【例外則】:パラシャラの例外則-その3(ダシャー編)
メルマガからの転載です。
【1.パラシャラの例外則】
ラオ先生の「運命と時輪」のいたるところに載っている例外則のまとめ・ダシャー編です。
〔ダシャーの例外則〕
以下に例外則、または解釈が難しい法則を示します。※は私のコメントです。
- マハーダシャーの惑星は、それと同じ惑星のアンタルダシャーの時期には、それが、吉星であれ凶星であれ、吉凶の結果をもたらしません。結果が現われるのは、そのマハーダシャーの惑星とからんでいる別の惑星のアンタルダシャーの時期、あるいは、吉星と吉星や、凶星と凶星のように、マハーダシャーの惑星と似た性質をもつ惑星のアンタルダシャーの時期です。(※例外則というか原則かもしれません^^;)
- ラーフとケートゥがトリコーナに在住する場合(特に5室と9室)、これらはヨーガカーラカのダシャー期のような良い結果を生じさせます。(※例外則としては有名ですが、一応載せておきます)
- 凶星のマハーダシャーの時期に、それとからんでいないヨーガ・カーラカのアンタルダシャーがくることは、非常に悪いことです。(※本には「不可解な例外」と書かれています)
- マーラカのマハーダシャーにおいて、吉星のアンタルダシャーはキラーとなりません。マーラカの支配星と互いにからんでいない凶星のアンタルダシャーのとき(詳しい計算に基づいてその時期が生じている場合)、間違いなく死が訪れます。
- 土星と金星の時期(金星のマハーダシャーと土星のアンタルダシャー、あるいは、その逆の時期)には、それらの総合的な配置に基づいて吉凶の結果が生じますが、その生じ方が通常とはまったく異なります
①:土星-金星期は、土星-土星期のように作用します。
②:金星-土星期は、金星-金星期のように作用します。
- 2室の支配星と7室の支配星が同じ場合、つまり牡羊座ラグナにおける金星、あるいは、天秤座ラグナにおける火星の場合、それが4室に在住していれば、その時期は、大変すばらしい時期となります。具体的には以下のようになります。
①:牡羊座ラグナで、金星が4室(蟹座)に在住している。
②:天秤座ラグナで、火星が4室(山洋座)に在住している。この場合、火星は最高位星にもなります。
- 6室と7室室の支配星が、もし10室室の支配星とコンジャンクトしているか、あるいは、10室に在住しているなら、その時期も良い時期となります。
- 6室、8室、あるいは、12室の支配星が、5室の支配星とからんでいる揚合、これらの惑星の時期も良い時期になります。
注)悪い時期を良い時期に変えることができる支配星が3つあります。
順番に、5室の支配星、10室の支配星、そしてラグナの支配星です。
しかし、いわずもがな、良い時期に変えられるかどうかは、その惑星の強弱によります。
- ラーフ-金星期や金星-ラーフ期は慎重に検討する必要があります。運気が大きく上昇することもあれば、どん底に低迷することもあります。(※ちなみに、私は今、金星-ラーフ期です^^;)
下記コメントに関するチャート(※5-7の結びつき)
関連記事:
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パラーシャラ例外則ダシャー編にはありませんが、星座交換したときのダシャーはどう読むか、ルールはあるでしょうか。
たとえば、木星と水星が交換していたら、アンタル木星のときには水星がチャート上では在住してるハウスの現象がおきて、アンタル水星のときに木星が在住するハウスの現象が起こる、ということはありますか?
みさん
はじめまして、ISOPです。
掲示板では、よく御拝見していますが、お話するのは初めてですね。
しかし、ag2さんもそうですが、バイタリティが半端ないですね!^^
お二人のおかげで、掲示板に活気が出てきました。
ありがとうございますm(__)m
>たとえば、木星と水星が交換していたら、アンタル木星のときには水星がチャート上では在住してるハウスの現象がおきて、アンタル水星のときに木星が在住するハウスの現象が起こる、ということはありますか?
一般に、ダシャーは、その惑星の『支配しているハウス』と『在住しているハウス』を考えます。(その他に、アスペクトやコンジャクト、惑星の種類などいろいろありますが、まずその2つが優先です。)
星座交換なので、水星に支配ハウスに木星が在住し、木星の支配ハウスに水星が在住しているのですから、どちらの惑星にダシャーの時も、この両方のハウスの象意の現象が起こることになるでしょう。(※星座交換だから、両方のハウスに結びついた事象が起きやすい。力としては、支配の方が大きいです。)
例えば、双子座ラグナで4-7ハウス間で交換になっていたら、木星は7L→4Hだから、木星期には7室に関することと4室に関することがおきます。
水星も4L→7Hだから、同じく4室に関することと7室に関することがおきます。
だから、ご質問への回答は、「ある」ということになります。
特に例外則ではなく、原則と呼べると思います。
みさんの文に付け加えて言うなら・・・
『木星と水星が交換していたら、アンタル木星のときには木星と水星がチャート上で在住してる両方のハウスの現象がおきて、同様にアンタル水星のときにも水星と木星が在住する両方のハウスの現象が起こる。』ということになります。
加えて言うなら、例えば、水星-木星の星座交換の場合、水星-木星期、木星-水星期にその星座交換が指し示す事象が成立しやすい時期となります。
また、研究掲示板のご質問にあったような、魚座ラグナで1-7星座交換なら、相互アスペクトも含みますので、より1-7の結びつきは強くなるでしょう。
ただ、魚座ラグナの1-7星座交換の場合、水星は減衰になりますが、木星アスペクトバック、ケンドラなどのニーチャバンガがありますから、それほど気にすることはないでしょう(ディグバラも得て強い)
こんなところで・・・m(_)m
ありがとうございます。
なんとなくは理解できました。
あげていただいた例だと、たとえば、金星木星期がきたら、木星の部屋も水星も同時に反応するし、金星水星期も似たような状況になる、ということですよね。
2つの部屋が同時に反応で、どちらの時期もなんだか忙しそう…!
ISOP さんのあげてくださった、
「4室木星、7室水星の双子座ラグナさん」
だと、
「お母さんは水星っぽい頭の良い人で、パートナーは木星っぽい寛大な人」
か、
「お母さんは木星っぽい寛大な人で、パートナーは水星っぽい頭の良い人」
のどちらになりますか?
