【運命と自由意思-22】:将棋と最善手
メルマガのコラムからの転載です。
前にも言いましたが、私はたまに将棋を指します・・・まぁ、それほど強くはありませんが(^^;
将棋には、どんな局面の中でも、最善手と呼ばれる一番いい手が存在します。
しかし、局面が複雑になってくると、さっぱり分からなくなります。
そんな時でも、時間は待ってくれません。
何が最善だかわからなくても、何かを選択しなくてはいけないです。
自分を信じて、その手を指す・・・
でもほとんどの場合、最善手は指せません。
たいてい次善手か、悪手か・・・
終わったあとに、もっといい手があったことが分かります。
でも、その時に間違えても、私にはどうしようもないですね・・・
それがその時の私のベストだったのですから。
人生も同じではないでしょうか・・・人生は選択の連続です。
進学、仕事、結婚相手・・・まぁ、そんな大きなことでなくても、例えば、何を食べるかとか、相手に何を言ったらいいかとか・・・
その時々にそれでいいのか悩みますね。
もしかしたら、その時々に最善の選択というのがあるのでしょう。
でも、将棋と同じくそれは分かりません。
しかし、私たちは何かを選択しなければいけません・・・
たとえ本当に正しいことが、何かは分からなくても、
皆、自分の判断を信じて選択する以外にありません。
人は自分が正しいと思っていることしか言えないし、行動できません。
もし、本当はほかに正しいことがあったとしても・・・
私は、私の信じる道を行く・・・
もしかしたら、私は間違っているかもしれません。
でも、私には自分の精一杯のベストを尽くすこと以外、他にどうすることもできません。
ある意味、人生は過酷ですね・・・まるで毎瞬テストを受けているようです。
きっと神さまの目から見たら、いっぱい間違えていることもあるのでしょう。
でも、私はそれでいいのではないか思います・・・
どうして自分が自分の最善を超えられるのでしょうか?
人は自分の最善を尽くしていれば、その時に間違っても、いつかは導かれる・・・
最近、そんな風に思います。
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その時自分がとれる最善手が、その状況における最善手と違うかもしれませんが、
それは、たぶん、結果がどのようなものであっても、自分にとっての最善手だと思います。
うまく言えませんが、人生全てが学びだとすれば、
失敗に繋がることでさえ、最善手なのではないかと思います。
失敗や間違いから学ぶことが出来たら、それで幸いなのではないかと思います。
私は楽観的すぎなのかもしれませんが^^;
ちゃびびさん
>それは、たぶん、結果がどのようなものであっても、自分にとっての最善手だと思います。
例えば、ISや自爆テロをする人をどう思いますか?
彼らも、自分が正しいと思いながら・・・それが国や国民のためになると信じながら・・・最善の選択と信じながら、他の人を巻き込み自爆します。
また、中国も、金正恩も、さらにはポルポトやヒトラーですら、皆、自分が正しいと思ってそれを行っています。
私は彼らに対しても、仕方が無いと思う時があります。
彼らは彼らの正しいと思っていることをしているのだから・・・
ほかにどうしようがあるのでしょう?
(もしかしたら、実際に正しいかもしれんが)
また、例えば、明らかにおかしな宗教に入ってしまう人たちがいます。
(私もその範疇に入るのかもしれないが。^^;)
彼らは自分が正しいと思って・・・最善と思ってその宗教を信仰しています。
私は彼らを非難する気もないし、間違っていると指摘するつもりもありません。
完全に彼らの選択を尊重します。
ちゃびびさんの言うように、今は間違えていても、人が最終的にたどり着く場所は、きっと最善だと思うから・・・
また、数年前、患者の苦しみを思い、法に背いてまで安楽死をさせた医者がいます。
また、長年の病気から死にたいといった妻を殺し、自分も自殺した人がいます。
彼は彼の正しさに従った・・・おそらく断腸の思いで、それを選択したのだろうと思います。(きっと私も同じ選択をするのだと思う)
賛否両論でしょうが、彼らは彼らなりに考え抜いた末の“最善の一手”だったのでしょう。
でも、それが本当の最善かどうかは、誰にも分かりません。
凶悪な犯罪者も、いろいろな人生を経験し、彼らなりに考え、その判断に至ったのかもしれない・・・
同じ環境で生まれ育ったら、私も同じ行動をしていたかもしれない・・・
ニュースを見ていると、出演しているコメンテイターは、鬼の首でも取ったかのように、犯罪者たちを批判し、ボロクソに言います。
たしかに犯罪は憎いです・・・
でも、自分を棚に上げ、他人の失敗や間違いに対しては、相手を非難したり、ボロクソに言ったりするのでしょうか?
まるで人間は、この世に“咎めるゲーム”をしに来ているようですね。
人は完璧にはなれない・・・私も完璧ではない。
人は間違えて当然の生き物です・・・
その人はどんなにがんばっても、自分の正しさ、自分の最善しか尽くせないのだから・・・
そのことを思い出せば、もう少し世界を優しく見れるような・・・
寛容になれるような・・・・そんな気がします。
>例えば、ISや自爆テロをする人をどう思いますか?
