またメルマガのコラムからの転載です。

今日はムドラーについてです。

ムドラーというのは手印のことです。
例えば、真言宗では、各仏様に対応する手印があります。
僧侶が呪文みたいなのを唱えながら、手で印を結んでいるのを見かけますね。
あれは、仏様を呼び出しているんだそうです。

今日は、お坊さんがやっているような難しいのではなく、まず簡単なチンムドラーというものを・・・

 

よく仏像で、手がOKマークしながら、手のひらを上向きにしているを見かけますよね・・・
瞑想している人も良くやっています・・・あれがチンムドラーです。

これです(↓)
chin-mudra

指にはこんな意味があります。

  • 親指:神・真理・叡智 (ブラフマン)
  • 人差し指:人・自我、魂 (ジーヴァ)
  • 中指:プライド (サットワ)
  • 薬指:欲望 (ラジャス)
  • 小指:無知 (タマス)

親指はブラフマン〔神〕を表し、人差し指はジーヴァ〔人〕を表します。

親指と人差し指で輪をつくるのは神と自分とをつなげるという意味になります。
その際、プライドや欲望や無知に象徴される指を外に向けることで、それらを近づけない、または外に出すという意味があります。

瞑想の時などにチンムドラーを組むと、ちょっとだけ集中力が増したり、雑面が入りにくくなるような気がします。

瞑想をやる人は、お試しになってくださいm(__)m

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