これは鑑定していて、わりと悩ましいのです……
数をこなしてるのは、鑑定の数をこなしまくれば早く上達するかなぁと思うのですが、星座交換だけはまるで勘所がわかりません…
>あげていただいた例だと、たとえば、金星木星期がきたら、木星の部屋も水星も同時に反応するし、金星水星期も似たような状況になる、ということですよね。
>2つの部屋が同時に反応で、どちらの時期もなんだか忙しそう…!
まぁ、簡単に考えるなら、基本は「支配」と「在住」なのですから・・・
アンタル木星期は7-10L→4Hで、7・10・4ハウスに関することが起こるということになります。
味を加えるなら、7-4で星座交換しているので、特に7・4ハウスに関することが起こりやすいぐらいでしょうか・・・
>「4室木星、7室水星の双子座ラグナさん」
>だと、
>「お母さんは水星っぽい頭の良い人で、パートナーは木星っぽい寛大な人」
>か、
>「お母さんは木星っぽい寛大な人で、パートナーは水星っぽい頭の良い人」
>のどちらになりますか?
一般的な観点では、そのハウスが示す人物の性格を見る時は、支配より在住の方を重く見ます。
支配星の影響はかなり少なく、10%ぐらいじゃないですかね?(ラグナは別)
ですので、この場合、
「4室木星、7室水星の双子座ラグナさん」
ならば、
「お母さんは木星っぽい寛大な人で、パートナーは水星っぽい頭の良い人」
ということになります。
ただし、上記は原則でありまして、星座交換となると、惑星間の結びつきが強いので、かなりもう一方の惑星に引っ張られるかもしれません。(←アスペクトやコンジャクトしているようなもの。その比率は、私にも分かりませんが・・・)
また、上記の例だと、7室はともかく、4室はいろんな象意があるので、必ずしも、その木星が母親の性格を示しているとは限りません。
家や土地、車に恵まれるのかもしれないし、家庭や心の平安を示すのかもしれません。
その辺りは、乗り物や両親の分割図を見て、その4室木星が何を示しているのか判断してください。(そう簡単ではありませんが)
また、人物の性格は、在住惑星の種類だけでなく、その在住惑星の支配ハウスや、ハウスや支配星へのアスペクト・コンジャクト・ヨガなどにも注意してください。(※もっと詳しく見たいなら、母親なら4室を1室としてチャートを見る、配偶者なら7室を1室としてチャートを見る)
>数をこなしてるのは、鑑定の数をこなしまくれば早く上達するかなぁと思うのですが、星座交換だけはまるで勘所がわかりません…
星座交換はディスポジターの原理からでも説明できます。
日本人占い師はラーフとケートゥぐらいしか、ディスポジターをあまり重要視しませんが、インド人の鑑定を見ていると、それ以外の惑星についても、ディスポジターをかなり重要視します。(ディスポジター系のヨガも多数あります。例えば、ダーヴァジャ・ヨガなど)
一般に「支配→在住」はどんな占星術師も見ますが、その惑星が在住しているハウスの支配星(ディスポジター)がどこに行くかも重要です。
そうして、ディスポジターはエネルギーの流れ・つながりが分かります。
そして、最終的にどこにエネルギーが行くかも分かります。エネルギーの循環も分かります。(例えば、私の今見ているさとさんは、すべてのハウスのエネルギーが8-10室の循環に行きつきます。)
ディスポジターの概念で行くと、星座交換は互いにディスポジターとなるため、ハウス間でエネルギーが循環します。
結果的に、非常に強力に結びつくわけです。
>数をこなしてるのは、鑑定の数をこなしまくれば早く上達するかなぁと思うのですが、
占星術は料理と同じです。
惑星は食材です。支配ハウスは下味付け、在住ハウスはスープです。
ブロッコリー(水星)を味噌(1L)と醤油(4L)で炒めて、豆乳鍋(7H)に入れました。
「どんな味になりますか?」というのと同じです。
その味は、味噌と醤油と豆乳の影響を受けます。食材自体の味もあります。
それと同じように、その星回りの吉凶やダシャーも、その惑星の「支配ハウス」・「在住ハウス」・「惑星そのものの種類」を反映します。
8室なんかは苦い味付けで、6室なんかは辛い味付けでしょう。
コンジャクトしている惑星は、鍋に他の食材を投入するようなものです。もちろんその食材も下味付けもされています(←支配ハウス)。その影響もうけます。
また、アスペクトは、その食材からの出し汁をそのハウス入れるようなものです。その影響もうけます。
食材(惑星)とスープ(ハウス)の相性もありますし、食材(惑星)同士の相性もあります。おいしい組み合わせや、不味い組み合わせも知られています(=ヨガ)
ただ、いろんな物を入れてごった煮になると、どんな味になるか想像できないように、コンジャクトやアスペクトが増えてくると、どんな影響が出てくるのか分かりにくくなります。
そこをうまく処理するのが、占い師の腕の見せ所です。
良い料理人が、いろんな調味料や食材があっても、それらを予想して、味が予想できるように、良い占い師は、数ある影響を的確に分析できる人と言えます。
たくさん料理をすると、経験的にどんな味になるかわかり、料理が上達するように、
たくさん鑑定すれば、多くの惑星の影響も、分析できるようになるでしょう。
まぁ、たまに、どんなに料理をしても上達しない人もいますが・・・^^;
頑張ってくださいm(_)m
人物をみるとき、原則は在住ですよね。
交換が起きたら、置き換えてしまえという話もあります。
https://astrologywithsourabh.blogspot.jp/2014/07/all-about-exchange-parivartan-in-vedic.html?m=1
交換相手のように振る舞うという話も。
http://astroveda.wikidot.com/question-and-answers-3
となると、先程のものだと、パートナーが水星っぽい人、お母さん木星っぽい人になります…。
木星たす水星を2で割ったみたいな人になるのか…
「どっちもありうるから好きな方選べばいい」
なのか…
難しいです。
調べても出てこない…
過去の掲示板あさりまくったら、惑星交換が起きたときの人物読みを当てるヒントになる鑑定がありました。
magiさんが鑑定されています。
依頼人は5室に金星で7室に木星をもっていらっしゃるのですが、この2つが星座交換しています。
この依頼人さんは、
「配偶者が遊び人で、不倫までしよった」
と仰っています。
個人的にですが、遊び人度と浮気者度最強なのは金星だと思っています。
7室の木星を配偶者とするなら、モラリストな木星さんのことですから、こんな配偶者にはならないと思うのです。
となると、ひっくり返して金星が7室にいることにしちゃう方が当たりそうな気がします。
この「星座交換のときの人物像読みはひっくり返そう」法則、いかがでしょうか。
鑑定キャリアの長いISOP さんなら、この手の鑑定も経験されていそうなので、そのときのご経験もあわせてご意見いただけると嬉しいです。
ちなみにmagi さんの鑑定はこちら。
