インド占星術、もとより、占いというものは基本的に処方が弱いです(風水など一部を除く)

インド占星術も見ることには長けていても、処方・開運といえば・・・
宝石・金属、マントラ、ヤントラ、プージャ(礼拝や加持祈祷)、瞑想、薬草、ルドラークシャ、善行、菜食、断食などのみですね(もちろん助言というのはあるが・・・)

これらはどれも、一般の人が見れば胡散臭いなと思うに違いないものばかりです。(自分でも、どこまで効果があるのかは不明です^^;)

仮に本当に効果があるのだとしても、実際にマントラを唱えたり、ヤントラをつける人はごくまれでしょう。
開運のために菜食主義になりましたなんて人は、おそらく皆無です^^;

 

さて・・・日本では少し遠くて厳しいのですが、インド人にとって非常に人気のある開運法(?)があります。
それが、「ティルパティのヴェンカテーシュワラ寺院」への巡礼です。
ここは、インド一の聖地としてあげる人も多いです!

日本で言うと、伊勢神宮とか出雲大社とかでしょうか・・・
しかし、日本人にとってのそれ以上の人気を誇ります!

ここはインドで絶大な人気を誇り、あのケチなインド人が惜しげもなく大金をお布施するのがこのお寺です。

まず、お布施の額はヴァチカンに次いで、世界第二位!
インドの物価が西洋の10~30分の1であることを考えると、感覚的なお金の価値としてのお布施では世界一でしょう!

また、巡礼者数も世界一です!
時期によっては、神像の前に行くだけでも1~2日並ぶほどの参拝者の数です。
毎日平均5~10万人、お祭りなど人の多い時期はこの数倍、年間3000~4000万人と言われています。

ちなみに世界の主な聖地の巡礼者数を見てみると・・・・

  • サウジアラビアのメッカ:193万人  ←訂正:1300~1500万人だそうです。(193万はハッジの時期のみとのこと)
  • メキシコシティのグアダルーペ寺院:1,400万人
  • フランスのルルドの泉:800万人
  • バチカンのサンピエトロ寺院:700万人
  • ポルトガルのファティマの聖母:450万人

で、2位のグアダルーペ寺院の2倍以上!巡礼者数は世界ダントツ一位ですね!

 

ヴェンカテーシュワラ神はバラジ、スリニヴァサとも言い、ヴィシュヌ神の化身でもあります。(シータラーマさんでは、神像が売ってます)
またヴェンカテーシュワラは、「人々の罪を浄める者」という意味です。
ヒンドゥー教の聖典によると、帰依者の信仰心に応えたヴィシュヌ神は、ヴェンカテーシュワラ神として、このカリ・ユガ(悪の時代)に人類の救済と向上のために顕現したと考えられています。

この神様は、非常に霊験あらたか、現世利益的です。
あらゆる願いがかなえてくれることで非常に有名な神様です。むしろ、お金や恋愛で困っている人がいたら、叶えずにはおられない!^^
インド人もそのパワーを知っているから、皆、苦労して並び、惜しげもなくお布施を出します・・・それが何倍にもなって返ってくることを知っているからです。

また、ここでは髪を剃って、奉納する人もたくさんいます。だから、ティルパティ行った後は坊主頭になっている人が多いです。

 

Tonsure_tirupathi

本当に仕事や恋愛で困っていて、たまたまインドに行く機会があったら、こちらのお寺に行ってはどうでしょうか・・・

もしかしたら、へたなインド占星術の開運技法より、余程効果があるんじゃないかと思われますm(__)m

(もちろん、欲・願望のためだけではなく、この神様に本当に心をこめて祈らないと意味がないと思いますが・・・)

 

参考HP:
http://en.wikipedia.org/wiki/Tirumala_Venkateswara_Temple
http://blog.premasai-jyoti.shop-pro.jp/?eid=609712
http://blog.livedoor.jp/mariaoyama/archives/65640085.html
http://ameblo.jp/balasaibaba/entry-10944714196.html
http://indo.to/kahkashaan/2008/07/27/%E7%9D%80%E3%81%AE%E3%81%BF%E7%9D%80%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%BE%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%86%E3%82%A3%E5%B7%A1%E7%A4%BC/
http://furunosawako.blog59.fc2.com/blog-category-47.html
http://www.airegin.net/blog/2012/03/post-8eee.html

 

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