久しぶりのナクシャトラです。

22番目は 「修羅場な」 ですね・・・いや、「修羅花」かな。

 

22.シュラヴァナ

山羊座10度00分~山羊座23度20分

 

シンボル:並んでいない3つの足跡

支配神:宇宙の維持者・ヴィシュヌ

支配星:月

使命:アルタ

体の『部位;耳・性器

ヨニ:猿

グナ;サットヴァ

 

 

ヴァラーミヒラ曰く、「月がシュラヴァナにある人は、繁栄し、博学で、気前の良い配偶者を持ち、金持ちで有名になる」

 

 

〔性格〕

シュラヴァナは、サンスクリット語の動詞で「聞くこと」に関連する。

シュラヴァナは、学ぶことと知恵の後援者であるサラスヴァティと関連し、文字的にも象徴的にも深遠な知識や賢明さ、とりわけ言葉により知識を運ぶことを示唆し、それらはシュラヴァナの最も重要な特徴の一つを形づくる。言語の学習、また噂の習慣などを含む、すべての言葉による伝達をここでは含む。

モハメッド・アリは、蟹座のアーシュレーシャのアセンダントで、その支配星の月はシュラヴァナに入ったが、彼の敵や聴衆を魅了(アーシュレーシャ)する言葉(シュラヴァナ)を使った。

サラスヴァティと関連して、シュラヴァナの支配神である維持の神・ヴィシュヌは、ヴェーダ-やヴェーダンガのような原初の状態の神聖な言葉の伝承することをこのナクシャトラに引き起こす。これを、拡張して解釈すると、この星宿は過去の世代知識について教えたり教示したりすることを示す。

ラグナか月がこのナクシャトラにあると、優しく慈善的で、人道主義的になる。また、非常に音楽を好む。

 

〔職業〕

人に耳を傾ける性質と、人に言葉・情報を広める伝達力がある。それが音楽の場合もある。新しい流行、情報を収集、操作していく分野、あるいは、それが必要とされる分野に適している。また、聖典を教えたり、伝えたりすることもこのナクシャトラが支配している。

宗教の教師、学者、教育者、伝統を守る人、大学、古典、言語学者、ジャーナリスト、レポーター、コラムニスト、ブロードキャスター、広告宣伝業、音楽家、噺家、伝統を守る人など

 

〔その他〕

また、シュラヴァナは歩調(gait)を支配しており、9室(おしり)、10室(膝)、11室(くるぶし)、12室(足)の支配星がこのナクシャトラの中で傷ついた時、歩くことについて不自由・障害があるかもしれない。

また、シュラヴァナは旅を示唆する。

また時として、泌尿器系の問題を引き起こすかもしれない。

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