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Re:仕事運と転職についてご教示下さい
 アヤスケ  - 19/12/6(金) 0:24 -
ご相談内容を拝見しました

かなり大変ですね…

まだまだ素人半分の自分がかなり部分的にですが私見を述べさせていただきます

まずA.Hさんの出生地なのですが検索エンジンでも「広島県因幡市」という地名は現存しなかったので見なし判断で「東広島市西条中央1丁目」という位置からチャート作成を行いました

ざっくりとA.Hさんのラーシチャート(生まれてから中年頃までの基礎運勢)とナヴァムシャチャート(中年期から晩年までの基礎運勢)を見比べてみました

まず一番の特徴はラグナ(西洋占星術のアセンダント)がラーシでもナヴァムシャでも同じになることです
惑星やアセンダントが二重になることを「ヴァルゴッタマ」と呼びます

A.Hさんのラグナはその両方で天秤座でありラグナロード(アセンダントの支配星)は金星です

金星自体の配置はかなり良くなかなか理想的ですね

金星は1室(ラグナ)以外に8室の牡牛座を支配して9室の双子座に太陽と同居(コンジャンクション)しています

インド占星術における独特な惑星の強さを推し量る手段として惑星の住む星座の度数を最高値から最低値に並べてそれぞれの惑星が異なる意匠を示す物事の担い手と見なしてそのアスペクトを考慮します

ここで言うアスペクトは西洋占星術の角度とは完全に違う形式になるものです

インド占星術ではそれぞれの惑星から7室目の部屋やそこに住む惑星にアスペクトが起こります
また火星・土星・木星・ラーフ(ドラゴンヘッド)は7室目以外の位置にもアスペクトします

重要なのはアートマカーラカ(略式表記「AK」)でこれはもう一人の自分自身
A.Hさんは太陽がAKとなり公明正大な存在感を持った方という印象ですね

そしてA.Hさんのチャートで強く注意すべき特質はラグナロードの金星が6番目に高い度数を持つ惑星であること
第6位の度数はギャーティカーラカ(略式表記「GK」)と呼びズバリ<困難の表示体>になるのです

申し上げにくい限りですがA.Hさんは自分自身が困難を今生で克服すべく望んでいらっしゃる運勢のようです

そしてインド占星術では数ある技法の中でも重要視する配置上の機能として「惑星交換」という概念があります
例えば私(アヤスケ)はナヴァムシャにおいて水星が牡牛座に住み金星は乙女座に住んでいます
水星は双子座と乙女座を支配し金星は天秤座と牡牛座を支配します

つまりアヤスケの水星と金星は互いの星座が逆転し交換される関係になるのです
これにより水星は乙女座に住むような強さになり金星は牡牛座に住むような強さを取り戻すという考え方をします
(なお惑星には星座に対する相性の良し悪しがあることは一応の基礎知識なのであまり触れないでおきます)

さてさて実はこの星座交換はナクシャトラ(12星座を一定度数ずつ区分しそれらの各ゾーンを独立させた上でその星座に対する本来の支配星とは異なる支配星を置く技法)でも成立します

A.Hさんは11室の獅子座にラーフ(ドラゴンヘッド)と土星が住んでいます
その2つが位置しているナクシャトラは「プールヴァ・パールグニ」でありその支配星は金星です
一方で金星は9室の双子座で「アルドラー」というナクシャトラの位置に住んでいます
その「アルドラー」はラーフが支配するゾーンでありこの関係から金星とラーフは交換対象になり互いの表意が影響し合うことになります

A.Hさんのラーフはナヴァムシャでもアセンダント同様にヴァルゴッタマになっており獅子座から動きません
そのナヴァムシャにおいて金星は獅子座の反対側の水瓶座に住んでラーフにアスペクトします

前置きが大変に長くなりましたがA.Hさんがご相談の趣旨とする問題点はここに起きていると私は考えました

金星はラグナロードである以上に<困難の表示体>であるためラーフとナクシャトラで星座交換してから更に後半生の運勢であるナヴァムシャでもラーフにアスペクトし運勢的に悪影響を与えてしまっています

