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Re:アヤスケ様へ…時刻修正にて

アヤスケ - 21/8/23(月) 23:30 -

大変ご無沙汰しております！

改めましてこの程はアヤスケを再度ご指名下さり誠にありがとうございます<(_ _)>

ご相談の旨を承知いたしました

では早速ですが
ご提示の時刻に従ったナヴァムシャチャートの再分析と評価に入らせていただきます

はい

<ナヴァムシャ・チャート>　【後半生の運勢/過去生からの余禄】

1室(ラグナ)…乙女座(ラグナロードは水星 )
→ラーフが在住

※ラグナがヴァルゴッタマ※

2室…天秤座
→在住惑星なし

3室…蠍座
→在住惑星なし

4室…射手座
→火星が在住

5室…山羊座
→在住惑星なし

6室…水瓶座
→在住惑星なし

7室…魚座
→水星・ケートゥが在住

※水星(ラグナロード)が減衰※

※水星がラグナにアスペクトバック※

8室…蟹座
→木星・土星が在住

※土星が山羊座にアスペクトバック※

※土星が減衰※(8室で凶星が減衰するため｢パラーシャラの例外則｣)

※6室の支配星が8室に在住(ヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガ)※

☆火星と木星が星座交換☆(かつ｢グル・マンガラ・ヨーガ｣)
→(3室8室対4室7室のヨーガ)

※7室に水星(吉星)と9室に金星(吉星)が住んで8室を挟み込む
→｢シューバ・カルタリ・ヨーガ｣(シューバ・サンキャ・ヨーガ)※

9室…牡牛座
→金星が在住

※金星が自室在住で定座※

10室…双子座
→在住惑星なし

11室…蟹座
→在住惑星なし

12室…獅子座
→太陽・月が在住

※太陽が自室在住で定座※

その他備考として

・月から見た5室と９室が星座交換(４室対５室のラージャ・ヨーガ)
・月から見た金星が10室で定座
　→(パンチャ・マハープルシャ・ヨーガ/｢マラヴィア・ヨーガ｣)
・月から見た9室がシューバ・カルタリ・ヨーガ
・月から見た8室で水星が減衰(｢パラーシャラの例外則｣)
・月から見た9室で6室支配の土星が減衰(｢パラーシャラの例外則｣)
・土星を高揚させる星座の支配星がラグナから見た4室に住んで星座交換
　→｢ニーチャ・バンガ・ラージャ・ヨーガ｣

はい

今回のご相談のためにわざわざプロ鑑定士へ一旦確認をご依頼されたとのこと
以降に再びアヤスケの占断をご希望いただきましたことは改めて光栄に存じます

ありがとうございます(*’ω’*)

それでは本題

チャートの概要を分析しますと
YJTSさんのナヴァムシャはかなり完成度が高い方に分類できます

まず1点目にラグナがヴァルゴッタマであること

ある感受点(惑星やアセンダント)のラーシ・チャートでの配置が
ナヴァムシャでも同じ星座に位置しているとそれを｢ヴァルゴッタマ｣と呼びますが
YJTSさんはラグナがラーシ・チャートと同じ乙女座になり
乙女座らしい性格が強く現れることになります

YJTSさんの若年期はラグナロードの水星が10室で定座して旺盛なヨーガを形成し
そこに火星が同室して方角上のステータスが最良となる『活きのイイ』配置です

それに対比して
ナヴァムシャではラグナロードの水星が威力を失う｢減衰｣の星座に住み
西洋占星術のドラゴンテイルに当たるケートゥが同室して更に水星を抑制しています

また
その水星には火星が射手座からまたアスペクトするため
ナヴァムシャでも火星からの影響を水星が受ける状態となります

このコンディション自体は強弱が混在する乱脈的な変動の運気を与える傾向で
7年前の3月初旬頃まで心身ともにかなり変調しやすい｢不意打ち運｣が続いたようです

ただし
その水星は月をラグナとした場合に凶意の部屋である8室目に位置が改まり
凶意の部屋で惑星(吉凶に関係なく)が減衰する配置が成り立ち
結果的に｢風が吹けば桶屋が儲かる｣的な逆転の幸運をもたらす突飛な条件となります
(とはいえ火星がアスペクトする配置は精神的な余裕を削がれる疲労と不快感が伴う)