最善手って、真摯に選択した結果の行動だと思うのです。
なんとなく、ついとってしまった行動や感情的にとった行動は最善手とはいわないように思います.
で、彼らは、本当に考えた結果の行動なのか?
本人たちの考えを聞いてみたいと思っています。
思考停止になっていませんか?と、はた目からは思います。
>中国も、金正恩も、さらにはポルポトやヒトラーですら
彼らの最善とはなんなのでしょうか?
彼らにとっての正しさとは?
自分の欲に駆られていないでしょうか?
いつも疑問に思います。
でも、きっと、彼らの価値観で判断すると彼らの行動は正しいことなのかもしれませんね。
上記2件について、私は理解できません。
理解できないから反感を持つのだろうと思っています。
理解できたら、共感できなくとももっと優しい気持ちで受け入れることが出来るかもしれません。
ISOPさんのように、全てを受け入れることは、まだまだできません^^;
>彼は彼の正しさに従った・・・おそらく断腸の思いで、それを選択したのだろうと>思います。
その出来事は、私も覚えています。
とても気の毒に思いました。
とても非難する気になれません。悩みに悩んだ末の選択だと想像できました。
客観的にはもっと別な方法があったかもしれませんが、それは、彼らには無かったのだろうと思いますし、本人達にしかわからない別の方法をとれない理由があったのかもしれませんから。
彼らの非人道的な行動から、私たちは沢山のことを教えてもらっているのだろうと思います。
そこにある犠牲はとても大きいものですが、そうでもなければ気付かなかった
この社会にも未熟さがあって、出来れば、大きいな犠牲がある前にいろんなことに気がついて、なんとか改善する成熟した世の中になればいいな〜と思ったりします。
間違いをしたときは、責め立てるのではなく、次は、どうしたら間違いを起こさずにすむのかを考える、
そういう世の中になればいいですね。
>でも、きっと、彼らの価値観で判断すると彼らの行動は正しいことなのかもしれませんね。
おそらく、私たち日本人のほとんどは、中国や朝鮮、韓国は間違っているというし、中国や朝鮮、韓国は日本が間違っているというでしょう。
正誤性はどうあれ、これらの国の態度に大きな違いはありません。
人はどうあっても、“自分は絶対正しい”と思う生き物らしいね・・・
そして、私も例外ではないです。
今も、私は私の正しいと思うことを発言し、ちゃびびさんはちゃびびさん、清水先生は清水先生の正しいと思っていることを発言する・・・
きっと、人の数だけ正しさが存在する。
本当は正しいことなどなく、考え方の違いがあるだけなのかもしれないですね。
この世というのは、いわゆる正しい人、正義しか争っていません。
“おれが正しい!”、“お前らは間違っている!”、“お前たちは分かっていない!”、“私の言うことを分からないなんてアホだ!”・・・これらの言葉はすべてエゴからやってきます。
このような考えが、世界に千と一つの争いを作りました。
正しさとか、善の観念とかは、平和に対し害でしかない気がします。(一般の見解では逆だが)
ドグマや善の観念、正義感・道徳観から、人は人を裁くようになり、人を憎んだり、争ったり、戦いを引き起こすようになる。
例えば、アメリカもテロリストも、自分たちのしていることを“正義の戦い”と言いいます。
アメリカは、“悪”であるテロリストどもを撲滅するのだと言う。
一方、イスラム国やタリバンはこれは聖戦であり、“悪”であるアメリカを倒すための戦いだと言う。
どちらも、自称“正義”、“善”です。
この世は、“正義”と“正義”が争う。
“正義・善”が争いを作り出す。
この世は、自称“正義”どもだけしか争っていない。
“正義”が争いの生みの親です。
皮肉な話ですね・・・「正義」が世界に混乱を及ぼしているとは!^^・・・悪の方がよほどマシでしょう^^
“正義”の観念なんて無ければ、世界は平和にやっていける・・・
そんなことを、たまに思います。・・・
もしかしたら、平和というものに対し、この世で一番非道で、間違っている言葉は
“私は正しい” であり・・・
一番謙虚で、正しい言葉は
“私は間違っているかもしれない”
ではないかなぁ?^^ (言葉上、矛盾してますが。)
>正しさとか、善の観念とかは、平和に対し害でしかない気がします。
うまく書けませんが、わかります。
>本当は正しいことなどなく、考え方の違いがあるだけなのかもしれないですね。
そうですね。その違いをジャッジするからおかしなことになるんでしょうね。
>・・・悪の方がよほどマシでしょう^^
うーん。マシかなぁ。悪も同じにひどい気がします。
>もしかしたら、平和というものに対し、この世で一番非道で、間違っている言葉は
>“私は正しい” であり・・・
そうですね。この言葉、相手を受け入れる気が全くないですから。
事情すら、聞く気がない。
>一番謙虚で、正しい言葉は
>“私は間違っているかもしれない”
>ではないかなぁ?^^
ISOPさんは強いですね。
私は弱いから自己否定はちょっとつらいんで、
私は、「あなたはどうですか?」って方がいいなあ。
自分もOK、相手もOKの方がいいな、と思ったります。
一度ISOPさんと将棋してみたいです。
一時期通勤中将棋ウォーズにハマってましたけど、電車を降りそびれることが何回かあったのと、考えずに手差しになってしまうので意味ないなと思ってやめました。
好きなんですが、なかなか勉強する時間はないです・・・
hikariさん
>一時期通勤中将棋ウォーズにハマってましたけど、
将棋ウォーズですか・・・
私は将皇とBonanza(有料版)です!^^
>一度ISOPさんと将棋してみたいです。
お!いいですね!今度やりましょう!^^
最近、かまいたち戦法を覚えました。
なかなか優秀!^^
http://island.geocities.jp/elle_and_mill/elle/triumph/triumph_20.html
Bonanzaでも、この戦法なら勝てる時があります(※終盤、一手でも間違えると、一瞬で負けますが・・・^^;)
話は変わりますが・・・
将棋やってると脳内将棋盤がありますよね!