ここでまたインド占星術の基礎知識の紹介となります

インド占星術では人の人生を125年という区切りで一つの大きな運勢の枠組みに見立てます
自分が生まれたタイミングから順番が固定された惑星ごとのリレーが死ぬまで続くという仕組みに基づきその時々の惑星が新しいラグナとなってチャートの1室目が違う星座へ動いていくのです

これを「ダシャーシステム」と呼びます

A.Hさんの今現在のダシャーは土星がフォーカスされる次期の終盤にあります
また土星と共にラーフの位置とその状況も強調されます

A.Hさんはちょうど40歳なので確実にナヴァムシャチャートの位置関係が機能しているはずです

ナヴァムシャにおける土星は乙女座でラーフは前半生と同じ獅子座に住んでいます
A.Hさんの今のラグナは乙女座となってラーフは12室に位置します
12室の対向の6室からは上記で述べたように金星が<困難の表示体>の象意を帯びてアスペクトします

なおラグナの土星は前半生(ラーシ)のチャートでも後半生(ナヴァムシャ)のチャートでも生来的な凶星の火星とお互いにアスペクトし合う位相になっています

前半生におけるラーフは11室という「願望達成・物欲・評価・所得」を表意する部屋に住んで11室の意匠をかなり強めていました
そこにラグナロード(今生の自分自身)が深く関わって運勢を好転させていたと読めるのです
(また金星自体は「高貴な悟り・極致」を意味する9室でAKの太陽と同居してかなり理想的な配置になっています)

それが去年の11月下旬から急転するように『悪い』ダシャーの配置に変わっている状況です

即ち土星は火星が支配する3室(初歩的な訓練・コミュニケーション)と8室(不本意な経験・自由に扱えない問題・災害)の悪意をアスペクトによって受入れり土星自体もその火星へアスペクトしてしまう位置関係にあります

このフルアスペクトはコンジャンクション(同一の部屋に住むこと)と同じ影響を与えます

ラーフは土星からみた12室(損失・死亡・浪費・外国)という最も凶意が深まる部屋に置かれ金星と木星からアスペクトを受けています
今現在の自分を表す土星は生来的にも凶意の惑星であり乙女座ラグナでは悪意を持つ部屋を支配してより凶悪な表示体になります

鍵となるのは4室で本来の星座に住む強い木星が土星の住む星座の支配星(水星)とコンジャンクションして火星とラーフに吉意のアスペクトを与える配置です

この木星は「マハープルシャ・ヨーガ」という最高の吉意をもたらす形を帯びています
<精神的な幸福>を表意する4室と<異性運・対人運>を表意する7室の支配星でありそのアスペクトは劣勢の状況を打開する重要な因子といえます

さて

A.Hさんの現行の運勢全般を表す土星期のダシャーは2024年の4月まで続く未だ長い途上にあります

木星の厚い加護とは別にご自身の精神状態を表意する惑星である月の配置も重要になってきます
月はナヴァムシャで5室の山羊座に住んで10室に住む火星からアスペクトされています
月は周囲からの評価に関わる11室の支配星でありこれが凶星の火星から傷つけられているためにA.Hさんの疲労感は限界に達していることが想像できます

また――

火星は8室を支配して10室(職業・実際の仕事ぶり)に住んでおり「不本意勝つ不可解な経験」を「職業」としてまさに無理強いされている状態になっています

あと4年と5ヶ月という月日はあまりに過酷ですがインド占星術ではトランジットというリアルタイムの惑星運動による運勢の変化も重要視しますのでどうか幸運が少しでも強まる時期に可能な自助努力を試みて下さい

教科書的で頼りないですがアヤスケからの占断は以上となります

何卒ご参考までよろしくお願いいたします


引用なし

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仕事運と転職についてご教示下さい A.H 19/12/5(木) 1:08
Re:仕事運と転職についてご教示下さい アヤスケ 19/12/6(金) 0:24
Re:仕事運と転職についてご教示下さい アヤスケ 19/12/7(土) 0:40
Re:仕事運と転職についてご教示下さい A.H 19/12/7(土) 1:31
Re:仕事運と転職についてご教示下さい アヤスケ 19/12/8(日) 0:15

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