▼ryuさん:
ご返信ありがとうございました。なかなか重いテーマですが,可能な限り回答してみます。
1 水星が太陽によりコンバストされているとのことでした。
>水星には医療従事者、コミュニケーションなどの象意があるようですが、ともすると医療系は向いていないのでしょうか。
コンバーストの影響については諸説あるようですが,そのひとつに,「惑星の外的象意は傷つくが内的象意には影響ない」というものがあり,私はそれを支持します。つまり,水星は知性やコミュニケーションを司りますが,後者に悪い影響があるが前者にはないということです。事実,ryuさんは薬学部を経て薬剤師試験に合格されているのですから,標準以上の優れた知性をお持ちであることは実証されていると思います。
よって,患者や部下とコミュニケーションがうまくとれているかどうか,喋ることが仕事のひとつの重点になるであろう精神科医を選択する場合の適性は,慎重に検討された方がよろしいかもしれませんが,医者全般について適性が低いとは思いません。
2
>火星、土星による金星の傷つきというのはイメージ的にも苦しそうですが、どのような心構えで望めば上手くいくのでしょう。恋愛に限らずですがラーフ期というのも当分続くようですし、ただひたすら運命を受け入れるしかないのでしょうか。
古典(BPHS)の84章では,レメディ,処方箋として,「この世界の被創造物の喜びや悲しみは,これらの惑星の影響に依る。それゆえ,平和,富と繁栄,降雨(※日照りの対照),健康と長寿を願う者は,惑星を崇拝せよ(祈り,マントラの詠唱,寄附等によって)。」とあり,その後に各惑星を祀る方法の記載が続きます。
レメディが存在するということ自体,惑星からの影響が緩和されることがありうることを示唆しています(全てが運命として完全に決まっているというものでもないらしい)。
古典にしたがうなら,日頃から神々に祈りを捧げ,寄附を行ない,善行を積むべきということになろうかと思います。ものの本によっては,惑星に対応した特定の宝石を身につけることを推奨しているものもありますが,詳しい付け方を解説している信頼できる文献に出会ったことがありませんし,私に処方する能力や経験はありません。
イエスキリストは,「神を愛しなさい。隣人を自分のように愛しなさい」と言いましたが,結局それに尽きるのかもしれません。祈りを捧げ,日々の与えられた仕事をできるだけ素早く正確にこなし,接する人に笑いかけ,親切にし,たまには親孝行もしてみる。私見ですが,我々ができるのはそういった地味な日々の行為しかないと思っています。
3
>出会いや結婚時期的なものもわかるのでしょうか?
>鑑定していただけるようでしたらよろしくお願い致します。
D9(結婚運を示す図面)で7室(結婚を象徴する部屋)は水星が支配しています。ラーフ期はもともとアップダウンがあり結婚などのイベントが発生しやすいとされますし,もともとD1でもD9でもラーフは5室(トリコーナという良い部屋。恋愛も象徴)にありますから,変動は変動でも悪い変動一本槍ではないはずです。したがって,ご結婚されるなら,ラーフ/水星期の2024年2月からの2年半が最有力と考えます。
D1上は7室に月がありますので(太陽の反対解釈という意味ではなく)色白で清楚な女性。7室からみた10室(仕事)はD1D9いずれも木星が絡みますので医者や教師,カウンセラー,コンサルタントなど。同室には太陽と水星がアスペクトしますので,ある程度地位の高い公務員。ただしD1D9ともに7室からみた11室(収入)にラーフ(アップダウン)がありますので,非常勤,よって,公立病院お勤めの非常勤のお医者さんかな,と推測します(非常勤かつ地位の高い教師や薬剤師というのはあまりないと思いますので)。
いずれも木星が絡むということと7室からみた11室にラーフがあるというのは事実ですが,そこから先は所詮,解釈の領域ですので,あまり重く受け止めないでいただければ幸いです。