http://indian-vedic-astrology.com/bbs-consultation/c-board.cgi?cmd=one;no=2359;id=#2359
なかなか面白い問題提起、ありがとうございます。
個人的な感覚では、星座交換はハウス間の結びつきが強くなり、惑星としてのヨガは弱いと思っていました。(※グラハ・ヨガの成立にも、コンジャクト系は多いが、星座交換は少ない)
特に、お互いの惑星が入れ替わるというのは、あまり聞いたことないですね・・・
最初は、このリンク先の記述も、筆者が適当に言っているだけだろうと思いました。
でも、鑑定をしていて、多少気になるところもあります。
私も少し、興味が出てきましたので、ちょっと調べてみました。
アプローチとしては
1.実際のチャート
2.古典
3.名著
などが良いと思います。
2、3に関しては、古典はBPHS、名著はLight on Lifeを読んでみました。
BPHSは部分的にしか読んでいませんが、入れ替わるという記述はないです。
http://www.barbarapijan.com/bpa/Yoga/parivartamsha.htm
Light on Lifeも、295Pに星座交換の説明がありますが、入れ替わるという記述はないです。
https://books.google.co.jp/books?id=jBzSLNNbTWwC&printsec=frontcover&hl=ja#v=onepage&q&f=false
1の実際のチャートからのアプローチですが・・・
こんな時のために、私の鑑定は検索に引っ掛かり安いように説明文を詳しくしています^^
星座交換で検索すると結構出てきますね。
さしあたって、現在見ているさとさんの例を挙げると・・・
木星と土星が8-10で星座交換しています。
http://indian-vedic-astrology.com/bbs-consultation/c-board.cgi?cmd=one;no=3279;id=#3279
入れ替わりの理論で行くと・・・
さとさんの場合、10室に木星在住ということになります。
彼女の説明によると、父親は暴力を振るっていたようで、現在の苦悩の原因に様になっています。
この点からは木星でなく、土星がピッタリのような気がしますが・・・(暴力は6L火星のアスペクト)
ただ、外面は良かったようで、頭脳明晰でもあったようです。
その辺りは木星なのかなぁ・・・
ただ、ダシャーの観点から言うと・・・
さとさんの木星期が幼少のころに当たり、父親のDVなどで苦しんでいますが、この木星は普通なら例外則(8室の減衰)に当たり、それほど悪くない気がします(2吉星に囲まれているし、凶星からみなし)
ここが腑に落ちません。
完全に入れ替わって、土星の方が合うような気がします。(6L・火星のアスペ、Keコンジャクト、8L→10H)
う~ん・・・どっちなんでしょ?
なかなか悩ましいですね^^;
magiさんの鑑定したチャート例見ましたが、なんかおかしいですね・・・
結婚運が相当いいのだが・・・
7室木星、金星高揚・バルゴッタマ(ガンダンタですが)、7室も7Lも凶星の絡みなし・・・これで浮気やDVを受け、お金もあまり入れないなんてことが起こるかな?
出生時刻ずれていないですかね?
例えば、ラグナが蠍座5度なので、少しずれて、天秤座ラグナだったとすると、1-7にRa-Ke軸かつMaSaCoで合っているし、10室にMaSaCoでエンジニアは合います。4室にMaSaCoで実家の絶縁。1L→6Hで体調不良・・・
結構、整合性が良い気がします。
さとさんの、チャートに「ひっくり返し技」を適用しても、コンジャンクション、アスペクト、◯室支配星が◯室に在住などの他の星やハウスとの関係はひっくり返さないバージョンでみます。
これだと…
お父さんたら暴力で押さえつけてくるの(10室土星に6室火星アスペクト)。だからお父さんとは仲悪い(9室太陽)。
でもこんなお父さん、実は社会的に見れば立派な人なんだよね(10室木星、ひっくり返し技)。
と、こんな感じでその人物のキャラを在住惑星単体でみるときだけはひっくり返し、あとは元のままの配置にして、その人物にまつわる事象を他のハウスや惑星との絡みでみていく、が、わりと良さそうな気はします。
これでいいのかよくわからないけど、わかりやすくなるし、あたるからいいかな…と、今は個人的にこの方法を気に入って使っています。
今週はサイババのご降誕祭(&準備)、定例会と忙しくて、返信遅れましたm(_)m
ひっくり返しは、まだ完全に受け入れることはできませんが、納得できる部分もあります。
さとさんへの私の鑑定文にも書いてありますが、木星期に父からの虐待が酷かったというのがあまり納得いっていません。「8室減衰の例外則はどうなった?凶星アスペもないぞ」という疑念が拭い去れません。この疑念は、ひっくり返しなら、説明がついてしまいます。
まぁ、ニーチャバンガさんが指摘したように、ダシャナータ(木星)から見れば、9室にカレーMaSaRaということになり、父親と悪くなるのは
という説明でもいいのかもしれませんが・・・
ひっくり返しは、まだどちらかよくわかりませんので、今後の鑑定で、星座交換をよく見ていこうと思います。
わりと、伝統的な文献だろうが、星座交換は謎が多いって適当な誤魔化ししてる文献が多いので、こういうときは実際のチャートから攻めまくって、妥当性の高い読み方を見つける方が、当たる鑑定ができると思っています。
そもそもナディではひっくり返すのがお作法。それがお作法になるほど、妥当な予測が可能であることを意味しています。
さとさんの、10室木星ですが、9室が家庭を含めての父親ですが、10室を父親とみるときは、家庭を離れた、社会の中での父親をさします(これは私が鑑定した人でもそうで、家庭面はさておき、社会的に素晴らしいお父さんは10室に吉星がくる)から、10室木星で妥当だと思います。
となると、やはり星座交換してるとき、当該ハウスの人物像をみるにはひっくり返すの法則、の方が的確に読めるように考えています。
特に男性に多いですが、外面が良すぎるほど身内に対しては反動でぞんざいになりがちか、パートナーを大事にしながら裏ではすごい遊び人とか、ゴマンといますよ。
女でも、自分が外で浮気してる方が旦那に優しくできるとか。
そうでもしないとバランス取れないのが人間ですからね。
そのへんの人間の一般傾向も併せて考えないで星ばっかりみてると、外しますよね。
Magiさんの鑑定例ですが、D9 までみるとわかります。
D1 の7室に惑星がいるので、その惑星がパートナーと原則どおりにここは読んで、結婚生活の中身はD9 となるでしょう。
この依頼者さん、D9 でも7室が交換してますが、元は7室で木星3室支配の水星とコンジャンクション、交換相手は6室にいる逆行土星。
これだけでもパートナーが敵と化す十分危険な配置ですが。
いくら3室支配でも状態の良い、理性の水星が、モラリスト木星とコンジャンクションしてもここまでするか?
