お待たせしました
Yjtsさんのナヴァムシャチャート(後半生の運勢)とダシャムシャチャート(職業運)を占断いたします
<ナヴァムシャチャート>
ラグナ…蟹座(ラグナロードは月)
→在住惑星なし
2室…獅子座
→太陽・月が在住 ※太陽が自室にて定座※
3室…乙女座
→ラーフが在住
4室…天秤座
→在住惑星なし
5室…蠍座
→在住惑星なし
6室…射手座
→火星が在住
7室…山羊座
→在住惑星なし
8室…水瓶座
→在住惑星なし
9室…魚座
→水星・ケートゥが在住 ※水星(アートマカーラカ)が減衰※
10室…牡羊座
→木星・土星が在住 ※土星が減衰※ ☆木星(10室)と火星(6室)が星座交換☆
11室…牡牛座
→金星が在住 ※金星が自室にて定座※ 【ダラ・カーラカ/結婚の表示体】
12室…双子座
→在住惑星なし
まずは前回の未指摘事項から
12室で孤立しアスペクトを受けない金星はチャート全体の位置関係からすると幸運度はやや低い傾向でした
太陽からの2室目に吉星が住むヨーガに「ヴェーシー・ヨーガ」があります
『ヴェーシー・ヨガ Vesi Yoga』
〔成立条件〕
月・ラーフ・ケートゥ以外の惑星が、太陽から2室目にある。
〔影響〕
ヴェーシー・ヨガにおいて、2室に吉星がある人は、穏やかに話し、約束を守り、誠実で、幸せである。勇敢で、親切で、人気がある。長身で、ゆっくり歩き、曲がった体を持つ。稼ぎと出費のバランスが良く、いくらかの富が授けられる。
【金星】
『憶病。困難に直面する。楽しい旅をする。負かされる。』
太陽から2室目に金星が入る人は、人生を楽しむ。交流を楽しみ、多くに恵まれ、魅力的。優しく、情熱があるなどの傾向があります。
……
「困難に直面」して「負かされる」というのは吉兆ではないんですがそれは(;’∀’)
実感はございますか?
(アヤスケにも全く同じ配置でこのヨーガがありますが上記の鍵括弧2点は禿げ上がるほど実感できますね)
ただし
太陽の背後(10室)には火星と水星が住んでいます
なので
『ヴォーシー・ヨガ Vosi Yoga』
〔成立条件〕
月・ラーフ・ケートゥ以外の惑星が、太陽から12室目にある。
〔影響〕
ヴォーシー・ヨガにおいて、12室に吉星がある人は、有能で、慈善的で、卓越した話し手で、王と同等であり、誠実である。
その人には名声が与えられ、博識で、強く、良い記憶を持つ。胴回りに強い体格を持つ(太ってるってこと?)。
凶星の場合は、上記と全く反対の効果を示す。
【火星】
その人は、戦いで勝利を得る、有名になる、自分の富のみで生活する。
太陽から12室に火星がある場合、強さと勇気と、強い考え、論理、理知、無謀さを持ちます。火星が凶星により傷ついていたりコンバーストしている場合には、押しが強く(pushiness)、押しつけがましく(forcefulness)、注文が多い(demanding)傾向があります。
【水星】
甘くしゃべり、美しく、年長者に従順である。
強思慮深く、公平で、実務的な傾向。
そして
『ウバヤチャリー・ヨガ Ubhayachari Yoga』
〔成立条件〕
月・ラーフ・ケートゥ以外の惑星が、太陽から2室目と12室目にある。
〔影響〕
ウバヤチャリー・ヨガのある人は、王か王と同等であり、幸福で、話すことが好きで、良い演説家である。
その人は学識があり、強く、親族を守る。政治が好きであり、熱意があり、幸運に恵まれる。あらゆるものを享受し、安定している。多くの召使いを持ち、楽しみを享受する。平均的な体だが、背は高くない。非常に強い。
と いうことです
人生は結果オーライです
辛くとも真面目に頑張って報われる生き方が最後は最も正しいとアヤスケは思います
腐らずおごらず行きましょう(*^-^*)
ってな訳で改めてナヴァムシャチャートの解析に入って参ります
先ずラーシとの大きな違いはかつてラグナロードだった水星がナヴァムシャでは減衰(完全な弱体化)していること
しかし蟹座ラグナでは3室(基礎訓練・努力)と12室(損失・死・瞑想・眠り・妄想)という悪い部屋同士を支配するかなり凶悪な惑星になるのでこれもまた結果オーライ
