メルマガのコラムからの転載です。


 

さて、トランプ氏、ヒラリー氏とやったので、今日は大統領選のダークホース!バーニー・サンダース候補です。

大変残念ながら、時刻データはありませんでした。
http://www.astro.com/astro-databank/Sanders,_Bernie

一応、お昼頃の設定でチャートを出してみます。(Asは消してあります)
月も19:35頃に魚座から牡羊座に移動するので、月ラグナでも見れないですね。

バーニー・サンダース

ただ12:27というデータもあります。
もしそうなら、蠍座ラグナとなり、10室太陽・定座、ラグナロードが定座になるので、かなり合いそうです。

獅子座なんかも、かなり整合性はよさそうですが・・・太陽1室・定座、2室に水星・金星も、スピーチがうまそうです!(彼は8時間ずっと演説のフィリバスター(議事妨害)をしています)

ただ、個人的には射手座ラグナの可能性が濃厚の気がします・・・

・正義の射手座。10室に3吉星Ve+Me+Ju(アスペ)あります!(ちなみにD9でも乙女座にJu+Ve+Me(アスペ))
・Veはヴァルゴッタマ、多重ニーチャバンガ!何個だ?!Asからケンドラ、Moからケンドラ、支配星と同居、支配星が高揚、高揚の惑星と同居・・・数え切れませんな!
・ラグナロードは、奉仕の6室+奉仕・民衆の土星こ同居、10室にアスペクト!

チャートを見ますと、減衰と高揚(or定座)が入り混じってますね!(※が高揚or定座、が減衰です)
こちらもかなり特徴があります。

時刻が分らないので、ダシャーが出なくて、予測の立たないのが痛いです・・・(^^;

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さて、どんな人かと言いますと・・・

wikiはこちらから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B9

wikiにはあまり書いていませんね・・・
私も良く知らなかったのですが、調べると、非常に面白い人です!
個人的に大好きになりました!^^

最近、支持率を上げ、ニューハンプシャーではヒラリーに圧勝!・・・まぁ、サンダース地元ですので、有利なのは当然ですが、それを考慮しても、若者にすごい人気です!!

ちょっと、裏で何かしてそうなヒラリーや、成金・暴言魔のトランプ氏とは違い、イメージは、清潔!誠実!

トランプが極右、ヒラリーが中道なら、サンダースは極左と言われてます。

この資本主義の権化ともいえるアメリカで、自称「社会主義者」を掲げて立候補してます!
主に貧富の差の縮小・格差の無い社会への政策を取ってます。
そして、彼の矛先は、経済を牛耳って貧富の差・格差社会を増長させているウォール街・超高所得者に向けられています。

具体的な政策は以下のとおりです。

〔富の再分配・税収制度の改正〕

  • 中産階級から搾取して富を独占するウォール街を解体し、収入と富の平等を図る
  • リーマン・ショック再発防止のための、厳格な金融業界への規制。
  • 大企業の租税回避地(タックスヘイブン)を経由する課税逃れの取り締まり強化
  • 富裕層への増税


〔選挙制度の改正〕

  • 金権選挙撲滅のための政治資金規制
  • 政治家への企業による大口献金の禁止
  • 全国民の選挙権の保障
  • 徹底した温暖化対策。
  • 男女の賃金平等化


〔労働条件の改正〕

  • 全国の最低賃金を15ドルにする。まず政府が率先して実施。
  • 病気休暇中の保障を全労働者に
  • 有給休暇を全労働者に
  • 家族休暇・医療休暇を全労働者に
  • 労働者が組合に入る権利を支援
  • 子供の貧困と若年者失業の削減
  • 全労働者の病欠の有給化(家族ケア、長期療養も含む)。


〔医療制度・教育制度・社会保障の改正〕

  • 公立大学の授業料を無料化。
  • 北欧のように国民全員が無料で医療を受けられるようにする
  • 全国一律の官営医療保険制度の創設(国民皆保険)
  • 製薬業界への締め付け
  • 不法移民の合法化。同時に国境における「壁」建設には反対。
  • 市民権獲得の道を開くための移民法の改正
  • 崩壊しかかっているインフラの再建
  • 質の高い保育サービス

彼の主張する政策は素晴らしいですね!
彼の主張を簡単に言えば、『公平な世の中を作ろう・格差をなくそう』という事です。
まさに社会主義者です!

