Moyuku

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Re:適職について
 アヤスケ  - 20/6/7(日) 23:53 -
こんばんは

インド占星術を学んで5年ほどになるアヤスケと申します

そろそろお返事が欲しい頃でしょうから
老婆心ながら占断させていただきます


さて


<ラーシ・チャート> 【前半生の運勢/肉体的特徴】

1室(ラグナ)…蠍座(ラグナロード/今生の自分自身は 火星 )
→月・土星が在住

※月が9室を支配してラグナ在住(ラージャ・ヨーガ)※

※月が減衰※

2室…射手座
→火星(ラグナロード)が在住

3室…山羊座
→在住惑星なし

4室…水瓶座
→木星が在住

※木星が逆行※

※木星が5室を支配して4室在住(ラージャ・ヨーガ)※

※月から数えた4室目(ケンドラ)に木星が在住
 「ガジャー・ケーサリ・ヨーガ」※

5室…魚座
→ラーフが在住

6室…牡羊座(ラグナロードのもう一つの支配室)
→在住惑星なし

7室…牡牛座
→在住惑星なし

8室…双子座
→在住惑星なし

9室…蟹座
→太陽・水星が在住

※太陽がアートマカーラカ(過去生の表示体)※

※太陽が10室を支配して9室在住(ラージャ・ヨーガ)※

※太陽と水星のコンジャンクション
 「スーリヤ・ブッダ・ヨーガ」※

10室…獅子座
→在住惑星なし

11室…乙女座
→金星・ケートゥが在住

※金星が減衰※

12室…天秤座
→在住惑星なし


はい

まずはモンブランさんのおおよその性格を確かめてみます

インド占星術では自分自身を示す惑星が少なくとも3つほどあります
一つ目はラグナロード(1室の支配星)
二つ目は月(支配する部屋とは無関係)
三つ目はアートマ・カーラカ(過去生の表示体)

占星術は西洋式でもインド式でも
太陽と月を除いて必ず惑星が2つずつ星座を支配します
(太陽は獅子座・月は蟹座・火星は牡羊座と蠍座・水星は双子座と乙女座
木星は射手座と魚座・金星は牡牛座と天秤座・土星は山羊座と水瓶座を支配します)

モンブランさんは今生の自分自身を表す星がラグナと同時に6室を支配します
6室は「争い・不和・病気・競争・スポーツ」といった象意を担うので
望まずとも試練や困難を実感する経験が多かったはずです

その火星は
2室(容姿・声・家族・私有財産・あらゆる素質・食べること・食べ物の好き嫌い)に
住んでいます

モンブランさんは生まれてから成人する頃までの時運が良かったことが伺えますから
そこまで悪影響は強くないようですが
本来的に2室に住む火星は「乱暴で争いを好む」といった性格を周囲に感じさせます

この火星の位置が他の月やアートマ・カーラカといった
より多元的・多角的な性格判断で悪意を持たないようであれば
モンブランさんは善良な人柄と言うことができます

次に月の位置を見てみます

月は9室(悟り・哲学・理想・美徳)を支配して
1室(ラグナ)に住んでいます

ラグナに住む9室支配の星が住む配置が持つ性格は以下の通り

第九室の支配星が次の室にあると
第一室
幸運。政府や支配者から尊重される。行儀が良い。美形。学識がある。人気がある。

それから支配室を無視し単純に星が部屋に住む場合の配置を確かめます

それは以下の通り

月が次の室にあると
1室
もし上昇星座が、蟹座、牡羊座、牡牛座あるいは天秤座の時、また月が満ちて行く状態である時、その人は美形で、自由主義で、学識があり、金持ち。その他の星座にある時、月は悪い影響を与える。健康、富、幸福を損なう。

それから

星座に対する月の相性も重要です
蠍座に住む月の性格は以下の通り

8蠍座
両親や年上の兄弟から離れて住みたがる。口論好き。率直。残酷。否定的な性格。
幸福を得にくい。頑固。道徳観に囚われない。金持ち。

1.若いうちは場所を転々とする傾向がある。
2.自制心を失うと、いとも簡単に誘惑の虜になる。
3.目が黄色くなりやすい。
4.注意していないと、人妻に手をだす。
5.どちらかといえば高慢である。
6.肉親にも残酷なところがある。
7.お金を稼ぐためには手段を選ばない。
8.母親をあまり好きではない。
9.だましのテクニックを心得ている。

アセンダントと月が蠍座にあるとき
運に恵まれ、端整な顔立ちで、学究肌で、金持ちからも貧しい人からも好かれる。


かなり極端なことばかり書き連ねてありますが
モンブランさんはアセンダント(1室/ラグナ)に月が住んでいますから
最後の2行だけに注目すればよろしいかと思います


また
より重要視すべきは
ラグナで月とコンジャンクション(同居)する土星との関係です

モンブランさんのラグナ(蠍座)では
土星は3室(言語表現・立ち振る舞い・客観的な個性・生理的欲求)と
4室(自宅・家族と家庭環境・母親の印象・精神的な幸福・情緒)を
同時に支配しています

この土星と同居する月はインド占星術で最も尊い9室を支配しています
対して土星は実際の言動や行動欲求といった意味の3室を支配しています
3室と9室は互いに向かい合う部屋でありその意味は互いに相反します

その3室と9室の支配星が「生まれたままの自分自身」を指す1室で同居しているので
考えている自分(9室)と実際の自分(3室)が常に作用と反作用を繰り返すかのように働きます