しかもケートゥ(ドラゴンテイル)とコンジャンクションするので単なる減衰よりも更に弱い水星になります
またこの状態が9室という「理想や悟りや美徳」を担う部屋に住んでアートマカーラカ(魂のように本質的な自分)として働くのでかなり特別な働きを持った水星となりそうです
この水星は3室の自分の部屋にアスペクトしほんの少しだけ惑星の能力が回復する配置
3室(周囲への言動・コミュニケーション)にラーフ(ドラゴンヘッド)が住んで支配星の水星に助けられるのですがその星自体がとても弱いのでソフトなやんわりとした雰囲気でなおかつ『言う時は言う』ような性格
それでも「あの人(Yjtsさん)は随分と気が長い人だ」といった評価を受けているのではないでしょうか
(12室は「怒り」という含意もあるのでその支配星の減衰は本人の性格に無口さと穏やかさを与えます)
次に10室
またして木星と土星のコンジャンクション
もちろん距離が相当に近いから当然の結果ではありますが(‘ω’)
この組み合わせが10室で起こるあたり確実にYjtsさんは教師の素質がある方です
木星は哲学者や弁護士や宗教者という大まかな「英知」の表象です
それに対し土星は職人や教官といった厳格な「指導者」の表意を持ちます
この配置が前回のラーシではラグナで起こっていたためその時点でYjtsさんの適職は教育者のニュアンスが強いのです
逆行しないグレート・コンジャンクションに生まれた方は間違いなく何かしらの才能を秘めているタイプの大人になります
しかもそれは無駄がなく実用的で貴重な技術だったりします
ただし
Yjtsさんの土星はナヴァムシャで牡羊座に住み減衰しています
従って土星が持つ厳しい克己心はほとんど無くなっていて何となくマイペースな雰囲気だけ強い
一方で木星は住む星座の性格がそのまま極端に出てくるので支配星の火星のような激しさが現れてきます
(しかし木星自体は強い吉星のため乱暴さは控えられると思われます)
それからまだまだ特別な関係がこの10室には起こっています
ズバリ「星座交換」です
Yjtsさんはジョーティッシュを独習していらっしゃるので用語としてはご存じかも知れません
早い話が2つの惑星の住む星座が相互の支配星座になっていて正しい組み合わせに交換できるという状態を指します
Yjtsさんの木星と火星はちょうど交換できる関係になっています
問題はそれが6室(苦労)と10室(職業に関わる全ての物事)という部屋同士であること
ハッキリ言ってこれは不運の傾向が強まる配置です( 一一)
普通に働いて(10室)いるのに本人の取り組み方が必ず問題(6室)を招くからです(>_<)
なおかつ火星と木星の深い交わりは「グル・マンガラ・ヨーガ」という孤高のヨーガの亜種とも言えるペアリング
お気の毒ですがこのヨーガはまさに「自助努力による達成」を意味する無援の道のりを示すものなのです
(ちなみにアヤスケもこのヨーガがナヴァムシャのケンドラ同士でガッツリ出来てまーす(。・ω・。)ノ♡)
3室支配の水星の減衰と木星が10室で凶星(火星・土星)とだけ関わり合う配置
しかも火星は生来的に6室の象意を担う表示体であり実際の6室在住は良くも悪くも「ガッツを生み出す」配置
う〜ん(*_*;
木星と土星の支配室は6-7-8-9とぶち抜きの順番で悪い部屋の6室と8室がその象意を10室で干渉させ合う状況
マイペースながらも地道に頑張っているのにとにかく「ギクシャクとチグハグ」が職場で生まれている感じ
ここに来てYjtsさんのお悩みがジワジワと見えてきた様相ですね
ご相談内容に占断が近づいて参りました
続いて2室の様子
太陽は2室支配で自室在住
要するに自信満々でプライドが見え隠れする配置(太陽はそもそも火星と共に「男性性」と「実行力」の表象である)
そこにこのチャートのラグナロードである月(自分の「心そのもの」の表象でもある)が同居するので
2室的な自分(才能や個性その他を含む自分像)を徹底して実践することが!
