今日もマイナー技法です。

ジャガンナータを使っていると、前回のウパグラハと同じく、基本情報に聞いたこともないラグナが多くありますね。訳分からんのは精神衛生上良くないので、チャッチャとかたずけてしまいましょう。

簡単に説明しますので、興味のあるものがありましたら、ご自分でさらに詳しく調べてください。

 


 

【Bhava lagna】

バーバ・ラグナ(Bhaava lagna, Bhava lagna)は、気質・性格・内在する力を示す。省略形はBLで表記。2時間で1星座を移動。

  1. 日の出の時刻と、日の出の時刻における太陽の経度を調べる。
  2. 出生時刻と日の出の時刻の差を調べ、“分”の単位に変換する
  3. その値をそのまま度に変え、日の出の時刻に足す。(360以上の場合は、先に360×nを引く)
  4. その経度がバーバ・ラグナ(BL)

 

例)ある人が 7:23 pm. に生まれたとする。
その日の日の出時刻が 6:37 am でそのときの太陽が山羊座の24°17′ とする。
BLを求めると・・・

  • 19:23–6:37=12 時間46分=12×60 + 46 min = 766 min
  • 太陽の経度は270+24°17’=294°17’
  • これに766を足すと1060°17’。
  • 1060°17’ー360×2=340°17’
  • BLは魚座の10°17’

 


 

【Hora lagna】

ホーラ・ラグナ(Hora lagna)はお金、富、繁栄の観点から見たラグナ。ビジネスマンなどの良い時期・悪い時期を決めるのに重要。省略形はHLで表記。1時間で1星座を移動。

  1. 日の出の時刻と、日の出の時刻における太陽の経度を調べる。
  2. 出生時刻と日の出の時刻の差を調べ、“分”の単位に変換する
  3. その値を2で割り、そのまま度に変え、日の出の時刻に足す。(360以上の場合は、先に360×nを引く)
  4. その経度がホーラ・ラグナ(HL)

 


 

【Ghati lagna】

ギャーティ・ラグナ(Ghati lagna)は名声・力・権力から見たラグナ。政治家などの良い時期・悪い時期を決めるのに重要。ギャーティカ・ラグナ(ghatika lagna)とも呼ばれる。24分で1星座を移動。非常にセンシティブで、誕生時刻が正確じゃないと使えない。

  1. 日の出の時刻と、日の出の時刻における太陽の経度を調べる。
  2. 出生時刻と日の出の時刻の差を調べ、“分”の単位に変換する
  3. その値を5倍し、出たその値をさらに4で割る。そのまま度に変え、日の出の時刻に足す。(360以上の場合は、先に360×nを引く)
  4. その経度がギャーティ・ラグナ(GL)

 


 

【Sree lagna】

スリー・ラグナ(Sri lagna, Sree lagna):Sreeは、富、またはラクシュミを示し、スリー・ラグナはラクシュミのいる場所を示す。富・繁栄にとって重要で、スーダシャー(Sudasa)に使われる。

  1. 月の入っている星宿(ナクシャトラ)を見つける
  2. その星宿なかで、どのぐらいの比率の位置にいるか調べる
  3. ゾーディアック(360°)で同じ比率の位置を見つける
  4. ラグナの経度を足したのが、スリー・ラグナ(SL)

 


 

実際、どのように使うかは、また次回・・・m(__)m

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