【神話】:シャニとガネーシャ
メルマガのコラムからの転載です。
さて、今日は少し神話を・・・
みなさん、おそらく土星はあまりお好きではないですね・・・
土星神・シャニの目は障害や遅延、死や緩慢な破壊をもたらすと言われてます。
さて、シャニとガネーシャにまつわる神話があります。
ガネーシャの頭が像である理由としてはいろいろな説がありますが、以下のようなものもあります。
パールヴァティーが息子のガネーシャの誕生日を迎えるにあたり、神々をガネーシャの誕生会に招待します。
土星のシャニ神もパールヴァティーに招かれますが、シャニは『自分の目はちょっと危険だから・・・』と断ります。
しかし、パールヴァティーがどうしても来て欲しいとの事でシャニは断れずパーティに行きました。
パーティについたシャニは目を伏せていました。
しかし、それに気づいたパールヴァティが、
『どうぞ息子を見てやってくださいな』と言います。
『それでは少しだけ・・・』と、
シャニがガネーシャの顔を見たとたんに、ガネーシャの顔は爆発してしまいます。
パールヴァティが悲しみのあまり泣き出します。
そこでヴィシュヌ神が、ガネーシャのためにアイラーヴァタという像の頭を持ち帰ってガネーシャにくっつけたということです。
・・・シャニ、恐ろしっすね(^^;
追記
ちなみにアイラーヴァタは、インドラ神の乗り物の像だったようです・・・勝手に他人(神)の乗り物の首を刈るとは無茶苦茶ですな(^^;
ちなみに、我が子の顔を破壊されたパールヴァティは怒り狂って、シャニを半殺しにし、シャニはビッコになったそうです・・・これも無茶苦茶ですな(^^;
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毎度毎度失礼致します。
・・・て、ギアスもびっくりのシャニの眼力!!!!
ええー、そんな話があったんですか!
古代インドで起きた大戦争の神話もちょろいもんですね。シャニの目が世界を見たら、体力使う戦争しなくても人類というか世界が滅びますね。シヴァの出番がない(笑)。幼くてもれっきとした神の顔をふっ飛ばしてるくらいですから神の世界見たら滅亡ですよね。カーマデーヴァを消滅させたシヴァの第三の眼と似てるでしょうかしら?
といいますか頭をすげ替えるってアソパソマンじゃあるまいし・・・
インド神話、複雑ですけど面白すぎます!!
ガネーシャのゾウの頭の由来はいくつかありまして、一番有名な神話は以下のようになります。
——————
ある時、パールヴァティーが自分の垢を丸めて人形を作り、その人形に魂を吹き込み息子にしてしまった。
そして、この息子に自分が入浴中の見張りの役割をいいつけた。
そこに何も知らない夫のシヴァ神が帰ってきて、お互い「入れろ」「入れない」の押し問答になってしまった。すっかり激昂したシヴァは息子の首を切り落とし、遠くに投げ捨ててしまった。
入浴から出たパールヴァティーはこの事態に激しく動揺し、嘆き悲しんだ。
困ったシヴァは西に向かって首を探しに行くが、見つからなかった。
そこで、家来たちに「すぐに何でもいいから首を用意してこい」と命令した。
そこで家来たちが慌てて出発し、ようやく見つけたのがゾウであった。そのゾウの首を切り落として持ち帰り、息子の胴体につけて生き返らせた。
こうして生まれたのがガネーシャだそうです。
まぁ、これも突っ込みどころ満載の神話ですが・・・^^;