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Re:時刻を直したチャートでの読みを行ってみました。

たけぞう - 16/10/2(日) 11:36 -

▼T・Fさん：
>▼たけぞうさん
>詳しい鑑定ありがとうございます。
>私は占星術をこれから勉強するので、分からないことが多いので、質問多いかもしれませんが、お許し下さい。
>
>鑑定を読んでて当たってることが多いなーっと思いました。
>美、食、芸術に興味があります。
>アーユルヴェーダを勉強して仕事をしたいと思ってます。スピリチュアルなことや目に見えないことがとても惹かれます。
>インドかスリランカで仕事をしたいです。
>アーユルヴェーダをインドかスリランカで勉強して、アーユルヴェーダのお店かカフェをして日本の人が住みやすく健康に過ごせるようサポートしたいです。人に教え広めたいという気持ちがあります。これが私に合っているのか…という不安がありますを
>いつから始めたらいいのか時期がわからなく、アーユルヴェーダを知らない人が多くて怪しく思われます。
>始める時期などもわかるのでしょうか？
>長々とすみません。

さて、お返事がなかなかできず、すみませんでした。
以下、思わず長々いろいろ書かせていただきました。また、チャートの画像も添付いたしました。
ご参考までに。

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・アーユルヴェーダを勉強して、仕事にされたいのですね。なんでもそうですが、学びの期間は重要ですね。
・インド式で時期を読むには、まず「ヴィムショタリーダシャー」という手法が王道です。それで幾つかのポイントを見てみます。
・最初に質問ですが、ご結婚なさったのはいつ頃でしょうか。ヴィムショタリーダシャーから見ますと、2012年の9月ごろから、1年ぐらいが結婚やお付き合いの相が見えます。火星ー金星期であり、ナヴァムシャでは1-7という位置で結婚・対人関係の相です。また、金星は結婚や恋愛関係の象意を持ちます。2014年4月ぐらいからもその次に結婚的な相に見えます。火星ー月期で、出生チャートでは1-7の位置です。ナヴァムシャでは1-12なので、どちらかといえば2012年9月から1年間のほうが、その相が強めに伺えます。もう少し前の2012年4月ぐらいからも、火星・ケートゥ期で1-7の相ですから、その傾向にも見えます。しかし、「現在結婚して仕事をやめました」ということからすると、ごく最近ということでしょうか。ラーフ・ラーフ・ケートゥ期ということでことしの5月ごろからも1-1-7という配置で結婚の相かもしれません。
・ヴィムショタリーダシャーの時期読みの詳細度には、5段階がありますが、基本的に3段階の詳細度までしか普通は見ません。一番大きな流れはマハーダシャーといいます。そのマハーダシャーが2014年10月末に、火星期からラーフ期に移行しました。その時期は、大きめの転換点であったのではないでしょうか。
・ラーフは、出生チャートでは5室に、ナヴァムシャでは4室に在住します。D10では9室です。5室は教育・学びなどに良い位置です。4室は家庭や土地とのつながり。9室はラッキーで精神性の向上に良い時期です。ラーフは突然の変化や、アップダウンの波、これまでと異質な世界、外国などの象意がありますので、一定程度、外国とのつながりも生じやすいのかもしれません。
・ご結婚は日本人の方ですか？それとも、インドやスリランカに住んで仕事をされたい、ということは、もしかしてそちらの方でしょうか？おそらく外国の方ではないのではないかと思いますが、やはり、移住して仕事をされるからには、パートナーシップが大きな鍵の一つではないかと思います。インドやスリランカでも共に移住し、そこで共に歩んでいけるのか。その点は、ご夫婦ではいかがでしょうか。ご夫婦でご縁が強ければ、そういった未来もありうるのかもしれませんね。
・外国への移住は、たとえば12室などが絡むことがあります。12室は外国や移住などの象意を持ちます。ナヴァムシャはパートナーシップを見る面がありますが、12室に木星と太陽が在住しています。太陽はラグナである獅子座のラグナロードですから、ラグナロードが12室に在住するのは、外国との縁が生じる象意とも読めます。また12室はモークシャハウスと言って精神性に向かう傾向のハウスで、精神世界への思いも強まります。木星は蟹座で高揚するので、グルの星である木星が12室で高揚するのは、精神性としては良い相で、太陽とのコンジャンクションも、スーリヤ・グル・ヨーガで、精神性においては良い相です。12室がナヴァムシャでは強めなので、外国、という線もなくはないのだろうか、と思ったりしますが、何分初学者なので、十分読みきれません。
・現在はラーフ・ラーフ期であり、ラーフの象意である外国の縁とか突然の変化などが強まる時期に伺えます。次のラーフ・木星期は、2017年7月から2年強ですが、その時期は、ラーフから木星は、出生チャートでは1-10で仕事面の力が来る流れで、ナヴァムシャでは1-9で、精神性の向上や、大きめの移動・巡礼などの相と言えるかもしれません。D10においては、1-5で学びに良い相と見えます。
