▼プリンさん:
はじめまして、み、です。
今はインドの企業の日本支社にお勤めで、日本在住でしょうか。
もし海外在住であれば、お住まいの国と都市を教えていただく方が後々ダシャーをみるのに便利ですので、よろしくお願いします。
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>鑑定していただきたいのは、プライベートに関することです。仕事面はとても充実しているのですが、現在独身で、今後もずっと一人なのかと考えています。子供が好きなので養子をもらうことも考えていましたが、出張多く、独身だと現実的には難しいです。父親がギャンブルでサラ金から借金しまくり、家庭崩壊に至った過去があるので、男性には厳しいのかも。過去にお付き合いした男性は何人かいましたが、依頼心の強いダメンズばかりでなぜか父親と似たタイプが多かったです。私が強すぎるのでしょうか?
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えーっと、鑑定する以前に、ご自分で理由がわかってらっしゃる気がしてならないのですが。
子ども時代の生育環境ゆえに、自己評価が低いから、ダメンズの面倒をみて自尊心を高めようとしちゃってるし、それを見透かしてそういう男が寄りついてる、という構造ですよね。
自尊心の低い人ってなめられますからね。
でも仕事をきちんとしてるんだから、そこまでひどくもないと思うんですが。
・・・というのはおいといて鑑定します。
異性運、ということで、D1&D9の7室や金星を中心にみてみました。
年齢的には完全にD9が駆動してるはずで、そちらの方が強いかもしれませんが。
1.D1をみてみた
7室は在住星なし、1室に在住する金星のアスペクトバックあり、1室に月在住。
異性運、そんな悪くないんじゃないの?
と言いたくなるんですが、結婚、という話に限っては、1-7軸の金星&月のコンジャンクションか相互アスペクトは悪いらしいです。
まずこいつが悪さしたんではないかと。
そして月が減衰。自分の心と母性が減衰してるとみます。
母性が減衰、となると、結婚と子どもでマイナスポイントになりますが、それ以上に、自分が生きていくうえで、心が傷つきやすくなってるというのはちょっと厳しいなぁという印象です。
それでもなんとかなってきたのは、3室の高揚火星。
こいつが努力でカバーするパワーを与えてくれたからです。
さらにD1とD9の両方で凶ハウスでヴァルゴッタマするラーフも、逆境をはねのけていこうとする気力をくれていたんじゃないかと思います。
で、これが、異性を遠ざけた強さなのかというと、違うと思います。
7室には土星がアスペクトしてきてはいますが、この程度一発で結婚運はふっとばないでしょう。
5室を恋愛の部屋とみてみたら、土星が在住してるから、確かに恋愛に対してはものすごい慎重になる人ではあると思いますが。
そして5室支配星の木星。これは逆行してるけど、支配星が逆行くらいなら大したダメージにならないはず。
ここに高揚した火星がアスペクトしてきているので傷はついてるといえばそうですが。
もうひとつひっかかるものとして、ラグナ・金星・月・太陽のすべてからの7室に惑星がない。
これはかなり「結婚に興味のない人」の配置です・・・。
総合的にみると、結婚にたどり着く前の恋愛の時点でのひかっかりが多そう、というのがD1でした。
ところで、印象に残る恋愛があったのは、下記の時期のどれですか?
(ドゥビサプタティ・サマ・ダシャー適用)
・1987年6月〜1988年8月(水星・月期)
・1990年11月〜1991年12月(木星・金星期)
※これが個人的に本命
・1995年5月〜1996年6月(木星・月期)
・1998年9月〜1999年11月(金星・金星期)
※これもわりと本命度高い
・2003年3月〜2004年4月(金星・月期)
※これも。
仕事運はたしかによさそうですね。
2室の太陽と、10室の木星が星座交換。
収入の2室と仕事の10室が相互強化だから、仕事と衣食住に困るわけがなさそうです。
2.D9をみてみた
こちらは惑星配置がずいぶん偏ってる感じですね。
1室:火星
2室:土星・月・ケートゥ
8室:ラーフ
11室:太陽・水星・金星・木星(逆行)
こちらでも、ラグナ・金星・太陽からみた7室はすっからかん。あえていえば、月から7室目にラーフ。
うーん、欲深なならずものラーフ男が相手になりがちかもしれない・・・。
このラーフに火星がアスペクトをかけてきているというのが、かなりまずいです。
ラーフと火星のコンジャンクションをみると、
「DVかモラハラか」
とまず疑うくらい、その確率が上がりますが、ラーフに火星アスペクトでこうなるかは、まだ不明です。
もしかして、過去に付き合った相手、そういうことする人でした?
それならやめといて正解だったと思うんですけど・・・。
7室には火星がアスペクト。
いわゆるクジャドーシャ(日本でいう丙午)ですが、たぶん迷信。
7室支配星は逆行木星。支配星が逆行してるかはたぶん結婚できるかにはそれほど影響は大きくないと思います(これまでみたチャートを見る限り)。
問題は、この木星が太陽にコンバストされてダメージ甚大であることだと思います。
そして、金星も太陽に焼かれていそうな感じ。
加えてここに土星がアスペクトしてるというのがダメージ大。
こちらは5室に在住星がなくて、支配星の土星はケートゥとコンジャンクション。月も一緒にいるけどケートゥは曲者。
自分と郷里の違う人と付き合う、か、別れ、のどちらかできます。
配偶者や結婚をみるためのチャート、という意味でD9をみたとき、7室とその支配星の状態、金星の状態がよろしくない、となれば、それ以前の恋愛の段階でも「別れ」の確率はあがってくると思います。
・・・というわけで、総括してみると、
「若いときは恋愛に慎重なうえに結婚に興味なかった」
ところに、D9の状態が悪い(すみません)、というのが重なって、結婚なさらずにきたのではないかと思います。
でも、これはチャート上の話。
ほんとの原因は、ご自分がもうすでによくわかっていらっしゃる。
私は鑑定するよりも前に、
「母親から逃げたい」
というくだりのところを読んで、以下の内容の方が重大だなと思いました。
海外でも働いて、親を養って。
そうしていく中で、自己評価は上がってきたとは思います。
ですが、おそらくはお母様から認められてこなかったことに起因する、自分の中のどこかにいる自信のなさと、男性や結婚に対するイメージの悪さが、
「こんなオレでも受け入れてくれるよな」
「こいつならどう扱ったっていいだろ」
と思っているような、欲深野郎との縁を作ってる、というのが非常に現実的な話です。
奴らは、そういう相手を見分けることにたけてるから。
カウンセラーの手を借りてでも、傷ついた自己評価と、結婚に対するイメージの悪さ、異性に対するイメージをなんとかすることの方が先だったんですよね。
チャートはチャートとして、
「ああそういう傾向があるのね」
と、それはそれでおいておいて、現実的な対処をする方がよっぽどいいし、アプローチとしては健全です。
>インド占星術は詳しくないのですが、私も多少占星術は興味があるので、海外に縁があることや、幼少期の家庭のゴタゴタは読めるのですが、
逆に私はこっちの方がわかりづらかったです・・・
月の減衰と、D1の12室ケートゥ?