本日、22;30ごろ、太陽が山羊座(マカラ)に移動しますね。

インドではこの日をマカラ・サンクラーンティ、またはポンガルといいます。(カルターナカではマカラ・サンクラーンティ、タミルナードゥ州、アーンドラ・プラディーシュ州ではポンガルと呼ばれています。)

マカラは「山羊座」、サンクラーンティは「移動」という意味で、太陽が山羊座に移る日という意味になります。
インドの行事は月の暦を基本にした物が多いですが、これは太陽の移動を基にしたお祭りです。

インドではこの日が冬至にあたり、ここから徐々に昼が長くなり、暖かくなっていきます。この日をインドでは収穫祭として盛大に祝われています。(牛や額をカラフルに化粧をしたり、皆が凧を揚げるらしいです)

プラーナ文献によると、太陽神・スーリヤが息子である土星神・シャニの家(山羊座)を訪れる日と述べています。
父・スーリヤとその息子・シャニはお互い天敵同士なんで、この時期は大変な時期になるかと思いきや、実際は逆で、この太陽が山羊座に入る時期は、父である太陽を招き入れ、父と子が過去の諍いを忘れ、新しい関係を作るのに適した時期だと言われます。

また、ビシュヌ神が、アスラ(悪魔)を始末し、それらの頭をマンダラ山に埋めることによって、それらからの恐怖を終わらせた日とも言われています。

従って、この時期は人々に平安と喜ばしい変化をもたらし、ネガティブな物の終わりと、公正な時代の始まりを表しています。

また、出生図で太陽または土星が弱い人は、このマカラ・サンクラーンティの日に、太陽神スーリヤまたは土星神・シャニにマントラをささげると良いとされています。(太陽の象徴であるルドラークシャ(12面)かルビーをつけて祈るとさらに吉祥だそうです。)

 


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