ただし、問題点はあります・・・非常に素晴らしい政策ですが、現実的に見て、資金面や各会派の合意という面で、ほとんど達成は不可能と言われてます。

大学の学費、莫大な医療費はどこから持ってくるのか・・・その問いにサンダース陣営は「ウォール街から」と回答しているそうです。

ウォール街からの反発は必至ですし、後ほど追記で紹介しますが、現に圧力をかけられています。
どこまでできるかは疑問なところがあります。

このあたりを皮肉って、ヒラリーはこう言います。「私の目指すものはバーニーと変わりがない。ただ、私は実行可能なことしか約束しない・・・私は現実主義者だから」

ただ、これに対してもバーニーは、富裕層から献金を受けているヒラリー氏とは違い、一般からの寄付で選挙戦を戦う非主流派の自分こそが改革を実行できると訴えてます。
ヒラリーに対しては以下のように言ってます。

「ところで誰とは言わないが、一部の候補者に対してゴールドマン・サックスは非常に多額の講演料を支払っている」(←ヒラリーのことです)

「1回の講演で22万5000ドルもらうには、本当に本当に優れていなければおかしいはずだ。」

確かに、多額の支援を受け取っている候補者たちには、彼らの支援者に不利益となるような改革はできないでしょう。
政治家も、彼ら巨大なマネーを持つ産業に支配されています。

銃産業からの支援、政治献金があります・・・銃規制が進むわけはありません。
医療・保険業界からの支援・政治献金があります・・・医療改革・国民皆保険が進むわけはありません。
ウォール街からの支援・政治献金があります・・・格差是正するような、税制度改革・金融規制強化が進むわけはありません。
軍需産業からの支援・政治献金があります・・・戦争がなくなるわけはありません。

政治家は、言わば大企業や金持ちの利権を守るのが仕事なのです。

いったい、これらの経済はどれぐらい歪んでいるのでしょう?
サンダース氏の言葉を借りると、

・国民の収入格差は、上位0.1%の金持ちが持つ富は、下方90%が持つ富の合計と等しい
・近年では、経済がもたらす新たな収入の99%は、上位1%に行っている

アメリカでは何100万人が失業し、路上生活をし、医療費も払えず、学校にも行けず、貧困にあえいで苦しんでいるのに、片やトップにいる人たちは、その従業員の何100倍もの給料を貰っている・・・恥ずべき社会ですね!
現在あるのは、富裕層の富裕層による富裕層のための政治であり、経済です。

これらの巨大産業に支配されておらず、どの会派にも属さず、昔から無所属で一人闘っているバーニー・サンダースにこそ、人々は期待しているのです。
サンダース氏は、経済ゲームのルールを支配しているのがウォール街だという現実を訴え、彼らの支配を終わらせようとしているのです。

 

最後に、彼の「語録」を紹介します。
のら猫寛兵衛さんがバーニーの演説を訳してくれてましたので、転載します。

http://blog.so-net.ne.jp/noraneko-kambei/2016-02-05-1


サンダース語録 1985〜2015 [アメリカ大統領選挙 2016]

バーニー・サンダースの1985年からの発言集を聞くと、長年この無所属で民主社会主義の政治家がいかに一貫して弱者の擁護を訴え、格差に慷慨し、金権政治に反対し大企業に反対し軍事費に反対し権利の抑圧に反対して来たかが分かる。そして驚くのが、彼の言っていることがいかに今の日本にぴったりと当てはまるか、である。日本はまさにアメリカの地獄を必死に後追いしているだけである。だから彼の躍進は日本に飛び火する可能性を秘めていると思う。