・ご質問にあった、いつ始めると良いか、というのは、私にはまだうまく読み取れません。すみません。ただやはり、自ら仕事を築きあげられ、さらに外国で展開する、ということをお考えであるならば、それなりの準備が必要ではないかと一般的な考えでは思います。カフェも経営されたい、となると、また別の基盤を必要としますね。まずは国内で、それらのスキルや経験を積まれることが肝要かと存じます。その意味では、5室在住のラーフ期は学びを深めるのには適した流れと見えます。ラーフ期のマハーダシャーはちなみに、2032年まで続いています。ラーフ期の次は、木星期です。木星は、ナヴァムシャにおいては12室であり、外国の象意です。出生チャートでは2室で収入なども関連するハウスです。D10においては1室であり、アセンダントの牡羊座に位置しており、ともみさんご自身の仕事面での軸が固まる流れにも見えます。しかし、16年も先の話ですので、なんとも十分なことは私には言えません。ただ、このヴィムショタリーダシャーの流れからすると、転機に見えて、大きく動かれるなら、そのぐらいの時期を見ても良いのかもしれませんね。
・インド式には100種を超えると言われる時期読みの手法があると言われます。その中でも、ヴィムショタリーダシャーは王道で、ジャイミニという聖者が編み出したダシャーが、女王と言われたりもしています。ジャイミニの中では、チャラダシャーという星座をベースとしたダシャーが基礎的なものとしてあります。そのチャラダシャーでは、今は蟹座ー獅子座期です。1-2であり、収入面での流れが来ていると見えます。2016年11月からは蟹座ー蟹座期で、精神性への傾倒が強まる流れに伺えます。2017年6月からは大きな流れが変わり、基本が双子座になります。双子座ー牡牛座期になり、1-12の流れなので、外国との縁が強めになるのかもしれません。
・「アーユルヴェーダ」が怪しく思われる、というのは、ある面は仕方ないところがあるかもしれませんね。1990年代中盤はオウム真理教の事件などもあり、精神世界や関連のものは全部怪しいと見られるような時期もありました。
ヨガなども怪しいと見られた面もありましたが、最近は、当時に比べると一般的な警戒心は薄れた期はいたします。
・なにせ世の中は広く、ある意味で、怪しいと見る方が一定数おられることは避けがたい面がありますので、ともみさんご自身が、実力をつけられ、口コミでも良い形で広まっていくぐらいになれば、あまり内実を知らない方が怪しんでも、気にする必要はなくなっていくと思います。要は、ご自分の実力涵養と、それに伴う縁が生じた方々の評価、得られた価値によるのでしょう。まずは実力の涵養が重要ですね。
・ある種、外国での展開というのは非常に大きなステップですので、それはもう縁とやってくるタイミングでしょうから、時折、ものすごく強烈に後先考えず飛び込んで道を開くタイプの方もおられますが、ともみさんはそこまで強烈なタイプの方とお見受けしませんので、その意味でもまずは持ち前の学び好きの面を生かされ、奉仕的な精神を持って、ひとつひとつ基礎固めをしていかれることがお勧めされます。
・やはり、美的な世界を大事にされると良さそうです。食に関しても、やはり適性がおありのようですね。チャートにもそれが表れています。そこも大事に基礎が試されると良さそうですね。芸は身を助く、で。
・精神性が重要であると、チャートが物語っていると見えますので、やはり、宗教的な基盤を大切にされると良いと思われます。日本において「宗教」は怪しいものとして敬遠されるところはありますが、本質的な良きものと、俗悪なものの見分けが重要なのだと思います。インド式占星術はヒンドゥーの伝統に基づいていますが、アーユルヴェーダも、インド式占星術と同根のヴェーダの世界の中のものですから、もしその世界で本当にやっていかれたいのであれば、表層的なスキルだけではなく、しっかりとその背景であるヴェーダの世界にも学び、修養していくのがよろしいのではないでしょうか。インド式の占星術は、ある意味で「怪しい」と見られかねない、輪廻転生とカルマの法則を基本とした世界観の上に立つものであり、スキルや知識だけでは本質には到達し得ない面があると言えます。アーユルヴェーダも、同根であり、本当にその世界を修められるならば、少々誤解されることも避けがたいのではないかと思いますし、表現方法ややり方はいろいろありますから、打ち出し方次第で全然受け入れられると思います。ただ、やはり、持つべきものは師であり、良き師に学ぶことは大事ですね。
・土星がアートマカーラカであり、高揚していますから、大器晩成型と見えますことをお伝えいたしました。やはり、焦らずじっくりと、着実に各種スキルを磨いて、経験を積まれ、また精神修養していかれますことが重要かと存じます。木星期の次は、土星期が63歳ぐらいからやってまいります。土星期は出生チャートでもナヴァムシャでも11室在住であり、収穫の時期と見えます。その頃には十分にご自分の世界が醸成されているのではないでしょうか。

添付画像【2276_tomomisan-jaimini.png : 317.9KB】

：2276_tomomisan-vims.png （329.8KB）

：2276_tomomisan-jaimini.png （317.9KB）

：2276_Tomomisan_dash.png （117.0KB）

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