Unit 1:ホロスコープ − Lesson 1:基本構成
猿にもわかる!インド占星術講座
ベイシックスキル−入門編
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Topic 4: 惑星 |
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太陽系の惑星も、ホロスコープの重要な構成要素です。
下図では、火星がアセンダントの蠍座に近接しており、太陽と水星が微妙に獅子座にかかっているように見えますが、計算すると実際には獅子座のひとつ手前の蟹座の領域に属しています。
これをホロスコープに翻訳すると、「火星が蠍座に在住し、太陽と水星は蟹座に在住している」と言います。ハウスの観点から言えば、「火星が1室に在住し、太陽と水星は9室に在住している」となるでしょう。
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太陽系の他の惑星についてもハウスの位置を計算すると、左図のようになります。月が5室の魚座に在住し、土星が7室の牡牛座に在住し、ラーフと木星、金星は、いずれも8室の双子座に在住し、ケートゥは2室の射手座に在住しています。
インド占星術で使用する惑星は、太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星、ラーフ、ケートゥの9つです。ラーフとケートゥは、太陽の軌道と月の軌道の2つの交点を意味し、それぞれ西洋占星術ではドラゴンヘッドとドラゴンテールと呼ばれています。
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それらは実在する惑星ではなく、概念上の存在で、影の惑星と呼ばれています。また、太陽は恒星、月は衛星で、厳密には惑星ではないことは言うまでもありません。ですが、簡単のためこれら9つをすべてまとめて、惑星(Planet)と呼んでいます。
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また、西洋占星術で使われる3つの惑星(冥王星、天王星、海王星)は、インド占星術では使用されません。もちろん、これらの惑星をインド占星術で使用している人もおり、実際に作用しているという話も聞くことがありますが、伝統的でオーソドックスなインド占星術では、これらの惑星は使用しません。
次に、占星術でよく使われる惑星の記号(左図)を用いて、ホロスコープを描き替えてみましょう。 |
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記号を使うと、左図のようになります。ここには、星座、ハウス(番号)、惑星というホロスコープを構成する要素すべてが盛り込まれております。
実際には、それぞれの惑星が、星座のどのあたりに(0〜30度)に位置するかを示すために、惑星ごとに度数(0〜30度)も表示しますが、ここでは省略します。
惑星は、分譲住宅に例えるならば、ハウスの住人に相当します。例えば、火星は蠍座の区画に立つ1室のハウスに住んでいる、となります。双子座の区画にある8室には、ラーフと木星と金星が同居していることになります。
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いちおうこれで基本的なホロスコープは完成したことになります。
星座の記号と位置関係、惑星の記号はすべて覚えてくださいね。
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