これらの特徴から伺えるのは
｢久遠の悲願を秘めつつも度重なる困難に失意と怒りが抑えられなかった｣ご様子

特に職業運を占う別のチャートでは
上記同様7年前の春頃まで何かと気分を害されやすく
腐らず一途に取り組む姿勢を邪魔したがる尊大な連中に苦悩した光景が浮かびます

YJTSさんは元来とてもエネルギッシュで勉強熱心な方のようですが
目指す高みが遥か彼方を狙っているためか
若い頃ほどやる気が即ち我武者羅な負けん気とイコールになりやすく
先輩筋からは｢カラ元気でうるさい奴だ｣と思われていた節も見受けられます

しかしYJTSさんの隠れた本質は素朴に乙女座的なキャラクターであり
不思議とよく気が付く直観力(直勘力)に恵まれた職人肌の人だと言えます
(乙女座は思春期の少女を象徴する星座であり鋭い感悟の才能を示します)

それから

2点目には非常に素晴らしい星座交換を持っていることです

星座交換とは
ある２つの惑星同士が偶然にお互いの支配する星座に住んだ場合に生じるヨーガです

YJTSさんの火星は木星の支配する射手座に住んで
木星は火星が支配する牡羊座に住んでいます

そのため火星は牡羊座に在るかのように気骨十分に強く働き
木星は射手座に住むように行動力と成長性を自在に発揮します

月をラグナとした場合に限られますが
この星座交換は交差する部屋同士がインド占星術で特に吉意の高い最良のペアであり
｢人間的な成長とその喜び｣という象意の5室に
｢学びを通じて獲得される悟りと哲学｣という象意の9室が結びつくことになり
9室の本質を担う5室と5室の結果が実現した9室という理想的なヨーガだと言えます

YJTSさんにとってより高度な学びはむしろ既知の理解を確かめる訓練のようです
好きなことに本気で向き合う時が単純に心地よく喜ばしい経験となっているはずです
(高次な抽象度のある知識を噛み砕いてアウトプットするのが楽しく感じられる様子)

一方でそれはラグナから見た場合に吉意の部屋(4室7室)と凶意の部屋(3室8室)が
木星(吉星)と火星(凶星)というやはり相反する組み合わせで成り立つため
ペースが落ち着かず｢ムラっ気｣の中で派手に発散される個性として映ります

はい

最後に3点目の特質というべきは金星の高位な品格を帯びた配置です

これはかつて前回の占断でも指摘しました通りですが
YJTSさんのナヴァムシャは金星が最も優れていると言えそうです

本来のラグナから見た金星はすでに述べたように
｢人間的な理想へ達する臨界点｣を意味する9室を支配して9室にそのまま定座します

YJTSさんが憧れる夢想感や学びが成熟する中での快美な極致感は
この金星が与えています

しかも

この金星は月から見た10室目であり
インド占星術で至極な吉意の結実である｢マハープルシャ・ヨーガ｣を生じています

この金星はラーシで逆行せず吉意が純化され
その奥深い核心たるナヴァムシャにおいて励起し
更に火星と土星の2大凶星が全く触れられない位置にあるためにその成長は守られ
学びの途上で加速していく自分自身への相克心が明るく白熱して輝くかのようです

そして

今まさにYJTSさんの時運(｢ダシャー｣と言います)は
2041年の早春まで続く甘露な金星の恵みと喜びの年月に入っています

YJTSさんの今生における悲願の成就に向かう果報の一時は
これから始まることになりそうです

ただし
それはラーシ・チャートにおける12室(隠居・引退)に住む金星がもたらす運命のため
人知れず陰に日向に切磋琢磨を絶やさない修行のような日々かも知れません

職業運を担う別のチャートでも
この金星はラグナと月の両方から見て吉意を帯びており
自らを見つめる静かな営みが多くの人の耳目を引き付けるでしょう

数年後には多くの人の心を刮目させている姿が思われますね

近い未来はまだまだ芳しくありませんが何卒ご自愛くださいませ　　<(_ _)>

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