だから、アメリカ大統領選候補指名争い、来週火曜日のニューハンプシャーを乗り切って、さらに旋風を巻き起こしてほしい。そしてそれがそのまま、日本の夏の選挙に向けて新しい運動に火を付けることを期待したい。その思いで[語録」を訳してみた。

1m_Bernie20Sanders201985

「私たちのいま住んでいる世界はこうだ。このことを考えると落ち込みそうになる。数億人という人々が餓死寸前、いまこの瞬間に餓死寸前だ。なのに、世界の超大国をはじめもろもろの国は、おそらく1兆ドル近くのお金を、毎年、毎年、兵器に使っている。核兵器に使っている。一瞬のうちに多くの人々を動けなくし、多くの人の命を奪う神経ガスの開発生産に使っている。しかし、いかに優れた頭脳を結集し科学、ロボット、医学の研究を行なおうが、人間の文明は実のところこの数千年の間、まったく進歩していないのだ」

2m_Bernie20Sanders201986-01668

「この国の全土でいまある種の道徳的な腐敗が起きている。道徳的な腐敗というのは、大統領府や議会で行なわれることがアメリカ国民の意志を反映していると信じる人たちがいるということである。きょうこの部屋に46の州から虹の連合などの人たちが集まったが、そのことによって私たちが大声ではっきりと言っているのは、ロナルド・レーガン(大統領)やその億万長者の友人たちは、アメリカの代表ではない、私たちこそが代表だということだ」

「勤労者の子供たちにはかつて夢があった。ちゃんと勉強していれば、大学にいけるかもしれない、と。その夢はもうない」

3m_Bernie20Sanders201988-61775

「ひどい話だ。アメリカの大都市の一部では、子供の50%が高校を終えられないでいる。大学の学費は高騰しており、豊かな家の子供でなければ大学に行けなくなってきた。かつては多くの親の夢だった。私の親もそうだった。がんばれば学校に行ける、大学教育が受けられるという夢だ」

4m_Bernie20Sanders201989-5d9cd

「たとえば、スウェーデンなど北欧には長年の社会主義の政権があり、おそらくほとんどの点において、それらの国々はアメリカよりずっと民主主義的だろう。選挙では80%、90%の人々が投票し、労働組合が強く、アメリカより開かれたメディアがあり、国民の全員に医療保険がある。そんなのユートピアだと言うかもしれないが、お隣のカナダだって二つの州が社会主義的な政府だ。社会主義を共産主義と同一視して批判するのは、あまりにも無知としか言いようがない」

バーモントの医師:
1990-m_Bernie20Sanders20199020E58CBBE5B8AB-27fc3

「医療費を払えない患者さんが増えています。
皆さんの中にも、家族が病気になったら治療費を払えないのでは
という心配をされている方が少なくなと思います」
「今年私はバーニー・サンダースに投票します。国民会保険制度を求めて戦っている人だからです」


1991-Bernie20Sanders201991-a2c34

「この国の富裕層の収入がものすごく伸びている一方で、勤労者の生活水準、貧しい人々の生活水準は低下しています。
中間層や勤労者を不当にいじめるような法案に私が賛成できるわけがありません」

「500万人の子供を飢えさせ、200万人に野宿させるような大統領や議会は問題です。町が麻薬や暴力の温床になります。
それで「厳しい犯罪対策」だと言いますが、犯罪に対処したいのなら、犯罪の原因にメスを入れなくてはなりません。この国のすべての国民にちゃんとした生活水準を保証しようではありませんか。犯罪対策、それは、貧しい人々を監獄に放り込むということではありません。人口比以上に黒人を処罰することでもありません」


1992-m_Bernie20Sanders201992-d7b05

「貧しい家庭の子供達は飢え、戸外に寝泊まりし、医療や教育の機会もない一方、国の富裕層はますます豊かになっています。税の負担が軽くなっているのからです。子供達が苦しむ一方、富裕層やお金持ちは高級車に乗ってゴルフをしに行きます」


