▼佐藤さん:
佐藤さんのホロスコープをみてみましたので,私の解釈を記します。何かの参考になれば幸いです。
1 結婚について
D1では金星が自室で逆行,恋愛の5Lの木星も自室・逆行で強いのですが,いずれも火星土星の影響を受け,7Lの土星は8室でケートゥの影響を受けています(土星が6Lという意味ではヴィパリタ成立の可能性はありますが・・・)。月ラグナでは7室は月のアスペクトバックのみがあるものの,D9では金星が減衰の星座に位置しており減衰キャンセル要素も見当たりません。
D1での金星と木星の強さを踏まえると,恋愛や結婚のポテンシャル自体はありますしニアミスのようなものはあると思いますが,それらへの凶星の影響及びD9の減衰を踏まえると,残念ながら結婚までには至らないのではないかと見立てます。
ダシャーをみても,2018年4月からのラーフ/金星/木星期,その後のラ/金/土星期あたりが有望ですが,トランジットにおいて5室の土星がなかなかどかないので,ネータルの土星に木星がアスペクトを始める2018年の冬まではなかなか時期的に難しく,その後は7L土星期を抜けてしまいます。ダシャーロードであるラーフを1室とみても,7室に土星が来てしまいます。
2 仕事について
お仕事については,10Hに金星が自室,ヨーガカーラカの火星在住,ラグナロードしかも太陽が在住,とかなり出世・成功されると思いますし,佐藤さんも仕事に喜んで打ち込むものと思います。しかし,やはり火星,土星,太陽の3凶星の影響がありますから,一筋縄ではいくはずがありません。霊性からくる進路や生き方への悩み,人間関係のどろどろしたもつれなどが必ずあるでしょう。
職種ですが,金星が強く火星もいるので,自衛隊では工兵か看護・後援部隊,あるいは戦車など車関連の部署ではなかったでしょうか。お心あたりがあれば,その辺の知識や経験を生かせばなお良いと思います。
3 過去世の功徳等について
過去世の功徳は5室でみますが,木星が自室で強く,ついでに9室には傷のない水星があり,過去世の功徳によって現在,霊性や宗教について高い知識を得,さらには良い収入,あなたやお父様のご健康,良い師を得るという影響をもたらしています(5室から9,11,1室に木星がアスペクト)。現世でも菜食や献血などによって,主に仕事や健康に良い影響があると思われます(9Lが10H,1L,10Lとコンジャクト)。
>1996年6月6日 午前11時53分 男
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>緯度 36:41:N
>経度 139:57:E
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>佐藤と申します。
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>私は今まで恋愛経験無しで、そもそも結婚願望もないのですが、もし結婚した場合としなかった場合とではどうなるのでしょうか?
>仮に恋愛・結婚するなら、お相手がどのような方なのか、時期など、教えて頂けるのと幸いです。
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>また、仕事運・今生の人生テーマや過去の行いも気になります。
>仕事に関しては、去年末まで陸上自衛隊一般曹に就いていましたが、一身上の都合により依願退職し、今年4月に再就職しました。個人的に前職より収入も上がり、やりがいを感じております。このまま軌道に乗れるでしょうか?
>
>生命や宗教に関心があり、仏教のある高校に通っていました。その頃から、毎年3回400ml献血をしたり、肉類を極力食べずに今まで生きています。これらはカルマにどう影響されるのでしょうか?
>
>
>最近、インド占星術の存在を知り、独学でやってますが、私にとってまだまだ未知の世界です。
>拙い長文ですがよろしくお願いいたします。