み さんからご質問がありましたが,宝石処方とは別の話ですし,自分の経験で回答できるほどでもないので,別スレにさせていただきます。
惑星戦争の勝敗や逆行は基本的なところのはずですが,その効果等についていまいち断言している書物が少なく,難儀するところですよね。
わたしの調べたところでは下記のとおりですが,
他のみなさまがたも,よろしかったらコメントください!
1 「light on life」「インド占星術の秘宝」では,逆行するとむしろ効力が強まると書いてはあります。逆行=地球に近い からのようです。
2 KNラオ氏(系統)のご著書には,
・「逆行惑星は不安定になるといわれている」(赤い本)
・「月と逆行する水星が絡むと犯罪を犯す要求が強まる」など主に否定的なニュアンスでの摘示が5件(ラオ先生のインド占星術シリーズ3 基礎編パート1)
・「逆行する惑星は良い性質をすべて失う」とする占星術愛好家への,皮肉ともとれる記述あり(同シリーズ5)
・「本場BVBのインド占星術家が実例で教えるホロスコープの読み方」では,「逆行惑星は理工系の傾向をもたらす」との記載が約3件のみ
・「マークボニーのザ分割図」「同パーラーシャラの例外側」では「逆行」の文字の使用なし(検索にひっかからない)
3 BPHSでは,
(1)吉星が6,8,12で逆行し凶星のアスペクトがあると出生後1月以内に死亡(9章3−6)
(2)逆行するとシャドバラ上,高得点。60点加算(27章21−23)
(3)ダシャーの発現順序が逆になる(47章3−4。星座の0−10度に位置していればダシャー前半,11−20度なら中盤,21−30度なら後半に発現が基本だが,その順序が逆になる)
(4)女性のホロスコープにおいて,月または(原文では「及び」かもしれない)ラグナがパーパカルタリヨガ(凶星が12室在住,逆行する凶星が2室在住)の場合,その女性は彼女の夫の家族及び彼女の父親の家族を壊すことが懸念される(80章42)
ということで,
1.ちょっと強くなる
2.普通でない働きが出ることがある
というところが大勢でしょうか。でも,3惑星逆行している人とかいますので,逆行=完全凶化と解釈すると,かなりバランス悪いですね。どんだけ残念な人生なんだか。
ちなみにナーディ占星術においては,星の強さではなく,ステージが2つに分かれるとか,動きについての解釈になります。例えば,先のYさんの場合,
・金星が木星とコンジャクトしていた(ナーディ的には結婚OK)のに,逆行でわざわざ木星から離れてラーフ土星とコンジャクト
→ので,「ギリギリ結婚には至らない」とよみました。
・1室の出生地からラーフのある12室に金星(ナーディ的には女性の身体)が移行するので,「出生地から離れて外国(今回は沖縄でしたが)へ」という解釈も可能でしょう。後付けですが。