ということでひっくり返して7室を逆行土星とすると、
「結婚という責任に背中向けちゃう(逆行)」パートナー、になるので、さもありなん、となります。
そりゃー、遊び人(D1 金星)で無責任(D9逆行土星)にも不倫(D9 3室とのからみ)するわー、と。
ところで、この人はDVされてるって書いてたかな?
私の見落としかな?
>9室が家庭を含めての父親ですが、10室を父親とみるときは、家庭を離れた、社会の中での父親をさします(これは私が鑑定した人でもそうで、家庭面はさておき、社会的に素晴らしいお父さんは10室に吉星がくる)から、10室木星で妥当だと思います。
みさんの経験則だと思いますが・・・
自分の社会性と父親の社会性が同じ部屋(10室)というのも、何か納得が行かない気がします。
個人的に採用しているのは・・・
10室は、4室の母親から7室目なので、母親の配偶者ということになります。
要するに、母の配偶者としての父親。
また、9室ですが・・・
子供の5室から9室目は自分(1室)ということになります。
1-9の関係は父親と子といえると思います。
要するに9室は子と父の関係としての父親ということになります。
父親の社会性を表すのは、9室または10室を1室と見た時の10室目の気がします。
太陽から10室目というのも聞いたことがある気がします。
横レス失礼します。みさんの研究掲示板にも絡むネタになります。
先のお話にあった、この方のラグナの件ですが
http://indian-vedic-astrology.com/bbs-consultation/c-board.cgi?cmd=one;no=2359;id=#2359
ラグナに関しては恐らく蠍座と思われます。
鑑定依頼されるタイミングで、火星期に入っていますが、恐らく奮闘の時期かと思います。
また、ラグナの度数が6度32分(スマホにて)ですので、一つ前のラグナに移る場合、6.5×4で26分ほど前になります。
30分程度はズレる可能性を考慮していますが、多分蠍座で、その代わり、ごく僅か(数分以内)後のお生まれだと思います。
ラグナが6度32分ですと、30秒ちょっと後ろになるだけでD9ラグナが変わります。
その場合、D9ラグナは乙女座で、7室魚座に2.9L支配の高揚金星があります。
7室金星は二重象意です。
関わる人物を見る場合、ラグナや月ラグナから相手を表すハウスだけ進んだところを相手のラグナに見立てる方法(ハウス展開の一つ)がありますが、その場合、パートナーの方はD9の魚座をラグナと見立て、3L(欲望、不安定),8L(苦悩、棚ぼた、研究、不労所得、悪く出れば逆らえないヒモ)の機能的凶星である金星が1室で高揚することになります。また、5L(恋愛)の月が3室(浮気、不安定)で高揚します。
D9の7室が水瓶座の場合には、水瓶座から見ると、金星は4,9Lのラーシャヨーガカラカ&2室高揚となり、火星以外に傷や凶意があるようには見えません。
分割図の象意がある人物の場合、そちらに良く出ると感じています。
また、ラグナ以外にも月ラグナからのハウス展開などもメンタル面以外にも有効と感じます。
他にも、起きている事実と本人の体感が違う(傍目には大変でも本人は幸せ)なども、分割図や使うラグナの視点の違いと考えています。
この方のパートナー運の場合は確かにラーシの敵対惑星同士の星座交換もありますが、D9の影響が強いと考えます。
ただ、これも実際に出来事の起きた時期で確認しないと何とも言えません。
個人的には、在住より支配とハウス展開を重視していますが、星座交換の場合には互いに色が付きますので、惑星の生来的な友好や敵対関係が強く影響するのではないでしょうか。
ケンドラとトリコーナで友好惑星の星座交換なら最強ですが、凶支配で敵対同士(射手座ラグナの月と金星の交換)だと厳しいとか、そんな感じです。
ちょっと分かりにくいですが、「逆らえないヒモ」の例えは「ヒモになっている人が養ってくれる人に逆らえない」の意になります。
もう一つのさとさんの例ですと、お父様からのDVはラーシでは太陽が9室で二重象意かつ敵対星座、9L土星は同時に8Lで、7,10L(10Lも父という見方もありますね)の減衰木星と星座交換ですので、双方にとって悪影響と読みましたが、ここで意味は固定していません。
人との関係性もダシャーで変わると思っているのと、初期の段階では可能性を制限したくないというのもあります。
アルーダ(星座方式)を見ると、ラーシのA9は牡羊座ですが、6室に逆行火星とラーフで土星からアスペクト、10H(公の顔)は木星、金星、水星の接合になります。
チャラカラカやチャラダシャーを使う方は、アルーダを合わせればもっと色々分かると思います。
(私は使えませんが…)
木星期のDVについては、ダシャーラグナから見ると6,9Lの水星が減衰木星と接合し、9室には逆行火星とラーフの接合で土星からもアスペクト、減衰木星もアスペクトしています。
太陽も8L2Hマラカになります。
D12ラグナは境界付近ですが、仮にそのまま蠍座で見ると、太陽は10Lで6H高揚、9Lの月は1,6Lの高揚火星と3室で接合し、9H土星と星座交換しています。
細かい出来事を確認していませんが、D12ラグナも良さそうです。
また、太陽から見れば4L(家庭)の月は高揚火星と接合して4Hには抑圧の土星があります。
9Hから見れば5H(子供)には減衰ラーフで、10H(公の顔)では太陽が高揚して方角の力を得ています。
初期の段階では断定せず、色々な見方をしながらどれがどのように機能しているかを見ていくのがベターと感じます。
ISOPさんの料理の例えは上手いですね。
みさん・ニーチャバンガさん
ラグナの件で、まとめて返信しますm(_)m
清水先生も鑑定屋さんも仰っていましたが、インド占星術は後付けの理由なら、何とでもなってしまう場合が多いです。
アセンダント・月ラグナ・太陽ラグナ・カラカムシャラグナ・アルーダラグナ、どれかは良いし、どれかは悪いです。
いいハウスや惑星だって悪く見ようと思えば見れるし、悪いハウスや惑星も良く見ようと思えば見れます。
生来と機能、惑星の友好・敵対まで考慮すると、どんな星にも傷つけられる可能性があるってことになります。
分割図まで理由付けすれば、白を黒ということも可能です。
だから、ラグナ選定において問われるのは、基本的な原則に忠実な方はどちらか?
