライド高くてオラオラしてる男であることが多いです。
このタイプ、実は一番DVに走りやすいタイプですね。
太陽がガンダーンタにこちらでもひっかかってました。
モラハラ野郎は何人もみてますが、傾向的には、
・とにかく相手を支配したいオラオラした男
・相手が自分を好きでいてくれるか不安のあまりに束縛しまくる男(ストーカーになるのはこっちのタイプね)
の2パターンがあります。
両者に共通するのは、
「自分に自信がないとか、強烈なコンプレックスを抱えているとかで、身近なところにいる人を支配して、常に自分がこいつより上だと確認できる状況を必要としている」
ということ。
こういう人たちは、実は、恋人としての異性じゃなくて、母親としての異性を求めてるんですよね。
「こんなオレでも全部許して認めてくれよ」
っていう。
要は、自分が彼女を守ることはしないんだけど、自分のちっぽけなプライドだけは守ってほしいわけ。
ある年齢に達すると、
「ごめん、ムリ、私あなたの母親じゃないのよ」
って別れたほうがいいやって判断できますけど、藤咲さんの年齢ならまだそういう判断ができずに、
「私が助けてあげたいの!私しか助けられないの!」
みたいな共依存になっちゃうんだろうと思います。
こういう不健全な関係はやめましょう。
1回なったからもうわかると思うけど。
そりゃ藤咲さんみたく、尽くすタイプなら、相手からしてみたら支配しやすいですよ。言いなりになってくれちゃうもの。
もう素養として藤咲さんは狙われやすいものをもってると思います。
尽くすのはやめましょう。
で、太陽が強い上にガンダーンタなら、そりゃどっちのタイプも寄ってきます。高すぎるプライド傷だらけ、なので。
D1の7室にいる土星が結構強力にご自身を押さえ込みにかかってくるうえに、D9でも土星が定座で強く、強力に7室を押さえ込んでいるとなれば、逃れようがないような・・・(ごめん)。
D9の7室支配星の火星が2室定座でこちらも強く、同居してるのが、「ちくちくいやみな毒」のケートゥ。
しかもケートゥは高揚してるから結構強いです。
おぉ、モラハラされそうだ。
結構強い火星が、対面にある、悩みの8室に影響していて、8室は惑星で大混雑。
ラーフ(高揚)・月(高揚)・金星(定座)と水星。
あたま3つの星がとにかく揃って強いので、パートナーとの関係の中で悩みまくりそうなほどの8室強調です。
D9の1室支配星が金星なので、「悩むぞ!」という配置ですね・・・。
しかも吉星の大部分がここにいるのが痛かった。
欲望のラーフに月がかなり近接してるので、相手の欲望に自分の心が食い荒らされそうな感じの配置には確かになってます。
困ったなぁ、と思うのは、D9はどうみてもDV(モラハラ)されそうなチャートでありながらも、高揚・定座の数が結構多くて、チャートそのものは強い、ということなんです。
D1と総合してみると、晩婚にはなっちゃうかもしれないけど、D9の総合力がここまで強ければ結婚はするだろう、と思います。
でも、ここまでDVやモラハラに遭遇しそうなチャートだと、結婚して幸せなのかどうか問題がついてまわります。
これまで鑑定してきた人、自分を踏まえても、チャートにあることってどうやったって出るんです。
だから、藤咲さんにとって縁のあるのは、どうしたってオラオラ太陽野郎だと思います(引っ張ってってくれるし頼もしいところもあると思うけどね)。
そういう相手と藤咲さんがまだ少しでもまともに渡り合いたいなら、すべきことは、
「尽くさない。主張すべきところはする。相手の言いなりにならない。自己主張できるようになる」
に尽きると思います。
私は女ですが、
「こちらのいうことをきくだけの男をみると、ついつい見下したり、こき使ったり、振り回して捨てる」
というのも経験的に非常によくわかります。
自分がない男って、つきあっていて、めちゃくちゃ退屈なんですよ。
「自分がない」「相手にあわせてばかり」という人間は、そもそもこういう扱いを受けやすいんです。
そうならないために、上のようになる必要はあります。
モラハラする人って、程度問題かもしれないし、軽度であれば、実は相手にもよるけど、結局なおりません。
なんとかできるのはその人の母親だけなんだけど、恋人や妻は母親じゃないから、そんな役割こなせないし。
少なくとも私はムリですねー、そんな疲れるめんどくさい男。
もし奇跡的にこなしてくれる恋人がいたらその人のそばを離れないのかもしれないけど、満たされれば去っていきそうな気がするしね。
いずれにせよ、そういう人を選ばないか、そういう人と戦うスキルを身につけるのどちらかに尽きるんじゃないかと思います。
>友人に、恋愛についてなんか変だなと相談してみた所、精神的DVの傾向があると判明し(そんな風に言える程大袈裟ではないと思いましたが笑)、
友達に、
「藤咲の彼氏、おかしいよ」
って言われたのかな?
渦中にいるときは、自分にはわからないんですよ。特にこの手のタイプは、自分以外の人間との接触を断たせようとするから。
いい友達がいてよかったですね。
別れのきっかけは、友達のアドバイスもあったと思うけれど、友達からアドバイスをもらったあとに、藤咲さんが、それまでにないくらい強い言葉で相手を攻撃したからなのかな、という気がしました。
D9の2室に火星とケートゥがいるんですけど、
2室の火星=言葉がきつい(直接攻撃の、ぐさっ、というきつさ)
2室のケートゥ=ちくちくいやみな、言葉にとげがある
なので。
そんな藤咲さんにびっくりした元彼が、
「思ってた女と違う、別れよう」
とか言い出したからじゃないかと思うのですが、これはさすがにはずしてるかもしれない。
>過去にもストーカー気質の方や、独占欲が強い方に好かれやすく… どのような人を求めたら良いのだろうと思っています。
>
さっきも書いたけど、この手のDV系・モラハラ系の人の嗅覚ってなんか異様で、ターゲットになってくれるタイプの女を嗅ぎつけるんですよ。
ターゲットになりやすい女性もやっぱりこういうタイプに惹かれやすいから、注意してよく観察した方がいいですし、さっき書いたように、「自分を持つ」ことのほうが大事でしょうね。
結婚後でわかる場合もあるけど、そのときは、手に職つけておいてさっくり離婚しましょう!