大変ご無沙汰しております
お返事ありがとうございます
ではでは早速ご質問にお答えします
>>12室は「自分を見失うほどの深い感情とその経験」といった解釈にもなり
> 早い話が異性との情事を意味している部屋でもあります
>
> (のみならず土星は「カーラカ・システム」という惑星を順位付けする仕組みで
> なつさんの【婚約相手】に当たる星でした)
>
>
>これは、その出会った人もしくは、その頃は、結婚に縁のある時期だった
>ということでしょうか?
このダシャーは
ラーシ本来のラグナ(魚座)から見た8室を更にラグナに見立てた場合の分析です
8室自体は「拒めない経験(激情や欲望)」という意味の悪い部屋ですが
なつさんのチャートでは7室と8室が吉星同士で星座交換するので
そこまで不愉快な結果ではなかったのかなと思います
ただしアンタルダシャーの水星をラグナとした時に
水星が住む天秤座(の金星)は同時にまた8室を支配して
9室12室支配の水星と星座交換します
8室の牡牛座という位相は「かなり強い本能的な欲求そのもの」といえる象意になり
それが悟りや哲学の9室と瞑想や無我の境地である12室を支配する水星と交わる関係は
「夢想のような憧れ」と「正直すぎる現実の自分」とが入り乱れて反復する状態です
水星がラグナとなったチャートでは真後ろの12室とその「反復」が起こりますから
きっと日常で不意に心の奥底に「夢をなぞっている」ような幻惑を覚えたりする場面が
あったのではないでしょうか
おそらくはこの星座交換で関係する8室と12室が『凶意の二重否定』を起こしてしまうので最終的に「振り出しに戻る」結果だったとも考えられます
またダシャーにおける他の惑星からのアスペクトを考慮するとわかりやすいかも知れません
水星(天秤座)をラグナとした時に対向の7室は火星が支配する牡羊座でした
この火星は2室も支配して「職業」の部屋である10室に住んで天秤座へアスペクトします
この配置自体は悪くないのですが
火星は前回の査読でも触れた『カーラカ・システム』で【困難の表示体】に当たる星でした
カーラカ・システムでこの火星はラーシチャートにおいて位置する度数の値が第6位となり6室の象意を帯びることになってしまいます
つまり生来的凶星としての働きが強くなっている状態です
こうした多角的な条件が重なったことで理想的な成り行きにはならなかったのだと思われます
以上がアヤスケなりの推論となります
さてそれから「お相手」様の新規占断についてですが…
すみません
やはり出生地と出生時刻は可能な限り正確であることが求められます
インド占星術では月の厳密な位置が算出できないことが大きな問題となります
またラグナと太陽も数時間の差で全く異なる象意や働きを持つようになるので
まずは出生時刻だけでもその記録は必須です
以上
<(__)>