久々の投稿というか、久々の占星術系ですm(__)m

前回のヨーギニー・ダシャーの続きで、今回は鑑定例です。

まずは軽く鑑定法の復習です(↓)

〔鑑定の仕方〕

さて、鑑定の仕方ですが、ラグナをナクシャトラのある星座にプログレスさせて、鑑定すると言いましたが、最も大きなポイントになるのはナクシャトラの支配星で、次にダシャーロードです。

以下の点に着目します。

①:ラーシ・チャートにおける ナクシャトラの支配星を見る(←PACを見る)。
②:プログレス・チャートにおけるナクシャトラの支配星を見る (←PACを見る)。また、対応するナクシャトラをラグナとして検討する。
③:プログレス・チャートにおけるナクシャトラの支配星とダシャー・ロードの関係を見る。(←お互いに何室目かを見る)。ナクシャトラとダシャーの支配星は、イベントの内容如何を見る上で重要な役割を果たす。
④:プログレス・ラグナ(PL)から数えて、出生図のラグナ(BL)が何室目かを見る

 

〔結果について〕

・いずれのダシャー においても、ナクシャトラの支配星のサブ・ダシャーのときに、結果がもたらされることが多いとのこと。
・ダシャー・ロードとナクシャトラの支配星の両方に影響される惑星は、そのサブ・ダシャー において結果をもたらす。
・ダシャー・ロードとナクシャトラの支配 星の両方に影響を及ぼす惑星 は、そのダシャーの結果に最も影響する。
・ダシャーの支配星とナクシャトラの支配星が共通する以下の4つのダシャー期、
 「ダーニャ/ヴィシャーカ」、「バドリカ/ジェースタ」、「シッダ/P.アシャーダ」、「マンガラ/シュラヴァナ」
は、惑星の配置がよければ、特別に幸運な時期といえます。単一支配星の時期と呼ぶことにします。

 

〔鑑定例:ビル・ゲイツ〕

文章では分かりにくいと思うので、とりあえず、いつものようにビル・ゲイツを見てみます。

①~③は上記の鑑定の仕方の番号に対応します。

 
星座期 開始 終了 主な出来事
バドリカ(Me)/

U.バードラ(Sa

1951.7.19 1956.7.18 誕生1955.10.28
サンカタ(Ra) /

ムリガシラ(Ve

1969.7.18 1977.7.19 1973年ハーバード大学入学

①:ラーシにおいて、Veは5L(高等教育)→5Hで定座

②:PL(=ムリガシラだから双子座)から見てもVeは5L→5Hで定座

8-9Lの土星が高揚してコンジャクト

③:Ra-Veは2-12の関係

サンカタ(Ra)/

ムリガシラ(Ve

1969.7.18 1977.7.19 1975.4マイクロソフト創設(Ra-Sa期)

①:Veはラーシから5L(創造)→5Hで定座

②:PLから見てもVeは5L→5Hで定座

8-9Lの土星が高揚してコンジャクト

③:Ra-Veは2-12の関係

ダーニャ(Ju)/

プシュヤ(Sa

1980.7.19 1983.7.19 1980年:MS-DOS開発

①:Saはラーシで8-9L→5H(創造)で高揚。5Lで定座の金星とコンジャクト。

②:SaはPLから7-8L(研究?)→4Hで高揚。

PLから見て10Lの火星と1Lの月は相互アスペクト。10Lの火星は高揚の水星とコンジャクト。

③:Ju-Saは3-11の関係

ブラマリ(Ma)/

アーシュレーシャ(Me

1983.7.19 1987.7.19 1985年:WINDOWS開発

①:Meはラーシで1-4L→4Hで高揚し、6-11Lの火星とコンジャクトかつ2LのMoが10室からアスペクト。

②:MeはPL(=アーシュレーシャだから蟹座)から3室で高揚。10Lの火星とコンジャクト。1Lの月が9室からアスペクト。

③:Ma-Meは1-1の関係

パドリカ(Me)/

マガー(Ke

1992.7.19 1998.7.19 1992.4:WIN3.1発売

 