また別の切り口から言うなら、
「はたして、出生時刻と出生地情報のみの、全く状況を知らないブラインド鑑定で当てられたでしょうか?」ということです。
私の場合、SOさんの情報について何も知らない状況で、蠍座ラグナとして鑑定した場合、おそらく、まるっきり外したでしょう。
そのままの蠍座ラグナの場合、7L高揚、金星高揚、木星7H、5-7星座交換で、
結婚は良し(7L高揚・金星高揚・5-7星座交換ラージャヨガ・7Lと7Hに凶星絡み無し)とし、恋愛結婚(5-7)、優しい旦那(木星在住)といった鑑定になるでしょう。
私の腕が足りないだけかもしれませんが・・・
みさんや、ニーチャバンガさんはブラインドで当てられたでしょうか?
逆に天秤座ラグナなら・・・
かなり現状と近い鑑定になったと思います。
金星高揚と7L高揚で結婚はできるが、1-7にRa-Ke軸、7Lと7室にMaSaCoで、結婚後は非常に苦労する。といった感じになると思います。
(さすがに旦那の暴力や金を入れないといったことなまでは当てられませんが・・・)
職業も、「理系のお仕事や建築系・構築系でしょう」と言っていたと思います。
私個人の鑑定では、蠍座ラグナより天秤座ラグナの方が、より当たった鑑定ができたでしょう。
でも、なんにせよ、上記は星回りだけの考察なので、現段階では当たっているとも、間違っているとも言えないと思います。情報不足すぎます。
もし本気でやるなら・・・
・星回りとの整合性
・ダシャーの整合性(ヴィムショッタリーとチャラ)
・トランジットの整合性
・家族の星回りとの整合性
何かを考慮しなければいけません。
まぁ、何個か重要な日を聞き出して、レクティファイしないとどうしようもないですね。
ISOPさん
レクティファイの手順については私も同感で、こんな感じでまとめています。
https://hiro-jyotish.blogspot.jp/2017/03/blog-post_82.html
ですので、実際に掲示板に踏み込む際には、過去の出来事を予測して、「当たっているなら今後のことも参考になるかも」と前置きしています。
今回はパット見で数分のレクティファイで細かい検証はしていませんが、出生時刻の値が細かいので、「26分はズレないだろう」と言う前提で見てみました。
これが5分刻みだったら話は変わります。
まぁあまりカリカリせず、お互いガッツリとレクティファイしているレベルではないという事で、良いんじゃないでしょうか。
余力があれば、天秤座説も検証してみます。
普段はラグナの度数を見て、どの分割図のラグナが狂いそうか、まず確認しています。
https://hiro-jyotish.blogspot.jp/2017/06/30.html
6度辺りだと、6度40分でD9、6度ちょうどでD10、7度30分でD4など、主要分割図がゴロっと変わるので、見るポイントが多すぎます。
ニーチャバンガさん
今日はPM5時から、町内会の鍋でした。
今、帰ってきましたm(__)m
たしかに26分は、ずれすぎかもしれませんね。
すると、やはり蠍座ラグナが濃厚ですかね・・・
う~ん・・・5-7星座交換、木星・2-5L→7H、7L高揚+ヴァルゴッタマで、こんな暴力と浮気とお金を入れない人になるのか・・・ちょっと意外です。
鑑定されたmagiさんも書かれていますが、5室と7室の絡みって悪いんですかね?
個人的には原則に従って、トリコーナとケンドラの絡みなんでラージャヨガで「吉」としてやっていますが、「インド占星術の秘宝」には、5-7の絡みは悪い方に書かれています。
何かご存知ですか?
なんか、研究掲示板が星座交換でにぎわっていますね!^^
皆さま、パワフルですね!
私は話に入っていくだけの時間的な余力がないので、ROMだけにしていますが、皆さま、非常に勉強されていて、参考になりますm(_)m
ISOPさん
稀に半端な時刻でも、生まれて一息ついた頃に、誰も出生時刻を記録していないことに気付き、慌てて記録した時間がそのまま母子手帳に載るという例も経験しています。
お産の現場は修羅場なので、30分程度はズレる可能性は無いとは言い切れませんが、今回は先のように読んでみました。
>う~ん・・・5-7星座交換、木星・2-5L→7H、7L高揚+ヴァルゴッタマで、こんな暴力と浮気とお金を入れない人になるのか・・・ちょっと意外です。
正にそこで、敵対とは言え5-7L交換&高揚ヴァルゴッタマで…とD9を見たところ、Ve/Su期に大変だったという話に違和感を感じ、ラグナの微妙な度数から、乙女座-魚座軸魚の眺めに目が行きました。
ラーシで7室敵対木星が、D9でWケンドラ支配の5室減衰で二重象意、D9の7室金星でこちらも二重象意、後はD9の7室魚座からの眺めで確認したという感じです。
この方は技術系なので、ISOPさんのラーシ火星の話もあり得ると思いますが、被雇用者の場合には10室以外に6室も反応するようです。
その場合ラーシでは牡羊座と高揚火星ですが、この方が最終的に就職されたかも分からないので、これも何とも言えないですね。
とりあえず、ラグナの度数には特に注意しています。
実は、紙の書籍は一冊も持っていません。
最初の先生のテキストと、ナラシンハ・ラオ先生のテキスト、後は電子書籍が数冊程度です。
ヨーガを覚えるより全体を見ましょう、的に教わったので、それに倣って(?)ヨーガも大して覚えていません。
最初はどうも納得行きませんでしたが、今はそれが正解と感じます。
星座交換も、今の所は通常の延長で見ています。
本場だと小さい頃から暗唱させて叩き込むのでしょうが、遅くに始めた日本人ですので…。
ニーチャバンガさん
>稀に半端な時刻でも、生まれて一息ついた頃に、誰も出生時刻を記録していないことに気付き、慌てて記録した時間がそのまま母子手帳に載るという例も経験しています。
私も似たような経験があります。
その方のラグナはど真ん中だったのですが、どう考えてもラグナが1つずれてるとしか思えないチャートにであったことがあります。
それで出産について聞いたら、すごい難産だったということが分かりました。
それ以来、ちょっと難産とか帝王切開とか、そういった時には、いつもより大幅なレクティファイが必須と考えるようになりました。
ちなみに、インド占星術における出生時刻ってどこになるんでしょうね・・・
よく、第一声とか、一呼吸目とか言われますが・・・
>ラーシで7室敵対木星が、D9でWケンドラ支配の5室減衰で二重象意、D9の7室金星でこちらも二重象意、後はD9の7室魚座からの眺めで確認したという感じです。
ふむふむ・・・なるほど。
ただ、個人的に、二重象意って、今だにどのくらい悪くなるのかよく分かりません。
7室金星も、いい人はすごく結婚運いいし、5室木星で子だくさんもよく見かけます。
4室月も9室太陽も、影響ない人は全く影響ありません。
他にも、目の象意の太陽が、同じく目の2室に入ると、視力が悪いとか聞きますが・・・
個人的には、なかなか判断が苦手な星回りです^^;
ちなみに文筆の水星が文筆の3室在住とかって、二重象意にならないんですかね?
