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今日はムドラーについて少し・・・
この前、チンムドラーをやりましたが、今日はアンジャリ・ムドラーというムドラー(手印)について紹介します。

 

このアンジャリ・ムドラーは、皆様おなじみで、かつ、一番簡単な手印です。
両の手を合わせる手印です。いわゆる合掌です。
でも、その意味は奥が深いです。

 

この印は感謝と調和を意味します。

この世には常に相反する2つの性質があります。
陰と陽、善と悪、悲と喜、幸と不幸、男と女、光と影、夜と昼、寒と暖、神と我・・・
2つの手はこの象徴です。

右手と左手を合わせることは
これらの相反するもの、対になるものを調和し一つにすることを意味します。

静かな気持ちになって、目を閉じて合掌をすると、やがて両手は調和し、溶け合ってひとつになります。

本来の自分に帰るということは、あらゆる二元性、観念、エゴ、自分という小さな枠を取っ払って、あらゆる次元の命と調和することです。

 

2つのやり方があるそうです。

一つ目は、
両手の平を合わせて、リラックスし、脇と腕の間に空間を作ります。
両方の親指は胸のあたりに軽くつけます。
これは自分の内の存在と愛と感謝を捧げるムドラーです。
また、他人の前で組む場合、このアンジャリムドラーは敬意と感謝も表します。

二つ目は、
合掌した手を顔の中心に持ってきて、親指を鼻の下当てて、人差し指をおでこにあてる形です。
これは、世界のあらゆる全ての物に感謝と敬意を表す印です。
あらゆるものと調和し、個が全という真理に近づいていくためのムドラーです。

 

私はアンジャリ・ムドラーなんて知らなかった頃ですが、
苦しいとき、鏡の前で、無意識によくこのアンジャリ・ムドラーしていました。

アンジャリ・ムドラーを組んでいると自分の中が調和していくような・・・
静けさに満ち足りたような気持ちになりますね。

皆様も心の平安を失った時には、ぜひお試しくださいm(__)m

 

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