【1.子供のプラシュナ

私には子供を得たいという願望がないため、子供ができない人の悩みがあまり実感できないでいます。
ただ、子供ができないで困っている当事者にとっては非常に大きな悩み・苦しみです。
苦しい不妊治療をずっとしていた友人(女)がいましたが、ここまでで悩むのものなのかと驚いたことがあります。

そうした人たちが依頼に来た時に、正確に見ることができるようにしっかり学習しましょう。

 

〔子孫の約束〕

以下の場合、子供が生まれるのが約束されます。

  • LLまたは月が5室にある
  • 5Lがラグナにある
  • LL、または月が5Lと吉の室でコンジャクションorアスペクトしている
  • LL、または月が5Lとイタサーラを組んでいる
  • 木星が5H/5Lに絡む
  • 「1年以内に子供が得られますか?」という質問に対しては、上記があればYes、なければNoである。
  • ラグナロードと5Lがコンバーストしていると、その男性は受精能力がない(インポ?種無し?)
  • アルーダラグナロードとアルーダラグナからの9Lがコンバーストしていると、その女性は生殖能力がない
  • 上記、両方あった場合は子供はできない。

 

〔いつ妊娠するか〕

  • 妊娠はプラシュナチャートで、火星と金星が一緒に吉の星座にトランジットした場合、妊娠は1年以内に起こります。火星と金星はそれぞれ血と精液を示します。
  • ラグナが太陽のホーラにあり、占い師の左の鼻孔から息が通っている(←右は詰まっている)か、またはラグナが月のホーラにあり、右の鼻孔から息が通っている(←左は詰まっている)のなら、その依頼者は近いうちに子孫を得ることになるでしょう。

 

〔妊娠〕

以下の星回りの場合、その女性は妊娠する(or している)ことを示唆する。

  • プラシュナチャートにおいて、5室と11室に吉星が在住している場合。
  • プラシュナチャートにおいて、水星がラグナにある時。
  • 固着星座に吉星が在住しているか、アスペクトされている時。
  • 太陽、月、火星、金星がナヴァムシャにおいて定座の場合。
  • 男性からの質問の場合、太陽と金星が定座か、または、ナヴァムシャにおいてウパチャヤ(3,6,10,11室)に在住している時
  • 女性からの質問の場合、月と火星が定座か、またはナヴァムシャにおいてウパチャヤに在住している時。
  • ラーフがラグナ、アルーダラグナ、チャトラ星座(?)にある時
  • 5Lがシルショーダヤサインにある時
  • 金星がラグナか5室に在住、またはアスペクトする時
  • 月が吉星とコンジャクトしている時。木星と一緒なら男の子、金星と一緒なら女の子が生まれる。

 

〔性別〕

以下により、生まれる子供の性別を判断できます。

  • 奇数の星座は男性を表し、偶数の星座は女性を表します。ラグナ、木星、太陽、月が奇数の星座、またはナヴァムシャにおいてに奇数の星座にある時は男の子を示唆します。同様に、偶数の星座、またはナヴァムシャにおいてに偶数の星座にある時は女の子を示唆します。両方が混在してる場合は、大多数の方を採用し、どちらかを決定します。
  • 別の理論では、木星と太陽が奇数の星座なら男の子で、月と金星と火星が偶数の星座なら女の子です。
  • 土星が奇数のハウス(←星座でないことに注意。もし星座だと、土星は2.5年滞在するので、その期間、いつ行っても同じ結果が出てしまう)の場合、男の子が生まれ、偶数のハウスの場合、女の子が生まれる。例外があり、土星が1室の場合は、女の子が生まれる。この方法はかなり正確な結果を示す(excellent result)とのこと。
  • 月が奇数の星座で、男性の惑星とイタサーラを組む時、男の子を示唆します。同様に、月が偶数の星座に入り、女性の惑星とイタサーラを組む時、女の子を示唆します。
  • 木星が非常に強く、金星が奇数の星座の場合、男の子が生まれます。木星と月と火星が偶数の星座なら、女の子が生まれます。
  • 早い判断方法は、チャート全体で、惑星が奇数の星座か偶数の星座か、どちらに多く入っているかを見ることです。しかしながら以下のような確認は必要でしょう。
  • 5室に男性の惑星と女性の惑星のどちらが多いか(アスペクトを含む)
  • 5Lが男性のナクシャトラに在住の場合は男の子、女性のナクシャトラの場合は女の子が示唆されます。(※下にナクシャトラの性別表を添付しておきます)
  • 5Lが男性の星座なら男の子、女性の惑星なら女の子が示唆される。しかしながら、これには例外があり、その男性の惑星が減衰していれば女の子、その女性の惑星が高揚していれば男の子である。
  • LLと5Lが奇数の星座なら男の子であり、偶数の星座なら女の子である。
  • ホーラにおけるLLが男性惑星(太陽)で、男性星座(獅子座)なら男の子である、女性惑星(月)で女性星座(蟹座)なら女の子である。
  • 依頼者からの質問が、クリシュナパクシャのアシュタミ(暗くなる月の8番目)からアマヴァシャ(新月)の間にされたのなら、女の子が示唆される。
  • 月が5室にあると多くの娘に恵まれるでしょう。
  • また、高揚の木星が5室にあっても娘に恵まれるでしょう(=ラグナが魚座で、木星が蟹座)。
  • 金星、月、5Lが、ラーシとナヴァムシャにおいて偶数の星座にあるのなら、多くの娘が生まれるでしょう。


〔参考:ナクシャトラの支配星と性別〕

名前 支配星 性別
1 アシュヴィニー Ke
2 バラニ Ve
3 クリティッカー Su
4 ローヒニー Mo
5 ムリガシラ Ma 中性
6 アールドラー Ra
7 プナルヴァス Ju
8 プシュヤ Sa
9 アーシュレーシャ Me
10 マガー Ke
11 P.パラグニー Ve
12 U.パラグニー Su
13 ハスタ Mo
14 チトラ Ma
15 スワティ Ra
16 ヴィシャーカ Ju
17 アヌラーダ Sa 男?
18 ジェースタ Me
19 ムーラ Ke 中性
20 P.アシャーダ Ve
21 U.アシャーダ Su
22 シュラヴァナ Mo 男?
23 ダニシュター Ma
24 シャタビシャー Ra 中性
25 P.バードラパダ Ju
26 U.バードラパダ Sa
27 レーヴァティ Me

 

以上です。

 

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