今日はソーマという神様についての神話です。

ソーマはチャンドラと同一視されている月の神様です。
正確には、ソーマはヴェーダなどのインド神話に登場する神々の飲み物のことで、その原料となる植物を神格化したインドの神です。
リグ・ヴェーダの9巻全体がソーマ讃歌であり、重要な神様としてとらえられています。

このソーマは宇宙の創造主ブラフマー神を祖父に持ち、強大な支配権を与えられていました。
ところが、ソーマはその地位に傲慢になり、神々の教師・ブリハスパティ(=木星の神格)の妻ターラーを誘拐しました。
その結果、ブリハスパティとソーマの問に戦争が勃発!
かねてからブリハスパティを敵対視していた魔神たちがソーマの味方に、そしてインドラを始めとする神々はブリハスパディの側につきました。

激しい闘いは続きましたが、見かねたブラフマー神がこれを終わらせ、ターラーを夫の元へ返しました。
しかし夕一ラーは妊娠しており、産まれた男の子はとても美しく、ブリハスパティとソーマはいずれも自分の子だと主張しました。
ターラーが恥ずかしがってどちらの子かを言わないでいると、子どもが母に向かって
「あなたが私の父を明かさないなら呪いをかけよう」と言うので、ついにソーマの子であることを告白しました。

ちなみに、この子供が水星のブッダです。

 


 

ガジャケーサリー・ヨガ (=月と木星がケンドラの関係で、かつ木星が強いことが条件) は、「有徳・裕福さ・健康」などを示すヨガですが、こんな神話のわけで、こと結婚に関しては、ガジャケーサリー・ヨガがあると、あまり良くないと言われています。

実際、鑑定の経験からは、ガジャケーサリーがあると、、すごく素敵な人なのに、なぜか結婚してないというような例がよく見られます ((特に7室がらみや、対抗アスペクト、コンジャクト。当然全部ではありませんが・・・)

 

また、聞いた話ですが、7室に逆行の木星が在住していると、高確率で結婚しない場合が多いそうです。(←ガジャケーサリーとはあまり関係ありませんが)

 

皆様も検証してみてくださいm(__)m

 

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