>星座交換も、今の所は通常の延長で見ています。
私も半信半疑で、今後、いろんな人のチャートを見て判断しようと思います。
ISOPさん
全く、母子手帳の時間があるからと安心できない世界ですね。
出生時刻の定義も分かりませんが、滝沢さんが鋭い指摘をされています。
http://takizawa415.blogspot.jp/2017/06/50.html
二重象意、私も程度は分かりませんが、今回の方はラーシ敵対星座交換がD9で両方二重象意と、象意を繰り返していたのが気になりました。
二重象意に限らず、際だった出来事や傾向がある場合、チャートで何重にも意味が重なって出ていたり、ダシャーやトランジットで何重にも表れているように感じます。
荒っぽい言い方をすれば、各分割図やダシャーとトランジットが全く連動していないなら、ある意味鑑定が有意な結果を読み取っていないと思っています。
あと、この方は出生時刻5分刻みでしたね。ちょうど掲示板で混戦している方でほぼ同じラグナ度数の人がいたので混同しました。
その方も気の毒ですがD9違ってるんじゃないかと感じました。
色々伝えたい時にご本人が受け取れる状態でないとき、星読みの限界も感じます。
3室水星も、D10やD24で繰り返していたら、そうかもしれません。
D3やD30で繰り返したり、6室が絡めば呼吸器疾患やアトピーという感じです。
トリッキーですが、3-9軸で出ている事もありました。
これも他のチャートとの併用です。
先の掲示板で揉めていた方も、ラーシとD3で3室水星、D30もラグナロード水星が9室から3室アスペクト、かつマハダシャー水星期ですので、辛い時期と思います。
5-7Lの解釈については当然恋愛以外にも多数あると思います。
5-7でハウス展開なら、7室から11室ですし、色々ありますね。
5ー7が悪いというのは、調べるまでもなく、インドでは、伝統的にお見合いや親が決めた結婚が是とされ、恋愛結婚が少数派だからです。
現代日本なら、
「するとしたら恋愛結婚だね、良かったね」
で、素直に喜ぶところです。
時代や文化が今の日本と合わないがらゆえです。
このあたりは、テキストを妄信せずに、時代と文化に合わせないと。
う~ん・・・どうなんでしょ?^^;
5室の象意もたくさんあり、5-7の結びつきが即、恋愛結婚とはならないです。(もちろんそうなる場合もありますが)
むしろ、5室が「恋愛」って、象意的にはマイナーの部類の気がします。(創造から派生したものでは?ウッタラカーラムリタの象意の中にも5室の恋愛はないです)
また、「インド占星術の秘法」の説明(下97P)にも、5-7に絡みが恋愛結婚だから悪いとは一言も書いてありません。(『妻を失うか、子孫が途絶える』のような記述)
また、原則的に言えば、幸運のトリコーナと、成立させる力のケンドラの結びつきは、ラージャヨガで吉という方が普通の解釈です。大昔であろうがその原則は変わらないはずです。
原則を無視し、一つの象意の結びつきだけ取り出して、「昔は恋愛結婚が避けられたから、5-7の絡みは悪かった。現代は違う』というのは、ちょっと単純すぎる推測だと思います。
そもそもSOさんの5-7絡みで実際に結婚が悪いというところから始まった話です。
SOさんの5-7は星座交換なのでハウス間の最強の結びつきであり、これで現実的に結婚が悪いとなると、みさんのおっしゃること(=現代は良し)に整合性が無いと思いますが・・・
また、SOさんも5-7の結びつきで結婚運が悪いですが、同様に、私が学び始めて一番最初に鑑定した親戚も5-7の最強の結びつきを持っていて、恋愛運が悪いです。SOさんとかなり似通ったチャートです。
ちょっと上に張っておきます。
7L→5H金星高揚、5-7L相互アスペクトです。5-7の絡みはめちゃくちゃ強いです。7室にRa-Ke軸があるから結婚悪いともいえるかと思いますが、他はかなり良い配置です。在住も、9L→7H・月が高揚です。
ちなみにその親戚の子(女性)は現在25歳ぐらいで未婚。彼氏は長くいましたが、彼が忙しいという理由で、彼女は何年も放置プレーされて・・・そして最近、彼氏から別れを切り出されて、恋人の関係は終わりました。
なんか、2つの事例から、magiさんの仰ることや「インド占星術の秘宝」で書かれている5-7の結びつきが悪いというのも、なんとなく信憑性があるのではないかと疑っています。
まだ、たくさんの事例を追っていないので、何とも言えませんが・・・
何か、5-7の結びつきの鑑定があったら、注意してみていこうと思います。
5室と7室の結びつきは、伝統的に不幸な結婚を意味するヨーガです。理由は、恋愛結婚とは関係なく、カーラプルシャにおいて支配星が敵対関係だから、、だったような気がします。うろ覚えですみません。。
Kalaさん
有用な情報、ありがとうございますm(__)m
そんな法則があったんですね。
水瓶座ラグナ・7L太陽→5H双子座(中立)なんかは、例外になるのかな・・・
ということは・・・
ラージャ・ヨガ(またはトリコーナ)の吉の力よりも、敵対星座に惑星が入る凶の力の方が強いということになりますね。
ハウスの友好・敵対って、そこまで影響が強いのかなぁ・・・意外です(^^;
また、2つ後ろ(前)のハウスに入るのが悪いとすると・・・
同様に、LL→11H、2L→12H、3L→1H、4L→2H、5L→3H、6L→4H、8L→6H、9L→7Hなんかも悪いということになりますね。
上記に載せたチャートだと、7L→5H金星と9L→7H月の両方があるから悪いのかな・・・金星・月、どちらも高揚なんだけど^^;
そもそも金星・月なんて、敵対星座で高揚とかする意味不明の惑星なんで、この場合、法則に当てはまるの?とか思うんですが・・・
Kalaさん ISOPさん
Kalaさん初めまして。
なるほどカーラプルシャですか。
やはり基本的な友好敵対は重要ですね。
その他も調べてみたいと思います。
ISOPさんの仰る金星と月の高揚、以前他の高揚減衰と共に理由を探しましたが、度数まで含めての理由は見つかりませんでした。
火星や土星、太陽水星辺りはナチュラルゾディアックの象意っぽいですが…。
一生学んでも大海をコップで掬うという程度というのもホントですね。
わかりなくかったので補足です。カーラプルシャとは、いわゆる牡羊座を1室とみたチャートのことです。それは全てのラグナに共通する法則をもたらします。
牡羊座ラグナにおいて5室は獅子座、7室は天秤座です。5室獅子座の支配星の太陽は7室天秤座で減衰。7室天秤座支配星の金星は5室獅子座で傷つきます。だから5室と7室のサンバンダは凶とされます。
海外のサイトを検索するとそれ以外の理由も出てくると思うので、よければ調べてみて下さい。
ありゃ、そういう意味でしたか!
