お返事どうもありがとうございます
私もAmyさんのチャートをラーシとナヴァムシャで正しく見比べることが不完全だったようです
このレスでは人生後半のナヴァムシャチャートを確認しながらラーシとの相互関係を考えてみます
<ナヴァムシャチャート>
ラグナ…双子座(ラグナロードは水星)
→土星が在住
2室…蟹座
→在住惑星なし
3室…獅子座
→ケートゥが在住(ヴァルゴッタマ)
4室…乙女座(ラグナロードのもう一つの支配星座)
→在住惑星なし
5室…天秤座
→火星・水星(ラグナロード)が在住
6室…蠍座
→太陽が在住(ヴァルゴッタマ)
7室…射手座
→在住惑星なし
8室…山羊座
→在住惑星なし
9室…水瓶座
→月・木星・金星・ラーフが在住(ラーフがヴァルゴッタマ)
10室…魚座
→在住惑星なし
11室…牡羊座
→在住惑星なし
12室…牡牛座
→在住惑星なし
まずはラグナの状況
8室9室支配で吉意と凶意のバランスの危うい土星が在住し他の惑星からアスペクトを受けていない
双子座ラグナの土星は理不尽な苦難(8室)の後に深遠な悟り(9室)に少しずつ近づくような経験をもたらす
もちろんそれは土星が月とラグナの両方から見て凶意の部屋(3室・6室・8室・12室)以外の部屋に住む場合だといえる
Amy氏はこの土星がカーラカ・システムで困難の表示体(グナティ・カラカ)となってアスペクトを受けずにいるため恐らくはご本人が若年期においても猛烈な悲哀や孤独に苦しんでいたことの理由の一つだと思われる
また8室を支配する土星はその凶意が二重になるほど厳しいので自分自身の多くの人間的成長がラグナに住むこの土星によってひたすら邪魔されていることが伺える
水瓶座獅子座の軸でヴァルゴッタマになったラーフ・ケートゥは部屋に対する意味よりも星座における意味合いが強まる可能性が大きい
(ヴァルゴッタマとはラーシである星座に住んでいた惑星等がナヴァムシャでも同じ星座に住むことを言います)
ラーフが次の星座にあると
11水瓶座
家族を持たない。学識がある。友好的。話し方が優しい。
恐らくはこの水瓶座に対するラーフの象意がヴァルゴッタマの増悪によりラーシでも凶意の辛苦を感じやすい
しかもラーシでは7室に住んでヴァルゴッタマでは9室に住む
実際の人間関係(7室)と精神的な平和や安息(9室)が傷つけられていることとなる
ラーフは5室目と9室目にアスペクトするのでラーシでは本人の11室と3室を傷つけている
そしてナヴァムシャでは土星の住むラグナを傷つけ凶意を増悪している
5室でも凶意がより増した火星と同居してしまった水星を余計に傷つけている
ラーシではラーフがナクシャトラにおいて定座となっていることも悪影響の一つだと言える
それから6室
太陽がヴァルゴッタマ(蠍座)
蠍座は蟹座と同じ水の象意がある星座だがナクシャトラは土星が支配する「アヌラーダ」のため土星の暗い悪意でそこに住む他の惑星を濁らせてしまう影響がありうる
やはり激しさや暴力を担う火星の力を正しく制するという相性のため弱い凶星の太陽はその本質を損ないやすかったと読むのが正しいかと
ちなみに
太陽が次の星座にあると
8鰍座
向こう見ず。大胆。残酷。頑固。しっかりした原理原則を持たない。大器晩成。
怒ると怖い。結婚生活の不満。軍医、警察官に向いている。
ここでも < 結 婚 > という言葉がありますね…
また
第三室の支配星が次の室にあると
第六室
論争を好む。血縁との関係に問題がある。兄弟を助ける。尊敬を得る。
という結果
ナヴァムシャはラーシの奥深くからジワジワと影響するのでこの配置が父親の象意もある太陽の働きとして4室の家庭的な不和につながったと読むべきかもしれない
それから9室とその周囲の状況
9室そのものを見ると吉星だけが惑星集中してそのいずれもが吉意の部屋を支配している(月は2L/木星は7L-10L/金星は5L-12L)
だが問題はそこに月も住んでいることである
月からケンドラを数えていくと10室目に不穏当な働きを含んだ太陽しか住まない状況にになる
一応は完全なケマドルマ・ヨーガとはならないがこれはそのキャンセルのヨーガであるカルパドルマ・ヨーガであってもまだまだ弱い
また太陽の背後(12室目)にこのチャートのラグナロードが生来的機能的に二重の凶星となった火星とコンジャンクションしている配置
大人というべき年齢になった本人(太陽)からすると
「12室的な内向した無意識で感情(火星)と理性(水星)がせめぎ合う」
ような働き方が考えられる
なおそれは月から見た9室でありラーフがアスペクトしてやはり傷つけられている
Amy氏のナヴァムシャチャートのおおよその傾向は以上
次回は後日に職業運(D10)と子供運(D7)を読んでみます
アヤスケも太陽と火星がドゥシュタナの支配星で4室10室でフルアスペクトしてるのにね…
Amy氏の辛さをすぐに読み解けなかったことが悔やまれます
本当にすみませんでした
<(__)>