「これは秘密ではありません。アメリカの大統領と議会は国民のニーズに応えていません。その大きな原因は、選挙資金のあり方にあります。お金持ちや大企業がお金で政治家を売り買いできるような制度になっているからです。金持ちはより金持ちになり、貧しい人々はますます貧しくなります。普通のアメリカ人が政治から閉め出されているのです」


「この国が、国の医療保険のない先進国2カ国のひとつであるのは、選挙資金改革と関係しています。いまアメリカでは社長さんたちの収入はうなぎ上りで、貧富の格差はさらに広がり、1000万人のアメリカ人は失業。それは選挙資金と関係しています。制度はだいたにおいて大企業の利害によって支配されています。大統領も議員の多くも、大企業や金持ちの利害を守るのが仕事なのです。彼らがこの国の経済と政治を支配しているのです。

ですから選挙資金の制度を改革し、いいかげん、選挙に投じることのできるお金を制限しようじゃないかと言っているのです。公平な土俵にしよう。そういう議論なのです」

1993-m_Bernie20Sanders201993-bae8b

「私が心配しているのは、この偉大な国、この民主国家が、寡頭制になりつつあるのではないかということ。つまり、一部のごく限られた人々が、大変な富と力を独占し、その富と力を国民全体に対して使う、ということだ」

「全国のアメリカ国民が、この10年間の優先順位を間違えたワシントンの政策について憤慨している。金持ちには大変な税の優遇策、200万人が外で寝泊まりする一方、いろんな使えもしない兵器に何十億ドルを費やす。そして500万人の子供達が飢えている」


1994-m_Sanders201994

「希望を失った今のアメリカの国民に希望を与えよう。失業者に雇用を、ホームレスに住む家を、お腹をすかした人たちに食料を」


「いまアメリカの勤労者の労働時間は前より長くなっている。かなり伸びた。休暇も減った。多くの人がヘトヘトとだと言っているのも当然。
実質賃金が下がっている分を残業で補う必要があるのだ」

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「バーモント州の高齢の低所得者に、零下30度の寒さになっても燃料手当は出せないというのなら、
寒さにも耐える大企業には税金は1セントたりとも払ってはならないという大きな道義的義務があるはずだ」

1996-m_Sanders201996

「経済の成長と言うとき、問題にしなくてはならないのは、誰がそこから収入を増やしているかということであり、明らかに、現実としては、そのいちばん大きい部分はいちばん豊かな人々のふところに収まっている。大多数の人々が実質的には収入が減っているのだ」


「支払機で20ドルを引き出しても、2ドル、3ドルといった手数料をとられる。自分のお金を引き出すのにだ。正直これはひどい「ふんだくり」だ。国民から選ばれた議員としての私たち仕事は、そのような「ふんだくり」をやめさせることだ」

1997-m_Sanders201997

「その考え方は、大企業を代弁する議員の皆さんもそうだが、金持ちを優遇すると長い目で見てやがては皆が助かることになる、というものだ。いま上位1パーセントが下位90パーセントより多くの富をという時代で、社長の給料は普通の従業員の200倍、それが何か魔術のように下にまでこぼれてくる、という話だ」

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「アジアに投資して莫大な利益を上げた銀行をこの国の納税者が救済するというのはたいへんな皮肉だ」


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「景気がいいのはいちばん豊かな人たちだけなのに、なぜ経済が好調と言えるのか、不思議でならない」


「大企業の経営者が従業員の500倍あまりの給料を手にするのは道徳的に正しいのか。アメリカの勤労者を解雇して利益を出しているようなものなのに」


「問題は我々がサダム・フセインを好きか嫌いかではなく、彼がアメリカ国民にいま差し迫る脅威であるのかどうか、アメリカが一方的にイラクに侵攻することで害より益のほうが大きいのかどうかだ」


