メルマガのコラムからの転載です。


前にも言いましたが、私はたまに将棋を指します・・・まぁ、それほど強くはありませんが(^^;

将棋には、どんな局面の中でも、最善手と呼ばれる一番いい手が存在します。
しかし、局面が複雑になってくると、さっぱり分からなくなります。

そんな時でも、時間は待ってくれません。
何が最善だかわからなくても、何かを選択しなくてはいけないです。

自分を信じて、その手を指す・・・
でもほとんどの場合、最善手は指せません。
たいてい次善手か、悪手か・・・
終わったあとに、もっといい手があったことが分かります。

でも、その時に間違えても、私にはどうしようもないですね・・・
それがその時の私のベストだったのですから。

人生も同じではないでしょうか・・・人生は選択の連続です。
進学、仕事、結婚相手・・・まぁ、そんな大きなことでなくても、例えば、何を食べるかとか、相手に何を言ったらいいかとか・・・
その時々にそれでいいのか悩みますね。
もしかしたら、その時々に最善の選択というのがあるのでしょう。

でも、将棋と同じくそれは分かりません。
しかし、私たちは何かを選択しなければいけません・・・
たとえ本当に正しいことが、何かは分からなくても、
皆、自分の判断を信じて選択する以外にありません。

人は自分が正しいと思っていることしか言えないし、行動できません。
もし、本当はほかに正しいことがあったとしても・・・

私は、私の信じる道を行く・・・
もしかしたら、私は間違っているかもしれません。
でも、私には自分の精一杯のベストを尽くすこと以外、他にどうすることもできません。

ある意味、人生は過酷ですね・・・まるで毎瞬テストを受けているようです。
きっと神さまの目から見たら、いっぱい間違えていることもあるのでしょう。

でも、私はそれでいいのではないか思います・・・
どうして自分が自分の最善を超えられるのでしょうか?

人は自分の最善を尽くしていれば、その時に間違っても、いつかは導かれる・・・

最近、そんな風に思います。

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