大きく勘違いしていました・・・お恥ずかしい^^;
一応、原理は分かりました。
そうすると、例えば、3-12とかも悪そうですね。
このカーラプルシャの原理は他でも読んだことがあります。
たしか、マーラナ・スターナの記事を書いていた時です↓
http://indian-vedic-astrology.com/brog-1/2015/03/27/marana-karaka-sthana/
この記事の中のリンクが張っているのですが、マラナ・スターナ/マラナ・カラカになった理由や、減衰・高揚になる星座が、カーラプルシャで説明されていました。(※現在はリンク切れになっているようです)
うろ覚えですが・・・
木星は罪を生み出すカルマを嫌うからカーラプルシャの10室(山羊座)で減衰するとか・・・
金星は討論・争いを嫌うから、6室がマーラナ・スターナで、乙女座で減衰するだとか・・・
そんなことが書かれていたと思います。
Karaさんのおかげで思い出しました。
しかし、カーラプルシャを元に、ハウス間の絡みの吉凶も決められるとは・・・
勉強になりました。
ありがとうございましたm(__)m
Kalaさん ISOPさん
上と重なりますが、なるほど高揚減衰にカーラプルシャも関わるのですね。
星座の象意や度数だけでは見つからない訳です。
有り難うございます。
マーラカについて質問
双子ラグナの場合
マーラカの惑星である2室に
土星
水星在住の場合
7室支配星は木星ですが
吉星である木星であっても
7室(マーラカ)支配が2室在住の場合
2室に土星
水星在住のみの場合より
状況は悪いと考えるべきなのでしょうか?
質問の内容がよく分かりません^^;
「状況が悪いか?」って、2室在住の惑星の状態ことですか?その人の総合運勢のことですか?
惑星のこととしてお答えすれば・・・
他の要因が分かりませんが、木星が2室・蟹座で高揚なら、この木星は悪くないでしょう。
惑星の状態としては、土星と水星より、良いと思います。
もし、ガンダーンタに入っていたり、凶星の影響があったり、D9で減衰していたら知りませんが・・・
7L木星を本質的にマラカ扱いしていますが、双子座ラグナの木星は7室支配ですが、マラカにはならないと思います。(※Wケンドラ支配の木星なんで、弱い凶星扱い(中立)。凶星・凶室とかかわらなければ、特に問題ありません)
同様に、乙女座ラグナの金星、蠍座ラグナの木星、うお座ラグナの火星なんかも、マラカにはなりません。
詳しくは、ラオ先生の本の表を見てください。(運命と時輪上131P)
お返事ありがとうございます!
ラオ先生のその本は
絶版ですか?
書店などで見つけられないです
質問が分かりにくくてすみません
シンプルに
惑星が2室や7室に関連
(支配や在住)するとマーラカが作用するのかと思っていました
そうではないのですね
例えば
双子座ラグナの場合
2室に
土星と水星があるとき
どちらも2室の蟹座とは敵対惑星になります
2室(マーラカ)に土星という凶星が
敵対星座に在住というのは状態としては良くないと
思うんですが
例えば吉星の助けがあるとどうなのだろう?
と考えたとき
金星からのアスペクトとなると8室からになりますが
8室在住という点で
あまりその金星も良くないだろうし
2室金星在住の場合
蟹座にとって金星は敵対惑星なので
やっぱりあまり良い助けにはならなさそう
そこで
木星なら蟹座は木星で高揚するので
双子座ラグナにとって
2室に水星、土星がある場合
木星も2室に在住している場合は助けになるのかな?
と思ったのです
しかし
双子座ラグナにとって
木星は7室(マーラカ)支配であり
それが2室(マーラカ)に在住するというのは
良い働きではなく
むしろ悪い働きがあるのかな?と
双子座ラグナの人で
2室に
木星、水星、土星
が在住している人と
2室に
水星、土星だけが在住している人なら
どちらの人のほうが
良い状態なのだろう?
ということが知りたかったです。
あとお返事の内容に
木星は双子座ラグナにとって
弱い凶星という内容をいただきました
それはとてもわかります
機能的凶星
生来的吉星
の見方も加わってくるので
ややこしいな
と感じます
双子座ラグナにとっては
木星はどこにあろうとも
弱い凶星として働くということですか?
マーラカについて
不勉強、無知ですみません
>ラオ先生のその本は
>絶版ですか?