①:Keはラーシで12H。ディスポジターの金星は5室で定座

②:KeはPLから見て10H。ディスポジターの金星は3室で定座。

ラーシにおいて10Lの木星が1H

③Ma-Keは5-9の関係

 

ウルカ(Sa)/

P.パラグニー(Ve

1992.7.19 1998.7.19 1994.1:結婚(Sa-Ve期)

①:Veはラーシで5L→5Hで定座。8-9Lの高揚の土星とコンジャクト。両惑星が絡む。

②:VePLから見て、3-10L→3Hで定座。7Lの土星とコンジャクト。1Lの太陽とコンジャクト(←3H減衰の例外則)。

ラーシにおいて7Lの木星が1H

ナクシャトラの支配 星のサブ・ダシャーの時期(Sa-Ve期)に当たる。また、結婚の金星期。

 

③:SaとVeは1-1の関係で高揚と定座

ウルカ(Sa)/

P.パラグニー(Ve

1992.7.19 1998.7.19 1995.8:WIN95発売(Sa-Ra期)

長者番付1位1995年~

 

①:Veはラーシで5L→5Hで定座。8-9Lの高揚の土星とコンジャクト。

②:VePLから見て、3-10L→3Hで定座。7Lで高揚の土星とコンジャクト1Lの太陽とコンジャクト(←3H減衰の例外則)。

ラーシにおいて10Lの木星が1H

 

③:SaとVeは1-1の関係で高揚と定座

ウルカ(Sa)/

P.パラグニー(Ve

1992.7.19 1998.7.19 1996年4月:娘(ジェニファー)誕生(VD:Sa-Su期)

 

:Veはラーシで5L→5Hで定座。8-9Lで高揚の土星とコンジャクト。

②:VePL(=Pパラグニーより獅子座)から見て、3-10L→3Hで定座。7Lで高揚の土星とコンジャクト1Lの太陽とコンジャクト(←3H減衰の例外則)。

PLから見て5Lかつ子供の象意の木星が1H

 

③:SaとVeは1-1の関係で高揚と定座

シッダ(Ve)/

U.パラグニー(Su

(※PLは最初の1年9か月は獅子座、残りが乙女座)

1998.7.19 2005.7.19 1999.5:息子(ロリー)誕生(VD:Ve-Ve期)

 

①:Suはラーシで3L→5H(例外則)。Veは5L→5HでSuとコンジャクト。

②:PLは獅子座。SuはPLにおいて1L→3H。

PLから見て5Lかつ子供の象意の木星が1H

③:VeとSuは1-1の関係で高揚と例外則

シッダ(Ve)/

U.パラグニー(Su)(※PLは最初の1年9か月は獅子座、残りが乙女座)

1998.7.19 2005.7.19 2002.9:娘(フィービー)誕生(VD:Ve-Ma期)

 

①:Suはラーシで3L→5H(3Lの減衰で例外則)

②:PLは乙女座。SuはPLにおいて12L→2Hで、5Lで高揚の土星とコンジャクト

③:VeとSuは1-1の関係で高揚と例外則

マンガラ(Mo)/

チトラー(Me

(※PLは前半の半年が乙女座、後半半年が天秤座)

2013.7.19 2014.7.19 2014.2.4:会長職を引退 (VD:Mo-Sa期)

 

①:Meは1-4L→4Hで定座。1-6Lの火星とコンジャクト。2Lの月のアスペクト。

②:PLは天秤座への変わったばかり。Meは12H。10Lの月は6HでMeにアスペクト。1室惑星集中(←RYKで高揚の土星。定座の金星。11Lの太陽・・・莫大な退職金を指す?)

③:MoとMeは7-7の関係

 

まずまず見れるようです。特に結婚はお見事です。子供もまずまずかな・・・

③の見方は良くわからないというか、余り、役に立たない気がします。

 

また、ヨーギニ・ダシャーを極めたい人は清水先生の本を買うといいでしょう。鑑定例は簡単なものが30個程度ついています。

ただ、誤字や不備(文章の抜け)は多々あります。^^;

また、かなり意味不明な鑑定もあります・・・(5Lと11Lが絡んで、11Lは5室から7室目で子供にとってマラカだから、この時期に子供が亡くなったとか・・・そんな見方するのかなぁ?)

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