【ムドラー】:アバヤ・ムドラー
メルマガからの転載です。
今日は、アバヤ・ムドラーという手印(ムドラー)の紹介です。
このムドラーは、右手を上げて、手のひらを相手に向けます。
多くの仏像・神像が、このポーズ(ムドラー)をしてますね。
これはなにも、「よぉ!」、「オッス!」と、挨拶しているわけじゃないです。
このムドラーをアバヤ・ムドラーと言いますが、バヤというのは、恐怖、恐れという意味で、アバヤというのはバヤ(恐れ)がないという意味になります。
従いまして、このムドラーは、「恐れないでください」 「安心しなさい」ということを伝えています。
仏教ではこのムドラーを施無畏印(せむいいん)と言います。
ちなみに、左手を下にして、手のひらを向けるのを与願印といいまして、人々の願いを聞き入れ、望みを叶える事を表わしています。
この施無畏印と与願印を両方示しているのも多くあります。(阿弥陀如来などに多いです・・・カメハメ波ではないです)
シルディのサイババ(※下の図)は以下のように仰っています(※うろ覚えで書いてますので、正確じゃないかもしれません)
「私が手を上げる時、あなた方に、“恐れるな”という事を伝えている。
あなたは何を恐れているのか?
私は常にここにいるのに、どうしてあなたは恐れるのか?」
神像・仏像、聖画で、このムドラーを見たときは、心を落ち着けて、恐れのない境地になってください。
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