【ルドラークシャについて】

さて、今日はルドラークシャです・・・初めて聞く人もいるかもしれません。

ルドラークシャとは菩提樹の実のことです。

ヒンズー教で特別に神聖なものとされており、ブレスレット、ネックレス、数珠として使用されています・・・ちなみに、私も5面の安い数珠を持っています。

仏教においても、この数珠はも特に神聖視されており、私がよく行く蓮臺寺の住職さんもこの数珠を持っています。

 

ルドラークシャの熟した実は青く、それを乾燥し、その後、皮をむいて数珠を作ります。

rudraksha-process

 

【ルドラークシャの由来】

ルドラークシャという言葉は、サンスクリット語でシヴァ神(ルドラ)の目(アクシャ)を意味しています。

シヴァ神がすべての衆生の幸福のために長年瞑想をしていたとき、彼らの苦しみを救済したいという強い願望が心に生じました。

そして、少しだけ目を開けたとき、その半ば閉じた目から涙の粒が大地に落下し、その落下した場所にルドラークシャの木が育ったとされています。

従って、ルドラークシャにはシヴァ神の神秘的な力が宿っているとされ、特にシヴァ派の人には、その霊力の恩恵を受け取る非常に重要な宗教アイテムとなりました。

いわゆる、ヒマラヤにいるような、行者(サドゥー)、出家者(サニヤシン)といわれるような人は、ほとんどがルドラークシャをつけています(下記写真参照)

 

まだ、かわいい方(↓)

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中にはすごい人も・・・・・(↓)

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いや・・・つけすぎだろ(↓)

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もはや、ピグモンみたい・・・^^;(↓)

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【ルドラークシャの利点】

ルドラークシャは下記のような利点があります。

  • 宝石に比べ、副作用・悪作用がなく、危険度が少ない。
  • 面数にもよるが、一般に宝石より安い
  • 肌に触れなくても作用する

 

【ルドラークシャのつけ方】

  • 月曜日につける
  • マントラを唱えてから着ける
  • 生理の日や葬儀にはつけない

マントラは以下のとおり。

  • 1面: Om Hrim Namah
  • 2面: Om Namah
  • 3面: Om Klim Namah
  • 4面: Om Hrim Namah
  • 5面: Om Hrim Namah
  • 6面: Om Hrim Hum Namah
  • 7面: Om Hum Namah
  • 8面: Om Hum Namah
  • 9面: Om Hrim Hum Namah
  • 10面: Om Hrim Namah
  • 11面: Om Hrim Hum Namah
  • 12面: Om Krom Shrom Roum Namah
  • 13面: Om Hrim Namah
  • 14面: Om Namah

洗い方や、コンビネーションなど、さらに詳しいルドラークシャの取り扱いについては、ガネーシャギリさんの。インド占星術と運命改善法に載っています。

 

また、面数(ムキ)によって、その特徴・個性があり、崇拝する神様や目的によって使い分けます。

シーターラーマさんのブログにルドラークシャの解説がありましたので、転載致します。(※転載許可済み)


 

〔ルドラークシャの面数について〕

ルドラークシャ(金剛菩提樹)について詳しく述べられている聖典「シュリーマド・デーヴィー・バーガヴァタム」から、ルドラークシャの面数についての説明を一部紹介いたします。ただし、面数の意味については、同じ聖典でもさまざまな記載があり、別の聖典では違う説明をしている場合もありますので、ご了承ください。

シュリーマド・デーヴィー・バーガヴァタム
第11巻、第7章1-4節

  • 1面のルドラークシャは、パラタットヴァ(至高の真理)を明らかにする。これを身につけるとき、パラタットヴァの知識が生じ、ブラフマーを見る。
  • 2面のルドラークシャは、半身がシヴァで半身がパールヴァティーであるアルダナーリーシュヴァラである。これを身につけるとき、アルダナーリーシュヴァラ・シヴァは常にその者に歓喜する。
  • 3面のルドラークシャは、顕現された炎である。…3面のルドラークシャは3人のアグニであるダクシナーグニ、ガールハパティヤ、アーハヴァニヤである。バガヴァーン・アグニは、3面のルドラークシャを身につける者に常に歓喜する。
  • 4面のルドラークシャは、ブラフマー自身である。身につける者は、栄華が促進され、病が破壊され、神聖知識が泉のように湧出して、常に歓喜に満たされる。
  • 5面のルドラークシャは、5つの顔を持つシヴァ自身である。マハーデーヴァは、これを所有する者に歓喜する。
  • 6面のルドラークシャを司る神は、カールッティケーヤである。ある専門家は、6面を司る神はガナパティであり、6種の知識が確立されるとする。
  • 7面のルドラークシャを司る神は、太陽と七聖仙である7人のマートリカー(神群)である。これを所有することで、幸運が増大し、健康と純粋知識が確立される。これは、人が清らかである時に身につけられるべきである。
  • 8面のルドラークシャを司る神は、8人のマートリカー(神群)であるブラーフミーである。これを所有することで、8人のヴァス(自然現象を神格化した神群の総称)とガンジス河が歓喜する。これを身につけることで、ジーヴァ(生命原理、個我)が真理と歓喜に満たされる。
  • 9面のルドラークシャのデーヴァター(神格)は、ヤマ(閻魔天)である。これを所有することで死の恐怖から逃れる。
  • 10面のルドラークシャのデーヴァター(神格)は、10種の慈愛である。10種の慈愛は10面のルドラークシャを身につける者に歓喜する。
  • 11面のルドラークシャのデーヴァター(神格)は、11人のルドラとインドラである。これを所有する者は、幸福を享受する。
  • 12面のルドラークシャは、ヴィシュヌが顕現したものである。そのデーヴァター(神格)は、12人のアーディティヤ神群である。シヴァの帰依者は、これを所有するべきである。
  • 13面のルドラークシャは、もし身につけるならば、その者の願望を確実にする。彼には、もはや失敗はない。カーマ・デーヴァは、これを身につける者に歓喜する。
  • 14面のルドラークシャは、すべての病を破壊し、永遠の健康を授ける。これを持つ間は、酒、肉、玉葱、大蒜、サジュニャーの実、チャールターの実、そして排泄物を食べる豚の肉などを食してはならない。日食や月食の期間、ウッタラーヤニャ・サンクラーンティあるいはダクシナーヤナ・サンクラーンティの期間、満月や新月の期間にルドラークシャを身につけるならば、その者は、即座にすべての罪から解放される。

※ここで、マハールシ・ヴェーダ・ヴィヤーサによる一万八千詩節のマハー・プラーナム・シュリーマド・デーヴィー・バーガヴァタム第十一巻第七章、一面その他のルドラークシャの偉大さについてを終わる。』

出典:
http://www.sacred-texts.com/hin/db/bk11ch07.htm


 

取れるのは、90%が5面であり、面数の少ないもの、多いものは希少価値が高くなります。そのため、樹脂でできた中国製の偽物や、早ううちに摘んで少ない面数に見立てた偽物が出回っています。気をつけてください。

 

ルドラークシャは、こちら(シーターラーマさん)でお取り扱っています。

 

もっと詳しく知りたい方は下記へどうぞ(↓)

http://sitarama.jp/?mode=f5

http://sitarama.jp/?tid=1&mode=f7

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