即ち!!
自分の所在そのものだ!!!
という態度
だけど肝心な報連相の対外的周知力(3室)は減衰した水星が担っているから
と に か く 上 手 く い か な い ( ´ Д ⊂ ヽ
Orz
落ち着いて下さい
ここでYjtsさんの唯一にして最高の救世主・それは――
金 星「待 た せ た な ☆ (●^o^●)ノ」 金星さん!!(゚д゚)!!
心の4室と評価・信頼の11室を支配して何ともありがたい11室在住の定座 (*´▽`*)
自尊心が守られるのみならず10室から2室目にある「目指すべき大好きな自分」になれる部屋
そこに生来的にも吉星の金星が居ることの素晴らしさよ(^_-)-☆
しかーも★
だけじゃないッ★★
ジョーティッシュではナヴァムシャで恋愛や結婚の可能性を診るというのが慣例です
この金星はYjtsさんの結婚の表示体となる「ダラ・カーラカ」に当たります
これは結婚相手のイメージそのままです(金星は男性にとって「妙齢の女性」の象意)
その金星がラーシで12室に単独で住んで「隠れて」いるような配置
つまり…
なかなか美人でご立派な奥様に恵まれていらっしゃいますね( *´艸`)
無傷なまま牡牛座の定座で4室支配とか理想的すぎるくらいですホントに
またこの金星は月をラグナと見なす「チャンドラ・チャート」では10室に位置し見事に<マハープルシャ・ヨーガ/マーラヴャ・ヨーガ>になっています
(11室にて定座となり月から見ると10室…もしかすると職場結婚でしょうか?)
何卒ご家族様と形影一如に努められますよう <(__)>
さて最後に今現在のダシャーを確認して占断の〆とします
今の時運は『ケートゥ‐土星期』です
Yjtsさんの年齢的にはチャートが過渡の途上にあるようですがまだラーシかと思われます
ケートゥが即席のラグナのようになりますが副運の時勢で土星の住む星座がより具体的にクローズアップされます
つまり今の運勢はそのまま本来の乙女座から見た傾向を帯びるようです
(ちなみにお子様がご出生の頃は「ケートゥ-木星期」でした)
(ケートゥはYjtsさんの5室に住んで「実子」の運勢を表しており木星にも同じく「子供」の象意が含まれています)
(その木星からケートゥへの5室目のアスペクトが起こることで木星の『子供』という象意がまさに生じていました)
土星は最も遠い部屋までアスペクトするという法則があり土星自身の部屋から数えた10室目へアスペクトが起こります
つまり水星と火星に対して土星が働きかける運勢が生じるはずです
乙女座ラグナでは土星は5室(努力と創意・才能)および6室(労働・争い・病気)の象意をもたらします
この場合の土星は吉意の部屋(5室)が先に来る順番なので6室の凶意は弱いといえる見込みです
(5室は6室から数えた12室目のため6室の意味が薄れる)
なお40歳を過ぎた来年の8月からはダシャーが金星期に入ります
おそらくその頃なら完全にナヴァムシャチャートに基礎運が移り変わっているでしょうから吉意が期待できますね☆
以上を持ちましてアヤスケの占断を終わらせていただきます
長らくお付き合い下さりまして誠にありがとうございました
<(__)>