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Unit 2:PAC・DARES−
Lesson 4:エクスチェンジ


猿にもわかる!インド占星術講座
ベイシックスキル−入門編
 
Lesson 4: エクスチェンジ
 

ACDARです。Exchangeのです。

惑星が他の惑星と支配星座どうしの間で交換しているとき、星座交換と呼びます(「ラオ先生のやさしいインド占星術」164〜165ページ参照)星座交換による絡みは最も強いので、それによる影響は見逃せません。

なかなか言葉で説明しずらいので、さっそく例で考えてみましょう。


チャートでは、5室の支配星である土星が8室に在住し、逆に8室の支配星である火星が5室に在住しています。火星と土星の間で星座交換が成立していますね。しかも土星は火星に対して10室目のアスペクトをしていますし、火星は土星に対して4室目のアスペクトを投げかけており、8室と5室の絡みは非常に強いものになっています。

5室と8室の星座交換により、5室のテーマである学業や子供に、8室の困難というテーマが絡みますので、子供に悩まされたり、あるいは学業の困難を示唆します。また、8室には研究や秘密という意味や、ヨーガという意味合いもありますので、なにか秘密めいた研究をおこなうとか、ヨーガなどの神秘思想にに興味を示すとも読み取れますね。

惑星 在住 支配 アスペクト 備考
太陽
1
12 7  
4
11 10  
火星
5
3 8 8 11 12 最高星位、土星と星座交換
水星 1 1 10 7 最高星位
木星(R) 7(6) 4 7 1(12) 3(2) 11(10) 定座
金星 1 2 9 7 最低星位
土星(R) 8(7) 5 6 2(1) 5(4) 10(9) 最低星位、火星と星座交換
ラーフ 2 - -  
ケートゥ 8 - -  


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