>書店などで見つけられないです
運命と時輪自体は絶版ですが、清水先生から、ラオ先生の似たような本が出ています。
https://www.amazon.co.jp/s?i=digital-text&rh=p_27%3AKN%E3%83%A9%E3%82%AA&s=relevancerank&text=KN%E3%83%A9%E3%82%AA&ref=dp_byline_sr_ebooks_1
青い本が、おそらく「運命と時輪」に近いです。
>シンプルに
>惑星が2室や7室に関連
>(支配や在住)するとマーラカが作用するのかと思っていました
原則はそうですが、ラグナによって、結構複雑です。また、ラーフや土星も、状態が悪いとキラー(マラカ)になります。
また、2室支配星がマラカ最強で、2Lの時期は結構気を付ける必要がありますが、他はあまり気にしなくていいです。
例えば、7室もマラカになると言われますが、実際は7Lや7Hの惑星の時に結婚が起こるなど、特に悪い時期にならないことも多いです(と言うか、そっちが普通。)
>2室(マーラカ)に土星という凶星が
>敵対星座に在住というのは状態としては良くないと
>思うんですが
状態というのは、惑星の状態ですか?
勘違いしているのかもしれませんが、2室も7室も、惑星に傷をつけるわけではありません。
ただ、2室や7室関連の惑星の時期に死や苦しみが起こりやすいというだけです。
むしろ、2Lに吉星が入るのは好ましいし、7室も同様です(←7室金星は微妙ですが)。
2室・7室を恐れる必要はありません。
凶意だけから言えば、マラカよりドシュタナの方が高いし、場合によっては、ラーフや土星の方がキラーとなりやすいし、あんまりマラカを恐れる必要は無いです。
自分の死や身内の死なんかを見るときはマラカが重要になってきますが・・・
>木星は双子座ラグナにとって
>弱い凶星という内容をいただきました
>・・・
>双子座ラグナにとっては
>木星はどこにあろうとも
>弱い凶星として働くということですか?
吉星のケンドラ支配は弱い凶星になると言われますが、意味合い的には、吉意を失うという意味です。(※凶星のケンドラ支配は、逆に凶意を失います)
ケンドラは強いハウスで、物を成立させる力があります。
(生来)惑星の吉凶の力より、ハウスの力が強いので、相対的に生来的な惑星の吉凶が薄まります。それで、吉星は吉を失い、凶星は凶意を失うと言われるのです。
Wケンドラ支配となる木星・水星は、凶のハウスや惑星と関わると、ハウスの力が強い分、厄介なことになりますが、吉のハウス・惑星と関われば、良い組み合わせとなり吉意を増しますので、特に、凶星として扱わなくてもいいです。
とても濃い内容をありがとうございます
理解する為に何度も噛み締めて読ませていただきました
とても勉強になります!
ありがとうございます!
ということは
双子座ラグナで2室に水星と土星がある場合は
もちろん良くないが
そこに木星がある場合
助けになるどころか
むしろ更に厄介になる感じなんでしょうか?
>ということは
>双子座ラグナで2室に水星と土星がある場合は
>もちろん良くないが
>そこに木星がある場合
>助けになるどころか
>むしろ更に厄介になる感じなんでしょうか?
「厄介になるか?」というご質問ですが、何について厄介になるという質問でしょうか?
2室ですか?惑星ですか?結婚運や仕事運、または総合運ですか?
惑星で言えば、単純には答えられません。
凶星と吉星がコンジャクションしている時、吉星は凶星の影響で傷つきますが、凶星は吉星からの恩恵を受けます。
この場合、土星は高揚の木星、水星と同居して、恩恵を受けますが、
木星からすれば、土星から悪影響を受けます。
ですので、水星と土星がある2室に木星が入る場合、木星(結婚・仕事)は厄介なことになるが、土星・水星は良くなるとの答えになります。ただ、木星は高揚しているので、基本的なところはむしろ良いでしょう。
2室的に言えば、木星・水星は入るのは良いことで、家族・財運・言葉使いが良くなりますが、土星は良くないでしょう。
まぁ、そんな単純な「厄介か・厄介でないか」「良いか・悪いか」などという二択の判断では、鑑定とは呼べません。
もっと、全体から具体的に判断してください。
例えば、双子座ラグナで2室に水・土・木星があったとすると・・・
総合的に見れば、1L-7Lが2Hで高揚、8-9Lの土星・1-4Lの水星とコンジャクション、土星の影響、7L高揚と1-7Lの同居より、結婚は遅延や障害があるが、結婚はできそう。
結婚により、お金や富(または職)がもたらされるでしょう。(と言っても土星の影響もあるので、一概に裕福になるとはいいがたいが・・・)
仕事も同様に、遅延や障害があるが、基本的なところは良さそう。
飲食系の仕事や、歌や言葉、宝石やお金を扱う職種。奉仕や肉体労働。水を扱う職業、建築系・農業系・主婦業、または生命・神秘的・宗教的な職に就きそう。
性格的には、言語に達者、言葉使いは良いが、少し皮肉を言うこともあり。霊的で神秘や宗教的な事柄を好むところがあるでしょう。
・・・
まぁ、惑星の星回りやD9が見れないから、適当に言っていますが、こんな感じでいいのではないでしょうか・・・
とても丁寧なお返事ありがとうございます
インド占星術はとても魅力的で面白いのですが
応用編が難しく先に進めていません
原則として
個々の状態の良し悪しはなんとなく
分かるようになってきましたが
吉凶混合のチャートとなると
どう読んでいいのか一気に難しくなりますね
厄介になる
がどういう意味かと申しますと
良くないチャート
となるかどうか
です
木星は悪いことも広げるというので
凶星とコンジャクトすると
そこに凶星だけがあるより
良いと見るか
悪いと見るか
疑問点でした
厄介というのは
相互的に見て
厄介なのかな?と
そのとき
品位もやはり関わってくるのかな
と思い
具体的な聞き方をさせていただきました
もう
凶星と絡んだ時点で
何か障害はある
と考えたらよいのですね
なんでもそうかもしれませんが
インド占星術は
応用編
実践的な占いとなると
一気に読み方が難しくなりますね
とても深いなあと思います
0をかけたら
全てが0
というぐらいシンプルで分かりやすければいいのですが
そうではないので
難しいですね
高揚の木星といえども
蟹座(2室)には敵対である(弱い?)土星の影響は受けてしまうのですね
とても勉強になります!
なるほど
ということは
結婚だけみると
7L木星が2室で土星、水星とコンジャクトするより
例えば7室で定座としているほうが
良い影響があるが
2室にある水星、土星の悪影響は消えない
ということですね
言葉だけで考えると
水星、土星だけの場合より
木星コンジャクトのほうが
木星の加護が働き、いくぶんかはマシになるが
水星、土星の悪影響も残る
ということですね
インド占星術を学びたいですが
どこで誰に学べばいいのか分からなく
ですので
ISOPさんの親切丁寧なお返事
大変ありがたいです!
勉強になりました!
ありがとうございます♡