グリーンスパン連邦準備制度理事会議長(日本で言えば黒田日銀総裁に当たるおっさん)に:

「あなたは現実世界を知らない。私と一緒にバーモントに来て、普通の人たちに会ってみないか。
カントリークラブやカクテルパーティーは普通のアメリカではない。億万長者は普通の人ではない」


「ウォルマートがGMに代わってアメリカの主要な雇用主となった。人が暮らして行ける賃金ではなく、人が飢える賃金を払う会社だ。
しかし、そのことにあなたには一切関心がない」


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「私たちは、この国を自由の国にしている憲法上の基本的な権利を損なうことなく、テロと戦い、アメリカ国民を守ることができるはずだ。

私たちはみな忘れまい。1940年代、罪もない日系アメリカ人が理由なく収容所に送られた。1960年代はアメリカの大統領、ケネディ大統領が、FBIの捜査ファイルの対象だった。1960年代には、私たちの中にも20世紀の英雄と考える人のいる1人であるマーチン・ルーサー・キングがFBIに追跡され、捜査されていた」

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「失敗し続けている貿易政策をこれからもまた追い続ける代わりに、いったん立ち止まり、どこで失敗しているのかを理解した上で、勤労者や中間層のためになる合意をまとめるべきだ。大きな多国籍企業の経営者だけのための合意ではなしに」


「こういうことをアメリカの上院ではあまり話してはいけないことになっているようだが、これら石油企業がたいへん大きな政治的な影響力をワシントンに対して持っていると思わない人は、自分をごまかしているだけだ」


「上位0.1パーセントの人々、30万人の人々の収入は、いまやアメリカ人1億5000万人を合わせた分より多い」


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「いまこの国の支配層は、まるで酒や麻薬に依存した人のようだ。もっと、もっと、とほしがる。どれだけ大勢の子供達が貧困にあえごうと、どれだけ失業率が高かろうと、おかまいなしだ。もっとくれ、もっとくれ、もっとくれ、と言っている。

私は言いたい。

えー加減にせい!!

Enough is enough」
 
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「アメリカ人は怒っている。
アメリカ人は怒っている。
それは、大恐慌以来の最悪の景気後退にあるからだ」


「アメリカ人がなぜワシントンに白けているか、知っていますか?
議会がなぜまったく支持されないか、好かれないか、知っていますか?
国民が「ふんだくられている」ことを知っているからです」


何百万人という人々の労働時間が増えています。そして
彼らの賃金は下がって来ているのです。
医療保険代は増えているかもしれません。
年金は減らされています。

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「何かが根本的にまちがっている。
0.1パーセントの富が、下位の90パーセントの富とほぼ同じなのだ」




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「200億ドル持っているような億万長者、コーク兄弟なら800億ですが、そういう人たちなら、
いくら選挙資金規制と言ってもーー委員長はウイスコンシンという中程度の大きさの州ですがーー
彼らはあなたの目の前で5,000万ドルとか1億ドルといった小切手を切る事ができます。
それで一切問題ないのです」


「組織的な資金による政府は犯罪組織による政府と同じくらい危険なものだ」(フランクリン・ルーズベルト、1936)

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「この醜悪なまでの格差は不道徳であり、経済的にもまずいし、持続不可能なものだ。
アメリカの経済がこんなインチキでいいはずがない。変らなくてはならない。
私は皆さんの大統領として、皆さんと一緒になって、それを変える」

(拍手喝采)

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* バーニー・サンダース、心は無所属ながらアメリカの大統領選挙、民主党か共和党でなければ勝ち目はない。民主党から大統領をめざすことになった。


