さてさて
続いて本題のD150(ナディムシャ)について査読してみます
まずナディムシャとは
『非常に正確な特性、特徴、運命の種、過去と未来の凝視』(D60のより更なる極限の境地)
とのこと
四の五の言わず読んでみますね
ラグナはまたしても土星支配の山羊座でありD60の分析でアヤスケが私見を述べた通りです
少しでも木星の英知から離れようとする魂の意志が出ているようです
そして土星は思想に浸って精神を研ぎ澄ます水瓶座で定座となり木星とは逆方向に学びを求める志向を感じます
木星は法律や哲学に示される既知の秩序であるために「個」を排する完全な客観の善を結実させています
対する水瓶座の土星は歴史や既存の概念に立ち向かう『革新』の表示体となる開拓者を意味しています
水瓶座ラグナでは山羊座が12室を支配して形になっていない意味と価値をラグナロードが外的に具現化しようとする意志を無自覚に持つとされています
逆にちょびさんのD150は山羊座がラグナのため土星が1室2室を支配して即物的な現実主義者の性格を帯びる配置となっています(ラグナが魂であるのに対し2室は肉体と容姿を担うため)
2室の支配星がそのまま定座となり「持って生まれた全ての可能性を存分に実現しよう」とする自意識が強い
またその意志に応えるように7室でも支配星の月が定座となりラグナにアスペクトしています
この時点でちょびさんが強く願う『新しい初めての自分を見つけたい』という思いが現れていますね
カルマの数奇さがハッキリと見えていて感心いたします(゚∀゚)
そして何とも賑やかでやかましく感じるほどの位相を見せているのが3室・4室・5室
まず3室は6室9室支配の水星が減衰
同居する5室10室支配でラージャ・ヨーガ・カーラカの快美な金星は逆に高揚して爆発状態
極めつけは同居する惑星を壊れるまで暴走させる冥王星のコンジャンクション
3室の様相を一言で例えると「ビートたけしがXjapanを音楽に起用して映画を撮っている」ような感じ
言語表現の水星が全く働かなくなってセンス全開の金星に飲み込まれたままその2つの星に冥王星が大麻を打っていると言えばいいんだろうか…
水星は9室支配で金星は10室支配で減衰と高揚がブレンドされて帳尻が合うラージャ・ヨーガ
水星金星のコンジャンクションは洗練された美的個性を生み出し客観的にも完成度の高い自我を実現する
また金星と冥王星の接合は危うさが見え隠れするほどの性的魅力を与えて
水星と冥王星の接合は柔軟過ぎて終わりのない底なしの知性とカリスマをもたらす
この配置に対し先に2室では支配星の自室定座が起こっている
何というか本当に才能を持て余すナルシストがその力をひたすらくすぶらせているような有様
(魚座なので乱暴さは抑えられて静かにキレているといった態度)
……
とにかく的確に表現できない(´;ω;`)
それから4室
この部屋も平和とは程遠いです
牡羊座は太陽が高揚する星座であり8室(困難・理不尽・暴力)を支配するため4室が容赦なく傷つけられる
しかも同居するのは「革命的な発明」や「天変地異」の象意を帯びた天王星
年中ずっと台風が起きている家の中に誰が住めるのかという状況
(なお定座で強い土星が2室からアスペクトするから抑圧感がより暴力を誘っていてかなり危険)
何かがきっかけでそれまで仲間だった相手が敵になっていそう
鏡を見るのも面倒がるような性格
『平日ならちゃんと8時過ぎまでには学校に行くんだよ』と声をかけたくなる雰囲気
(そう言った次の瞬間には殴られてそうだなぁ…火星の星座だもんなぁ(;´Д`))
では5室に行きます
3室12室支配の木星と4室11室支配の火星がコンジャンクション
孤立無援の自己実現を強いられる「グル・マンガラ・ヨーガ」が成立
火星は4室支配で5室に住んで単独のラージャヨーガ(しかもアスペクトバック)
一方で木星は「肉体的な欲求と行動意識」の3室に「隠された感情や自分を見失う体験」の12室が組み合ってかなりオゲレツな惑星となって働きます
逆に火星は「周囲からの評価」(11室)と「精神的な強さ」(4室)を併せ持つため自分にとっての友情と義理を最後まで重んじる高潔な惑星として吉意を帯びます
実は先ほどのD60の査読で指摘し忘れていましたがこのグル・マンガラ・ヨーガはそのD60の4室10室軸でも起こっております
(また4室には月も住むので月と木星のフルアスペクトで「ガジャー・ケーサリ・ヨーガ」も並立する鬼のような配置)
今生ではかつて害悪の表示体だった火星が純粋で尊い惑星となって逆に木星は過去の栄達と理想の極致が地の底まで落ちた(堕ちた)かのような汚れぶり
何よりこの鏡合わせの逆転が木星の持つ象意である9室から9室目の5室で起こっているのが極めて興味深い
しかし火星と木星はちょうど吉凶が相反する支配室のラグナでヨーガを組んでしまうので感情と行動がチグハグになりやすい
新しい出会いから何かを信じ努力を始めても必ず諦めさせられたり投げ出してしまう傾向が続く様子
(それでも現行のダシャーは土星期だから2室がラグナになってこの違和感は解消される見込みアリ)
最後に6室
双子座の海王星
海王星はガスやアルコールやドラッグのような幻覚・妄想・ファンタジーの表示体
西洋占星術では魚座の支配星として働くとされており木星同様に強い「拡大力」を発揮するようです
(木星は副支配星になっていて西洋では魚座木星はそこまで強くない)
魚座が苦労と忍耐の6室に来るあたりやはりD60の名残を感じさせられます
ただし海王星は<トランスサタニアン>という太陽系の遠い位置で周遊する惑星のため冥王星や天王星と並んで非現実で極端な性格を本人に与える働きがあります
職業においてはデスクワークを続けられずあくまで自分の憧れを求めて職業を転々とする傾向
視覚に訴えるようなデザイン業で実務力を身に着けて成功するパターンがあるようです
……
まさに今ちょびさんがお勤めの職業がそんな感じですね
しっかり当たってますね(*^^)v
とまぁ
こんな感じ
いかがでしたか?
相変わらず勉強不足のアヤスケです
<(__)>