1.行方不明者・旅行者のプラシュナ】

前回、「早めの帰還」、「遅い帰還」、「死亡・帰ってこない」の3パターンについてやりましたが、今日は月の位置からの判断ナヴァムシャの利用についてです。

〔月の星回り・組合せによる判断〕

  • 7室で月と金星がコンジャクションしている時、行方不明者は幸福であり、戻らないであろう。
  • 月が7室で傷つけられていないとき、その行方不明者・旅人は現在戻る途中である。
  • 第8室の月があり、ケンドラに吉星がある時、彼は多くの収入を得て戻ります。
  • 第8室の月があり、ケンドラに凶星がある時、彼は多くの損失を被り戻ります。
  • 月が第4室にある逆行する惑星とイタサーラを組んでいるとき、大きな問題または死を示します。
  • 月がラグナか4室にあり、ラーシにおいて可動星座、かつナヴァムシャにおいても可動星座にある時、早く帰還することを示します。
  • 第7室の吉星はその人が無事であることを示します。
  • ラグナに凶星がある場合は安全でありません、しかし、それは反撃する力を与えます。
  • 月が4室にある時、早く帰還するか、すでに戻ったことを意味します。
  • 行方不明者の幸福のためには、凶星が6、7、8番目室にあってはいけません。
  • ラグナまたは第7室のシュバカルタリ(=吉星に挟まれること)は、彼が友人・協力者と一緒にいて、幸せなことを意味します。
  • ラグナ、月または第7室がパーパカルタリ(=凶星に挟まれる状態)、またはより多くの凶星の影響がある時、不明者・旅人は戻って来ません。
  • 太陽、水星、金星または木星のうちのどれか一つ以上が12室に置かれるならば、それが旅行でない場合は帰還しない。
  • 第10室に月がある時、それが旅行でない場合は帰還しない。
  • ラグナが可動星座で、ナヴァムシャでも可動星座で、吉星のアスペクトがあるならば、早期に幸福な帰還をするでしょう。
  • ラグナが固定星座で、ナヴァムシャでは可動星座で、吉星のアスペクトがある場合、遅くなるが、幸福な帰還をするでしょう。
  • ラグナが固定星座で、ナヴァムシャでも固定星座で、吉星のアスペクトがある場合、旅人はどこにいようと幸福でしょう。

 

〔行方不明者の帰還の時間に関連したナヴァムシャの使用法〕

ホラリーチャートにおいて最も強い惑星を見つけて、ラグナからその惑星までの星座の数を数えてください。旅行者は、以下によって示される数の月以内に帰ります。

  • 最も強い惑星が、ナヴァムシャにおいて可動星座に在住するならば、その上記の数の月数が経過した後に帰還します。
  • それが固定星座のナヴァムシャに位置するならば、時間はその数の二倍されます。
  • それが二重(変通)星座に位置するならば、時間はその数の三倍にされます。

 

行方不明者のプラシュナについては以上です。

関連記事: