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Re:鑑定をお願いいたします。

risaka - 15/2/20(金) 4:58 -

>・・・これは私のチャートですが、私自身がそうなるのではなく、父がそうなる、という読み方が成立するのでしょうか？
>父親を表す10室だからですか？
たとえば木星期になった時に、自分自身が木星になるだけでなく、出会う相手、体験する事象自体が木星であるということは理解いただけるとおもいます。
関わりができる人というのは同じ星座とか同じナクシャトラとかに惑星が在住していることがよくあり、Aさんと関わりの深いBさんのチャートを見ることでAさんのラグナがわかるような例もあるので、あらゆるチャートが相関しあって物事は生じるために、そのような見方も可能になります。
10室が父親というのもそうですし、ラーフのディスポジターの木星は9室に在住しているというのもありますね。

>・・・プライベートというのは、1.2.3.4室がｺﾝｼﾞｬｸﾄしている中の水星、という意味でしょうか
はい。それに、マハダシャーの木星から見て5室支配で12室目、とかいうこともありますね。

>それと、ｲﾝﾄﾞ占星術、ｱｽﾍﾟｸﾄや支配、基本的な象意はなんとなく分かっているのですが、
>その上で鑑定を行えるほどになるまでに、鑑定を上達させるためにrisaka様はどのようにして学びましたか？
>上達の方法を教えてください。
頭のなかで基本的な象意を組み合わせるなり、イメージを繰り返すことでしょうね。
僕は趣味占星術家ですが、占星術家は日常で何を見ても聞いても象意に変換して理解したりするというのはありふれた事だとおもいます。占星術を知る以前の世界の理解の仕方とは全く異なって、面白いためにそれだけ熱中して、結果ありふれるわけです。水星の強い人にはこと面白い作業だろうとおもいます。
僕はインド占星術を知ったのが確か2012年後半で、西洋占星術から結果的に転向したような塩梅なのですが、西洋占星術もそれまで一年もやっておらず、インドにもオカルトとか魔術めいたことにもほとんど関心がなかったので、もののはずみで来た丸っきりの新参者です。たいしんさんより年下で弟くらいの年齢なので、人生経験自体が乏しいといえます。
外国語ができないので古典なんかは読んでません。ありがたいことにネット上にたくさん情報がありますから、色々はしごして読み漁るうちになんとなくわかってきたという感じです。ここで言うのもなんですが、占っていただくためにデータを公に出すようなことに非常な抵抗があるので、意地でも無料鑑定のような場には依頼しないという克己心で学習に精を出したということもあります。
金銭は使わない方針で来ましたが、知識欲から自然にラオ先生の本を買い（『運命と時輪』は大人気のため手に入りませんでしたが）、小さなセミナーに参加したり……といったところです。
たいしんさんは双子座ラグナのため、ネットサーフィンのような形で色々な情報を収集していくのは向いているのではないでしょうか。
知識を集める上では雑多でいいとおもいますが、各人技法が違ったりしますので、まぜこぜに使うことは推奨されません。
おそらく色々な鑑定師さんの読解なりコラムなり読む上で、自分の性に合った人というのがあるとおもいますので、その辺りが持ち場だと思い定めて、その人の流儀を基本として学んでいくのがいいかとおもいます。
占星術を学ぶうえではジョーティシュ・グルが不可欠というそうですので。
私がこのように鑑定しておりますのも手助けの気持ちを兼ねた趣味であり遊びの範疇なのですが、悩みを持ってこられる人よりも、純粋に興味本位とか、遊びの手助けのように鑑定させてくれる友人なりがいることも重要かもしれません。初心者がのびのびと鑑定し、自信をつけるためには大切な環境ですよね。

