マントラを覚え・・・

ギーを作れるようになったら・・・

流れ的に、もうあとは、プージャをするしかないではござらんかっ!!(←?)

 

というわけで、今日はプージャです!

 

『プージャとは』

神様への供養・礼拝のことをプージャと言います。

なんでも語源的には、「プー」は「花」で、「ジャー」は「生ける」を意味しており、花を生けることなのだそうです。

現在では、お菓子やランプ、聖水、お香、礼拝など、様々な物をお供えすることをまとめて「プージャ」と呼んでいます。

お寺でしかできない大掛かりなプージャもありますが、一般の人々(在家信者)がする読経やお供えなんかもプージャと言ってよいでしょう。

インドでは、プージャは生活の中に溶け込んでいて、何も特別なことではなく、毎日の日課としてプージャをしています。

 

我々、インド占星術師としては、占星術の神様であるガネーシャ、そしてスーリヤにプージャを捧げたいところです。
(※ラオ先生の本に、太陽神・スーリヤのマントラ、プージャが薦められています。)

 


まずは、インド占星術師以外にも人気が高いガネーシャからです!

YouTubeから、家庭でできるガネーシャ・プージャの動画を以下に載せておきます。

 

 

上記の2つの動画をまとめて解説してみます。(まぜこぜにしたので、間違ってるかも)

【1.必要なもの】

●祭壇

  • 神像 or 聖画(=ムルティ:神との媒介をなすもの。何はともあれ、これが無ければ始まらない。)
  • 赤いクロス

 

●法具(全部無いといけないわけではありません)

  • 金属トレイ (法具を乗せるもの。真鍮や洋銀や銀、ステンレス。)
  • ハンドベル (ランプを捧げる時などに鳴らす)
  • お香立て (インドの小さいお香立ては灰が飛び出そう。日本の仏式のでもいい気がする。)
  • カラシャ (水瓶:ミルクや聖水を入れる)
  • オイルランプ (そのまま灯すタイプと、手で持ってくるくる回すタイプ)
  • 金属容器 (ターメリックやクムクム、生米、お菓子などを入れる)
  • 綿の紐・または綿 (ランプの芯に使う)

 

●お供え物&消耗品(一例です)

  • ギーまたはオイル (ランプの燃料)
  • 花、花びら、花輪
  • お香 (インド製は輸入品なんで、割高だと感じる人は日本の仏教用のでもいいのではと思います。)
  • 牛乳 or 聖水 (ガンジス川の水とかローズウォータなどが売ってますが、無い人はただの水でもOK。水道水が嫌な人は、個人的に富士山麓などのミネラルウォータでもいいのではと思います。エッセンスを入れて、香水にする人もいるようです。)
  • クムクム ( ローリー:赤い粉)、またはビヴーティ(牛糞の灰)、またはサンダルウッドのペーストなど (神像と自分のおでこにつける)
  • 生米とターメリックと混ぜたもの (アクシャット:akshat)
  • 香水
  • お菓子 (神様に供えるのは、しょっぱいものより、甘いお菓子がいいでしょう。プラサードでしょっぱいのを貰ったことはないです。)
  • ココナッツなどのフルーツ
  • グラス・草 (インドでお供えしたとき、お供え専用の特別な草があるそうですが、それが日本で手に入るかどうか・・・)

(※お供え物は全部必要なわけではないです。ご予算と、手に入りやすさを考慮して選んでください)

 

ちなみに、シーター・ラーマさんや、ヴェーダーセンターさんで、プージャ・キットを売っています!(必要とあらば、シーター・ラーマさんで護摩キットも買えます!)
http://sitarama.jp/?mode=cate&cbid=58553&csid=2

http://vedacenter.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=1551364&csid=1

海外だと質の高いものも買えます。海外発送してくれるか分かりませんが。
http://thepujashop.com/index.php/puja-items.html

(ちなみに上記ショップは、当サイトとは何の提携関係もございません。)

 

【2.プージャの方法】

  1. 朝の場合は、理想的には日の出直前に行う。プージャが終わるまで、食事は取らない。
  2. 体を洗う。最低でも手と顔を洗い、歯磨きをする。
  3. 東側にテーブルを置き、赤いテーブルクロスを敷く
  4. 陶器製のランプを灯す
  5. お香に火をつけまわりの空間を清める
  6. ガネーシャ像をテーブルの上に置く
  7. ガネーシャを招く儀式のお祈りをする (※主よ、お越し頂き、私のプージャをお受けください)
  8. 聖水をかける。 神像が小さい場合は、深いトレイに聖水や牛乳を入れ、それに神像を浸し清め、布で拭く(神像を着飾らせる場合あり)。
  9. クムクム(ローリー・赤い粉)を神像のおでこに塗る。神像が小さい場合には、神像に塗りつける。(ちなみに、おでこの印をティラック(tilak)と言います。ティラックの中で、女性がつけるドット状のものをビンディ(bindi)といいます。)
  10. 自分のおでこにクムクムを塗る(ティラック)
  11. 場合によって、この神像のティラックの上に生米(akshat)を貼り付ける。(※akshatは裕福さ富のシンボルであり、サンスクリットでは「破壊できないもの」という意味がある)
  12. 聖なる紐を首に掛ける
  13. 神像にランプを見せる
  14. 神像にお香を見せる
  15. 香水をかける
  16. お花(花輪)、ライス、フルーツ、食物、聖水、草などを捧げる
  17. 他にお祈りしている人がいれば、帰依者の頭にもライスや花を掛ける
  18. 少なくとも108回、ガネーシャ・マントラを唱える。(※オーム・ガン・ガナパタイェー・ナマハ=オーム、ガナパティに帰依いたします。他のマントラも知っていれば、追加でどうぞ)
  19. 終わったら、ランプを掲げ、時計回りに何度も回す(縦の円)。ベルを鳴らしながら行ってもいいです。(※この閉めの儀式をアラティ(=close)と言います。)
  20. 花びらを神像の足元に備え、神様が来てくれたことに感謝を捧げる。(※主よ、プージャに来ていただき、感謝申し上げます。どうか私どものお供え物を受け、再び聖なる地にお戻りください。※この神像から離れていただく儀式をVisarjanと言います。ちなみに、神像のことをムルティといい、電話のような役割をします。このムルティを媒介として、神様がやってくると信じられています。ムルティ自体を崇拝しているわけではないです。)

(上記の方法が絶対というわけではありません。流派により異なると思います。また、自分のレベルに合わせて、適宜省いてください。)

 

ご家庭で簡単プージャのお時間でした・・・

さぁ!これであなたも、明日からプージェストです!!^^

 


 

さらに レベルアップしたい人はこちらをどうぞ(↓)

(↓)おそらく、市販のプージャキットの解説ですが、配置やお供え物の順番などの解説があります。

 

(↓)マントラが本格的です。何個もあるガネーシャの名前を唱えています。ここまで来れれば、もうあなたもブラフミンの仲間入りです!

 

(↓)この方、絨毯の上でホーマ(護摩)してます・・・大丈夫かな(^^;

 

ガネーシャにお供えするためのお菓子:Modakの作り方はこちら(↓)
(ヒンズー語ですが、字幕を押すと英語が出ます。(設定から日本語翻訳もできますが、精度は悪いです))

 

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