皆様、こんばんはm(__)m
放置プレー継続中ですが、久々の美術系の投稿です。

モーダカが非常事態宣言で、多くの手作り市・フリマが中止になり、
けっこう自由な時間ができたので、たまには美術系もやろうかということで、
以前から興味のあったパソコンによる3D造形(デジタル彫刻)にチャレンジしました。

いろんな3Dによる彫刻やっている人がいますが、一番人気なのはZBrushと言われるソフトです。

https://pixologic.jp/zbrush/
https://cgin.jp/index.php?dispatch=categories.view&category_id=677

このソフトですごい作品作っている人が数多くいます・・

お値段が11.5万と非常に高いので、無料ダウンロードで遊び倒すことにしました。
ダウンロードした日から、1か月半ぐらい使うことができます。(※8月末にダウンロードしたので、あと1か月ぐらいです)
体験版はこちらから(↓)

https://pixologic.jp/trial/

 

このデジタル彫刻ですが、いろんなメリット・デメリットがあります。

〔メリット〕

  • 粘土代がいらない。(3Dプリンターで出すなら、樹脂代がかかります)
  • 粘土のように固くなったり、劣化したりしない。
  • 対称形や同じ形状が難なく作れる。(粘土だと、この辺が難しい)
  • 拡大すれば、細かいところも作れる(手ではできんような、微細表現ができます)
  • アンドゥで前の状態に戻せる。(粘土ではできません)
  • 今まで作った過去データや人のデータを利用して、新たな造形物を作製できる。
  • マスク機能(固定する機能)や多種のブラシなど、さまざまな道具が揃っている。
  • 楽に色塗りできる。
  • 3Dプリンターで、いつでも実物を造形できる。

 

〔デメリット〕

  • 初期費用が高い(ソフト・プリンター)
  • 手で作ったような味わいがなくなる(デジタル特有の無機質・カッチリした感じ)
  • 巨大な物は不可(人間原寸大とか)

 

デメリットもありますが、メリットも非常に大きいです・・・時代はデジタル彫刻ですかね?(粘土の良さも捨てがたいですが・・・)

使ってみると分かりますが、フィーリングが粘土を触っているように、造形できます。
はじめてでも、ブラシを数種の特徴と、ブラシサイズの大きさの変え方さえ分かれば、ある程度造形できるぐらい簡単です。

というわけで、とりあえず、また定番のサイババを作ってみました。

 

【サイババ作製記】

まず、丸から始めます。

ZBrushの機能に、写真を透かして、背景におけるという機能があります。
結構便利な機能で、これで大きくバランスを間違えることはなくなります(↓)。

 

後ろの写真に合わせて、丸を変形させていきます(↓)。

 

花を盛り上げ、目のあたりをへこまします(↓)。

 

眉のあたりの骨、ほほのしわや盛り上がりを足していきます(↓)。

横や斜めから見て、バランスを取っていきます(↓)。
ちなみに写真は横や上、下にも置けます(↓)。

 

写真があると、造形の凹凸の感じが分からなくなるので、この辺りでOFFにします(要は最初のバランスのみにしか使えない)

目玉は別パーツで入れることにします(↓)。

両方揃えます(↓)。

 

髪も別パーツで作ります(↓)。

 

髪の形を整えます(↓)。

 

さて、アフロの表現ですが、どうしたものか悩みました・・・
一本一本作っていたら、気が狂います。(データ量も半端ない)

いい作り方はないかと、「アフロ・ZBrush」で検索しても、あまりいい作法はありませんでした(※一応作っている人はいましたが、イメージが違ったり、どう作ったか作製情報を開示してなかったり・・・)

とりあえず、ひっかくブラシで、それっぽくスジをつけておきます(↓)。

まんべんなく、ひっかいていきます(↓)。

まぁ、とりあえずはこれで・・・

細かいしわや、盛り上がりを調整します(↓)。
目の周りをやるときは、目が邪魔なので非表示におきます。

まぶたを作ります。

本体から盛り上げると、周りも引っ張られて、大きくバランスが崩れるので、別パーツで作って、後で統合します(↓)。

こんな感じ(↓)

まぶたを本体(頭部分)に統合します。
これで頭と融合して一つのパーツになります(↓)。

あと、目は白目だと気持ち悪いので、黒目(瞳)を描いておきます(↓)。

融合すると、接合面が荒れるので、スムーズブラシで直します(↓)。

ちょっとサイババらしくなってきましたね!^^

しわやら、バランスやら、ちょっとづつ手直ししていきます(↓)。

いろんな角度から見て、バランスに注意しながら、変えていきます。(※この辺りは始めるとキリが無いです)

とまぁ、現在はこんな感じです・・・作製期間は3~4日ぐらい。初めて触ったにしては、まぁ割とうまくできた方かな^^

あとは体ですね(あと、髪の表現ももっとアフロっぽくしなければ・・・)

ラマナ・マハリシやヴィヴェーカーナンダ、アマチ、和尚、クリシュナムルティなんかも作れたらいいなぁと思っています(ラーマクリシュナも作りたいけど、画像が少なすぎ・・・)

お試し期間があと1カ月切っているので、ちょっと無理かな(^^;)・・・もし作りましたら、アップします。

 

デジタルはどうかと思ってましたが、粘土と同じ感覚で、意外に楽しいです!^^

皆様も、興味があれば作ってみてください^^

関連記事: