研究掲示板で、DOMINGOさんに、IshtaphalaとKashtaphalaについて返信しましたので、こちらにも記載しておきます。


ジャガンナータ愛用の方は、シャドバラの値のとなりにIshta phalaとKashta pharaというものがありますね。

なんなんでしょうこれは・・・あまり聞いたことないですね。^^;

 

イシュタパラ(Ishta phala)と カシュタパラ(Kashta phara)は、惑星の吉凶の尺度です (主にダシャーにおいての)
(※綴りからするとイシュタファラ、カシュタファラになりそうですが、発音を聞いているとファラでなくパラに聞こえますので、パラで表記します)

〇 イシュタパラ(Ishta phala)=√(ウッチャバラ×チェスタバラ)

〇 カシュタパラ(kashta phala)=√{(60-ウッチャバラ)×(60-チェスタバラ)}

で計算されます。

※ウッチャバラ(UchchabalaまたはOchabala)は在住星座による強さ
※チェスタバラ(chestabala)は星の動きによる強さ
参考:http://indian-vedic-astrology.com/brog-1/2014/11/26/シャドバラ(shadbala)-星の強さ/

イシュタパラとカシュタパラは1~60までの値をとります。

また、太陽と月はチェスタバラ(Chestabala)値を持っていないため、違った形で見積もります。
太陽と月のチェスタバラの等価の値を得るために、下記の計算をします。
太陽と月の経度に90度を追加する。もしも得られる値が180度より大きいならば、それは360からマイナスした値をとる。その数字が太陽・月のチェスタバラ値である(この目的のためのチェスタバラ値)。
また、この値は3により割られることにより、Shashtiamsa(=6分割図)におけるChesta Bala値を得る (←訳しましたが、何を言ってるのかやや不明)

※著者注:おそらく、maxを60とするために、3で割った値をチェスタバラとして使用するのだと思います。でないと、カシュタパラで虚数が出る可能性があるので・・・

 

この見方としては・・・
イシュタパラがカシュタパラよりも大きい時は、その星のダシャーの期間において、良い時期になり、
カシュタパラがイシュタパラよりも大きい時は、その星のダシャーの期間において、悪い時期になるとのことです。

 

 

解釈をすると・・・
これらの値は、惑星の強さの判断基準の中でも、「その惑星が在住する星座(ウッチャバラ)」と「その惑星の動き(チェスタバラ)」に特化して決定した吉凶判断ということになります。

 

う~ん・・・それで、ダシャーの良し悪しが分かるのかなぁ。^^;
惑星の支配・在住の室の方が、星の強さより吉凶に効く気がしますが、この計算だと入ってなさそう。

また、一般的に良く使われる強さの指標のシャドバラとどう使い分けるか・・・
ちゅうか、シャドバラ中には、ウッチャバラもチェスタバラもあるわけだし、他の判断材料の多いシャドバラの方が正確なんじゃなかろうか・・・

う~ん・・・良く分からんです^^;

私のチャートから出したイシュタパラとカシュタパラ値に基づき、自分のダシャーについて見てみたけど、あまり合ってない気がするなぁ。

まぁ、今後の鑑定で使用して、合ってるか合ってないか検証していきたいと思いますm(__)m

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