【運命と自由意志⑫】:花の香り
前回、“ 死の理由 ” について書きましたが、「サンカルパ」という本に私の好きな言葉があります。
恋人を亡くした青山さん(著者)に、サイババが語りかけるところです。
この言葉は、もう何百回も心の中で反芻しました。
誰かが亡くなったとき・・・自然を考える時・・・死を考える時・・・
いつもこの言葉を思い出します。
花は咲き
芳香を放って
散っていく
そうして また 種となり
別の地で さらに美しく 咲いていくのだ
その時 花は
以前のことなど 覚えていない
周りもまた、それに 気づかない
ただ咲き・・・
香り・・・
他の生命を 楽しませる
この自然の摂理を
お前たちだけが 嘆き悲しむ
『サンカルパ』 -青山圭秀
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