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『マハー・パータカ・ヨガ Mahapaataka “great sin” Yoga 』

〔成立条件〕

月がラーフと同居し、凶星と同居している木星からのアスペクトを受けている

〔影響〕

その人は凶悪な罪人である。

この重要なヨガは、残忍な行為を犯すことを示唆しています。しかしながら、月と木星が良い状態であるなら、このヨガの影響は弱められるでしょう。

〔例〕

以下は、シリアル・キラーのデービッド・バーコウィッツのホロスコープです。
ここも詳しいです。
アストロデータバンクのレーティングはAA(出生証明付き)です。
http://www.astro.com/astro-databank/Berkowitz,_David

david-berkowitz-1

ラーフと月が同居し、2つの凶星と同居している木星のアスペクトを受けており、マハー・パータカ・ヨガを形成しています。

彼は1975年12月のクリスマスイブから、女性を殺し始めます。
拳銃やショットガンで6人を殺害し、8人に重軽傷を負わせてます。
また2000件の放火も自供しています。
懲役365年となり、現在も模範囚として服役しています

チャートを見ますと、非常に厳しいマハー・パータカ・ヨガです。
木星はコンバーストしており、水星は太陽と火星に挟まれ、さらにコンバーストしてます。
さらに、火星は7室支配星で非常に太陽に近い位置でコンバーストしており、8室支配星の金星と星座交換しています。
さらに、8室に4つの惑星が集中して、これらは傷ついています。
月とラーフのコンジャクションは4室で形成しており、アンバランスやゆがんだメンタリティを持っていることを示唆しています。彼の家庭環境は最悪でした。
また、そのディスポジターである土星はドシュタナにあります。
火星は致命的な度数にあり、また、木星、水星、火星はコンバーストしており、彼に試練を与えます。
とりわけ、彼の幼少期であった火星期には、隣人の子供たちをいじめて過ごしました。

殺人はラーフのダシャー期のラーフ-土星期に始まりました。ラーフは4室で火星のナヴァムシャにあります。この火星は致命的な度数で、8室の金星と星座交換しており、またコンバーストしています。
土星はラーフと月のディスポジターであり、12室にあり、逆行しています。

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