>すみません、それとたくさん質問して申し訳ないのですが、
>私の父について。
>父は結構、物事を大げさに言う癖があるので、
>父の言うことがにわかに信じられないことが多いのです。
>
>父には師がいるらしいのですが、
>その師が魂を抜け出て神の世界に行き、ラーフに会ってきた。本当に頭だけだったらしいよ。
>といったことや、
>「インドの聖者達が唱えるマントラは、先生が生徒に九九を教えて生徒が九九を唱えるようなもの。それは確かにとても素晴らしいことだが、もっと強力に作用するものがある。例えば『私はPTA会長の息子だ。その立場で先生にお願いがあります』といったような内容なマントラで、一般に知られてないがもっと強力に神を動かすことが出来るマントラがある」とか、
>「カルマの作用を全て止めてしまい、全てがうまくいくようにする占星術師がびっくりなマントラがある。その存在理由は、カルマの動きに邪魔されず、物事がうまくいってる間にたくさん人に奉仕し、カルマという借金を返すよりも早いスピードで徳という貯金を得るため。」
>「マントラにはインドの神を動かすサンスクリット系だけでなく、ヘブライ語系のマントラがあり、それらはインド土着の神でなく、大天使ミカエル、ガブリエル等を動かす全く別の種類のマントラがある。こちらの方がより物質界に非常によく作用する。これを用いてヒーリングを行う。」
>など、なかなかにわかには信じられないものがあります。
>絶対菜食主義者の父ですし、実際末期癌の人をたくさん治しているようなので、そうなのかな・・・？とも思うのですが。
>
>本当だったら凄い、それに全てを賭けてみる価値がある！と思うのですが、
>それホントに言ってんの？と思ってしまう自分がいて、
>父に惹かれ仕事や家庭をなげうって修行者になりたい気持ちは最初に書いたとおり強くあるのですが、
>一方で、「でも全部嘘で本当は神はいないんじゃないか」と思うところもあるのです。
>私自身が科学者であること、ラグナが双子座だし水星が高揚だったり定座だったりする分割図がやたら多いせいなのかな。
>
>自分と母を捨てて父がやってきたことを信じ、継ぎたい・・・でも・・・という気持ちなのです。
確かに眉唾ですね。真偽を問えるような知識はないですが話がえらく愉快です。
8・9Lの土星が6室（見下すハウス）に在住しているから、というのもあるかもしれませんね。土星期になるとかすれば、仏陀のように、師とは別離し（6室）自力で悟りをひらくカルマがあるかもしれません。
ラグナロードが8室に在住し、8室集中で、8室は師や法則を失うハウスです。モクシャハウスが強調されている人は師を必要とせず、強制的に困難などによって自分で「悟らされる」ようです。
「でも全部嘘で本当は神はいないんじゃないか」とのことですが、8室山羊座集中で、山羊座は形而上のことに比較的無関心という特徴も関係するかもしれません。たしかに人格神は人間の想像の限界といいますね。それならば、世界全体の機構とか法則自体が神と考えてみれば幾分すっきりするのではないでしょうか。実際、インド占星術では法則も神も同じ象意（9室）です。8室は研究への没頭であり、山羊座は実際的な星座ですから、「わからないものはわからない」とした上で追求されてはどうでしょう。
また、お父様自体が非常に8室的（非正統派の教えなり流儀なり）な方のようにも思えます。元々、双子座ラグナは土星が8、9室を同時に支配しますし、父親のカラカの太陽は8室に在住していますし、月をラグナとして見ても8室と9室が絡んでいます。
宗教的実践の王道を通らず、超能力などによって一気に霊的飛躍を遂げようとする密儀なんかは8室と9室の絡みで表されるそうで、8室なので非常識的なマニアックな領域です。
8室は支配を表します。ここには月や4室も絡んでいるので、おそらくお母様との関係も、支配的なもので、ヒーラーの家系である背景を持つ家庭環境がそのようなものだったのだろうと窺われます。ラグナロード8室は支配者に奉仕することで恩恵を受けたり、苦悩したりすることを表します。
8室なので、突然中断したり、危なっかしかったりということはあるでしょうが、9室の木星という庇護がありますし、8室にはすべてのトリコーナ・ハウスが絡んでいるので（1L8H、8・9Lと5Lの同室）恩恵が強調されており、いわばマニアックな研究運があるとおもいます。

>そこでですが、ずうずうしいかもしれませんが父のチャートも見ていただいてもいいですか？
>父自身が様々な処方でカルマを変えている可能性があるので、
>もしかしたら占星術が当てにならない可能性もありますが、、、よろしくお願いいたします。
>良いことも悪いことも遠慮なく事実をハッキリおっしゃっていただいてかまいません。
>
>色々聞いて申し訳ありません。
>よろしくお願いいたします。
どのような人物かの情報が豊富でないと鑑定は難しいですので、（あまり労力をかけたくないのもありますが）とりあえずぱっと見ですが、特徴として目についたことだけ。
ラグナから見ても月から見てもラグナロードが10室にあるので、仕事熱心な方でしょうね。
菜食主義を徹底されているとのこと。2室に土星があり、2・7Lの火星は減衰しています。2室の土星は食べることに制約をかけるイメージがありますし、2Lの火星が減衰するのは、肉食などを控えるようなイメージがあります。
蟹座に惑星が集中していますが、蟹座はインド建国図のラグナで、この10室がインドでの経験をも表しているようにおもいます。
そして、ラグナにラーフが在住しており、やはりラーフと縁が深い方のようにおもいます。「例えば『私はPTA会長の息子だ。その立場で先生にお願いがあります』といったような内容なマントラ」「カルマの動きに邪魔されず、物事がうまくいってる間にたくさん人に奉仕し、カルマという借金を返すよりも早いスピードで徳という貯金を得るため」「こちらの方がより物質界に非常によく作用する」といったような発言からは、現世的で物質主義的な泥臭い印象を受けます。
あと、10室の惑星群、木星や土星が山羊座にアスペクト集中しています。具体的にこうこうとは言えませんが、これがたいしんさんの8室山羊座の象意とも関連しているようにもおもいます。
トランジットを見れば、10室で木星が高揚していますね。来月からは再び土星が逆行して10室にDTが生じますので、このところお父様は仕事とか公の舞台に出るとかいった象意が活性化しているのではないかとおもいます。
お父様もたいしんさんも共に土星が蠍座に在住し、いまはサターンリターンの時節ですね。社会的な責任とか試練とか、そういったカルマが噴出してくる時期で、おそらくお互い共通した問題であるヒーリングとかに関することがそれにあたるんだろうなとおもいました。
ご自分で考察し研究材料とされるほうがよりよいかともおもいます。