168さん
誰もレスをつけないようなので,センエツですが,わかる範囲でコメントさせていただきます・・・m(__)m
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まず,インド占星術における宝石処方は,「宝石を透過した光が肌に当たって作用する」というのが前提のようで,ゆえに,指輪では台座に穴がぽっかり空いております。したがって,台座に穴がない普通の指輪をお求めでしたら,宝石が何かはあまり気にする必要がないことになります。
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インド式の穴あき台座の指輪をお求めということであれば,わたしのみるところ,宝石処方には大別して下記の2つの流れが対立していることを理解する必要があります。
1.弱っている吉星に対応する宝石をつけて開運する
2.悪さをしている凶星に対応する宝石をつけて,その星の機嫌をとる
わたしはインド占星術の本を70冊くらい持っていますが,1.2.ともに拮抗しており,甲乙つけがたい状況です。
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1.の見解をとる場合,168さんにとって,月の石(真珠やムーンストーン)は悪くない選択肢です。月は10室を支配して凶星ではなく,敵対星座に位置し敵星のアスペクトを受けてやや弱っています。ただし,D9という補助図面では月は6室という縁起の悪い部屋を支配しておりますし,現在168さんのダシャーである水星と月は相性がイマイチです。
これに対し,金星の石(ダイヤ)は,メインチャートでは,減衰直前で敵対星座在住,1・8室を支配し機能的には中立,D9においても吉星,真の出生時刻が2−3分早かったとしても吉星,ダシャーの水星とも相性よし,と隙がありませんので,全般的な開運が目的であれば,どちらかといえばダイヤの方がベストというのがわたしの意見です。
とはいえ。月も金星も女性の石。もしも,今後,「タフに力強く生きたい」ということであれば,女性的な面が強まることによって,その意味では逆効果になることはありうると思います。
168さんは,1室におとなしいケートゥ,口を司る2室に土星をもち,緩いパーパカルタリとなっていて,(表向きは)饒舌で強気な方ではないでしょうし,これに対して7室にはラーフ,7室支配星は3室射手座に在住しており,相手方はおとなしい方ではなさそうです。トランジットも,木星はケートゥ,土星は火星の影響を受けており,ここ2年間は良い時期ではありません。
2.の見解をとり,タフになりたいというピンポイントの目的があるなら,ここ2年に限り,3室支配星の木星の石つまりイエローサファイアか,火星の石つまり赤サンゴをつけるのもアリだとおもっています。なお,168さんは,勇気を司る3室に火星をもち,太陽も弱くはないので,努力により強くなれる方だとおもいます。
以上を前提にすると,無難に行くならダイヤ。次点でムーンストーン。対抗赤サンゴかイエローサファイアというところとおもいます。
完璧を期すなら,まずは真珠のネックレスかイヤリングをお持ちでないでしょうか,それを1週間くらいつけっぱなしにして,テストラン。気分や心の調子,体温を確認する。おなかが冷えて女々しい感じになるなら,指輪やネックレスのレンタルを利用して,サファイア,ルビーや赤サンゴなど男星系統の宝石をつけてみる。それで元気が出てくるようなら,男星や熱い星の宝石の方が合っているのかもしれません。
2.の見解では,それを前提に凶星の石をつけ凶的効力が増幅されて不幸になるリスクがあるので,一生つける指輪でしょうから,慎重にコトをすすめることをお勧めします。