また惑星同士には当然ながら相性があり
月と土星は
吉星である月と凶星である土星の組み合わせとなってしまい
本来は避けるべきペアとなります

しかし支配する部屋の意味自体は大きな矛盾が少ないため
モンブランさんはやや真面目でいろいろと考え事を重ねてからやっと行動するような
慎重で理性的な性格として周囲に接し周囲からもそのように思われている可能性があります

そして次にアートマ・カーラカ

占星術ではチャートにおいて部屋と星座が必ず度数を30度ずつ持っています
12の部屋と12の星座に対し30度の度数が割り振られ360度で円の形になるという仕組みです

その度数において
出生時に位置した7つある全ての惑星でその度数が最も高い惑星を
「アートマ・カーラカ」と呼び本人に顕著な性格の一側面と見なすのです

モンブランさんは幸運なことに
インド占星術でも重要な部屋の10室(職業・職場・実際の仕事ぶり)の支配星であり
チャートにおいてもまた別に重要な太陽(成人後の社会運・客観的な容姿の印象)が
過去生から持ち越した自分自身となります

しかも
それは10室を支配して実際の居場所は9室(哲学・悟り・達成)という
かなり良好な部屋に水星(知的能力の表示体)と同居します

太陽だけ見てもインド占星術で「ラージャ・ヨーガ」(王のように強い形)
となるだけでなく
惑星同士の相性でとても良い水星と同居することで
9室においてより一層の賢さを示す別の「ヨーガ」(『つながり』という意味)を
作り出しています

まずこの配置だけでも
かなり理性的で人間的な懐の深さが想像されます


最初のご相談の文面でもわかる通り
モンブランさんは随分と真面目で奥ゆかしい人柄のようですね


はい


それから4室と5室の関わり合いについて

モンブランさんはご出生時に木星が逆行しています

木星は
社会的に構築された「外的な秩序」(大げさに言えば文明や英知といった意味合いの)を
表意しており
この木星が強ければ学問の才能(どちらかというと文系寄り)を示します
また単純に木星はインド占星術で最高位の吉星であるため
強い木星は人間的な豊かさや優しさを与えます

モンブランさんはその木星が逆行することで
木星本来の意味が外に現れにくい運勢となっています

のみならず
惑星それぞれが持つ星座との相性で
木星は最悪の星座に住んでしまっています(「減衰」と呼ぶ状態です)

このため
木星が意味する「精神的な豊かさ」や「境遇から受ける幸運」が
ほとんど発展しない辛い運勢が続いてきたはずです

ただし
ただしです

インド占星術では
1室・4室・7室・10室を「ケンドラ・ハウス」
1室・5室・9室を「トリコーナハウス」と呼んで
その2種類の部屋が関わり合うことを
「ラージャ・ヨーガ」(王のように強い形)と見なす原則があります

上述した太陽の住む9室の状態がまさにこの条件を持っており
木星も5室(勉学・芸術・恋愛・努力による達成)を支配して
4室(精神性・情緒・品性)に住んで互いの吉意を刺激し合う関係となっています

減衰してこそいますが
この配置はやはりモンブランさんの人間的な格式の高さを育む配置です

『障がい児施設でボランティアの取り組みを考えている』といったご相談は
まさにこの静かで思いやりのある減衰した木星が良好な方向へ働いている証拠と言えます

おそらくこうした方面でモンブランさんは
ある種の芸術的才能を発揮できる余地があります

木星そのものが減衰するのはけして良いことではありませんが
モンブランさんのようなラージャ・ヨーガの配置で減衰する吉星は
とても利他的で自己犠牲の精神が実る公徳を持った配置です


またそうした傾向を前向きに想像させるのが11室に住む金星です

11室は「学びと働きへの評価・実際の収入・周囲からの信用」といった
自尊心や客観的な地位を意味します

その部屋で7室(対人運・異性運・恋愛傾向)と
12室(失うこと・眠り・非現実な世界・死・瞑想・性交の喜び)を
支配する金星が
西洋占星術で「ドラゴンテイル」にあたるケートゥとコンジャンクションしています

また
この金星は木星同様に減衰しています

支配する部屋を無視した原則としては
金星は木星と同じく強い吉星に分類されます

それでもモンブランさんはつくづく運が良く
金星が減衰してもそれが良い影響力を持つような配置に住んでいます

金星は
特に女性にとっては「第二の自分」と言うべき重要な吉星(性的な魅力の表示体)です
しかしモンブランさんの金星はそれが最も弱くなって「名誉の部屋」である11室で
ケートゥとコンジャンクションします

くどいようですがこれはけして悪い配置ではありません
11室はプライドと現実的満足を占める部屋でありまさに『欲望の部屋』なのです

その部屋でその意味を極限まで弱めるケートゥと減衰の金星が同居する配置は
無欲で対人関係に期待しない(見返りを求めない)性格をもたらします
12室の意味する「失うこと」にも無縁となりより実直でひたむきな態度を強めます

本当にモンブランさんは真面目で尊敬できる人柄のようです

モンブランさんは
あと数年で「ナヴァムシャ」(後半生の運勢)が始まる時期に差し掛かっています

ナヴァムシャについてはまた後日の占断とさせていただきます  <(__)>

引用なし

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適職について モンブラン 20/6/4(木) 15:43
Re:適職について アヤスケ 20/6/7(日) 23:53
Re:適職について アヤスケ 20/6/8(月) 0:01
Re:適職について モンブラン 20/6/10(水) 8:08
Re:適職について アヤスケ 20/6/13(土) 1:06
Re:適職について アヤスケ 20/6/13(土) 1:10
Re:適職について モンブラン 20/6/16(火) 20:38

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