そのおかげで、占い始めた時も、脳内ホロスコープを作りやすかったと思います。
一回、ホロスコープを見れば、後で頭に浮かべてPACぐらいは計算できますよね!
将棋も、囲碁も、もうコンピューターにはかなわなくなっています。
今後、どうなるんでしょうね・・・
また、占星術も、いずれはコンピューターに負ける日が来るんでしょうかね・・・^^;
コンピューターのいいところは、見落としがないこと、単純ミスがないこと、莫大な量の計算ができることですね。
しかも、今のコンピューターは、人工知能・自己学習能力がありますからね!^^
いずれ、一瞬にして、すべてのヨガ、すべての分割図、何十個ものダシャーを即時に解析!惑星の強さ、吉凶を割り出すようになるでしょう。
入力した自分の過去の事象から、ダシャーとトランジットより、一瞬で誕生時間をレクティファイ!
すべての分割図のPACとヨガにおいて、同一象意が繰り返される数を計算し、起こる可能性の高い事象・職業・運勢を出す・・・
何十ものダシャーとトランジット、アシュタカバルガをクロスマッチし、良い時期・悪い時期、起きる事象を割り出だす・・・・
結果、90%以上の確率で、未来予測、適職、恋愛や結婚の時期、起きてくる病気、死期を当てられる・・・
そんな時代が、いつか来るのかもしれません
将棋やってると脳内将棋盤がありますよね!
そのおかげで、占い始めた時も、脳内ホロスコープを作りやすかったと思います。
一回、ホロスコープを見れば、後で頭に浮かべてPACぐらいは計算できますよね!
水星定座はこれだから。笑
わたしの場合、棋譜の再現とかはできましたけど、完全な脳内将棋盤は構築できなかったですね。少しぼやけるというか綻びがあります。目隠し将棋もやれないことはないですがめちゃくちゃ実力派落ちますし、歩の枚数とか手駒がわからなくなります。完全な画像というよりは、流れや相手の手の意図を情報に入れてようやくといった感じです。
ホロスコープも初見で一瞬でインプットは無理です。瞬間記憶はできますが、すぐ忘れます。一度あーだこうだした興味ある人のホロスコープなら結構覚えて好きに考えられますが・・・関連付けした記憶じゃないと持たないですね。
やはり水星に傷ありでも定座かそれ以下ではそこら辺の能力値の影響は大きそうです。
占星術も確実にコンピュータに負ける日がくると個人的には思っています。科学者とか研究者が本気で取り組めば案外早いと思います。
将棋も囲碁も、序盤の構想力と大局観が大事だからコンピュータには負けんという話でしたが一瞬で置いていかれた感はありますね。
人間の直感・感覚という一番コンピュータに勝っていそうな部分ですらもう勝てていません。
惑星の象意は複数あってハウスの象意も複数あって組み合わせは多いですが、有限であることに変わりはないですし。
結婚、離婚、子供、死のようなあるあるイベントは相当数のホロスコープをぶちこんで最低限のパラメータを設定させて機械学習させたら人間では不可能な精度で予言できそうです。
ただ、将棋の場合も計算過程はブラックボックスのようなので、なんでそうなるのか人間には理解できないかもしれないですね・・・
あと、29年で2045年の特異点というのもがやってきますが、どうなるのでしょうね ^^)
もう、コンピューターに勝つには、聖者になるか、おでこに第三の目を開眼させるしかないですな^^
たしか、ラオ先生の本によると、ホロスコープを見なくても分かるようになるとか・・・^^;
>あと、29年で2045年の特異点というのもがやってきますが、どうなるのでしょうね ^^)
リアル・ターミネーターですな・・・^^;