「問題は天から降って来たわけではない。
人間がまずい決定によって創り出してきたものである。
人間による良い決定でそれは変えることができる」

「いま我々がとり組まなくてはならない課題のひとつ、それはこうだ。
全国に多くの優れた良き人々がいる。
しかし、状況は絶望的だ、企業の資金力には負ける、大富豪には勝てない、諦める。
そう思ってしまったら、まさに彼らの思うつぼ。
皆さんに伏してお願いする。
どうかそんな絶望の世界には足を踏み入れないでくれ」

——————–

以上です。

トランプ氏の言葉が人の憎しみ、エゴや欲望を刺激するのだとすれば、サンダースは人の善意に訴えるような感じです。

彼の素晴らしいのは、ずっとぶれてなく、昔から強く主張しているという事です!
意志・熱意の強さを感じます!偉大な政治家ですな!

他の候補者も、「格差是正」とか言ってますが、トランプ氏のような、選挙の時だけ、またはその場限りの人気取りのための主張とは大きく異なります。(※自らが富裕層のトランプ氏は、自分の首を絞める政策は絶対しないと思う)

皆、自分の利権やお金のために政治家になる人が多いですが、
久しぶりに、本物の政治家を見たような気がします・・・

政治家を好きになるのはウルグアイのムヒカ大統領以来かな・・・(参考:

私がアメリカ国民なら、バーニー・サンダースに一票を投じます。
バーニーにぜひ大統領になって欲しいです。

 

また、サンダースが主張するこれらの問題は、アメリカのだけでなく、世界の縮図です。
日本でも、格差は大きくなりつつあるし、他の国々でもそうです・・・平等な共産主義のはずの中国ではひどいことになってます。

裕福な人が、貧しい人から搾取する・・・
先進国が、発展途上国から搾取する・・・
持たざるものが、さらに奪われ、持つものがさらに持つようになる・・・

それがこの世界の構図です。

これらの問題は、一人一人に投げかけれられているものでもあるかもしれません。

 


〔追記〕:
心配なことは、ウォール街からの反発ですね。

彼はウォール街を敵に回し、やっていけるのでしょうか?
巨額のマネーを持つ彼らに対抗できるのでしょうか?

すでに、もう、ウォール街からの圧力はあります。
彼らが大口宣伝費を支払っているマスメディアに見て取ることが出来ます。

以下のウェブサイトに、以下のような記事があります。抜粋します。

http://democracynow.jp/video/20150821-2

『最近の調査で、三大ネットワークの看板ニュースショーで、今年一年間で共和党のドナルド・トランプ候補についての放送時間は234分に達した一方、民主党のサンダース候補はたったの10分だったと判明しました。でも、これだけの露出度の差がありながら、世論調査の支持率はサンダース候補がトランプ候補を負かしています。アメリカの有権者はなかなか賢いようですね。

大手メディアの世界では、金融業界を中心に巨大企業の利益を代弁するヒラリーがあくまでも「本命」です。サンダース議員の人気ぶりは不都合なの隠しておきたいのでしょう。おまけに、民主党の全国委員会さえもサンダース議員の足を引っ張るようなことをしています。民主党の支持者データベースから排除してみたり、討論会の日程をわざと注目されない日に設定したりと、サンダース隠しに必死なご様子。
メディアがなぜサンダース候補を取り上げたがらないかは、彼の主張を聞けばわかります。

でも、そんな快進撃ぶりはメディアに出てきません。金融業界の大幅な規制強化と、1%が独占する巨大な富の再分配を訴えるバーニー候補の面目躍如というようなスピーチをお届けします。今年7月にワシントンの上院議員会館に経済専門家を集めて行われたフォーラムのもので、主要なテーマはギリシャの債務危機です。ギリシャの話が中心ですが、問題はギリシャにとどまるものではなく、世界の多くの国々が共有するものです。重過ぎる債務と極端な格差に苦しむ国が、債権者の強要する緊縮政策のために所得も経済もますます低迷し、社会的弱者が追い詰められ、民主主義も人権も踏みにじられていきます。ギリシャで起きていることは、この現代の病の構造をこの上なく鮮明にみせてくれるのです。(中野真紀子)』

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