【相性占い】:クジャドーシャ
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【相性占い-クジャドーシャ】
今日はクジャドーシャについてやります。マンガルドーシャ、マンガリクとも言います。
日本でいう、丙午(ひのえうま)に似ています(←夫を食い殺すと言われます)
火星が2、4、7、8、12室にあるとき、クジャドーシャとなります(火星・1室もクジャドーシャとする説があります)。この中でも7室火星が最凶のクジャドーシャと考えられています。
クジャドーシャがあると、「配偶者にきつく当たる(DVなど)。亭主関白(or かかあ天下)になる。それらにより離婚が想定される」などにより、結婚運が悪くなると解釈されます。
クジャドーシャ持ちはクジャドーシャ持ちの人しか合わないとされていますので、カップルの相性を見る際には、その有無を確認する必要があります。また、様々なキャンセルの配置もあります。
詳細を知るために、B.V.ラーマンのクジャドーシャに関する解説を訳してみました。
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クジャドーシャについて- B.V. Raman
金星と火星の位置は、婚姻の関係を審査する際に、非常に重要です。
要素が火である火星は、結婚を支配します。
この火星による好ましからぬ状況は、クジャドーシャという名前で知れ渡っています。
しかしながら、2つのホロスコープの間で結婚の相性を鑑定する際に、クジャドーシャ以外にも、多くの非常に重要な要素がある点に注意されなければなりません。
そして、火星の悪い位置から生じている悪い影響は、いくつかの要素のわずか1つにすぎないです。
南インド中、特にタミル語地域で、いわゆるクジャドーシャ信仰が蔓延していることは不運です。
そして、この化け物は非常に権威があって、このクジャドーシャの不安により、結婚を妨害することになり、これよって多くの家族の幸せを破壊することになりました。
我々の知る限りでは、クジャドーシャの記載があるのはケララ・シャーストラにおいてだけです。
以下のような記述になります。
「女性のホロスコープにおいて火星が2、12、4、7および8番目のハウスにいるならば、夫の死亡が起こります。夫のホロスコープにおいて同様の状況は、妻の死亡を引き起こします。」
ラグナは体、月は心、金星は性的な関係を意味します。したがって、ハウスに関してはすべての3つの基準(すなわち、ラグナ、月、金星)に関して考慮されなければなりません。
ラグナから見て火星が対応するハウスに存在するとき、ドーシャ(悪)は弱いと思われます。そして、月からの場合、少し強くて、金星からはいっそう強力になります。
第2室は、『家族』を意味します
第12室は『ベッドの楽しみ』を意味します。
第4室は『幸せ』を支配します。
第7室は『配偶者』を示します。
第8室は『妻または夫の生命』を表します。
それゆえに、これらのハウスに位置する火星は、ドーシャまたは「悪」を生じると考えられています。
クジャドーシャが花嫁と花婿の両方のホロスコープにあるならば、ドーシャはキャンセルされます。
また、もちろん婚姻の幸福を保証する多くの良い組合せがある場合、大きな重要性をクジャドーシャに与える必要はありません。
仮にクジャドーシャが無視されてはならない要因であると仮定してもインド占星術師の一般に知られていない解毒剤があります。
火星が以下の様々なハウスと一致した星座に置かれるならば、少しのドーシャも生じません。
- 第2室-双子座と乙女座
- 第12室-牡牛座と天秤座
- 第4室-牡羊座と蠍座
- 第7室-山羊座と蟹座
- 第8室-射手座と魚座。
- 水瓶座と獅子座では、火星は全くドーシャを生じません。
また、クジャドーシャは木星と火星、または火星と月の結合によって打ち消されます。または、木星あるいは金星がアセンダントに在住することによっても、キャンセルされます。
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B.V.ラーマンの説は以上ですが、別な考えでは、以下のようなものもあります。
以下の場合、クジャドーシャがチャートにあると判断されます。
- 火星が第1室にある場合。しかし、それが牡羊座の場合はキャンセルされる。
- 火星が第4室にある場合。しかし、それが蠍座の場合はキャンセルされる。
- 火星が第7室にある場合。しかし、それが山羊座または魚座の場合はキャンセルされる。
- 火星が第8室にある場合。しかし、それが蟹座の場合はキャンセルされる。
- 火星が第12室にある場合。しかし、それが射手座の場合はキャンセルされる。
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上記と、他の文献・サイトから集めた情報をまとめると以下のようになります。
〔クジャドーシャのまとめ〕
- 火星が2、4、7、8、12室にあるとき、クジャドーシャとなる。また、7室・火星が最凶のクジャドーシャと考えられている。(火星・1室もクジャドーシャとする説があります)
クジャドーシャがあると、配偶者が先に死ぬと言われている。現代的な解釈では、クジャドーシャがある人は「配偶者にきつく当たる(DVなど)。亭主関白(or かかあ天下)になる。離婚が想定される。」などにより、結婚運が悪くなると解釈される。
- クジャドーシャは、金星ラグナ、月ラグナでも考慮されなければならない。ラーマン氏によると、ラグナ<月<金星の順で影響力が強くなる。
- クジャドーシャはクジャドーシャがある人同士なら、逆に良い結婚になる。その際、ブリパニィ氏によると、クジャドーシャの種類を区別する必要があり、7、8室に火星がある人は、同様に7、8室のどちらかに火星がある人と相性が合い、また、2、4、12室にある人は、同様に2、4、12室のどれかに火星がある人とマッチングする。
- 火星と月、または火星と木星が結合すると、クジャドーシャはキャンセルされる。または、木星あるいは金星がアセンダントに在住することによっても、キャンセルされる。
- その他、晩年になるほど、クジャドーシャの影響は少なくなると言われている。
- 火星が2、4、7、8、12室に在住しているとき、それが以下に示す星座だった場合はクジャドーシャはキャンセルされる。(諸説あり)
・第2室-双子座と乙女座
・第12室-牡牛座と天秤座
・第4室-牡羊座と蠍座
・第7室-山羊座と蟹座
・第8室-射手座と魚座
・水瓶座と獅子座では、火星は全くドーシャを生じない
また別の説では
・第1室-牡羊座
・第4室-蠍座。
・第7室-山羊座または魚座
・第8室-蟹座
・第12室-射手座
以上です。
クジャドーシャだからって、すぐに「結婚運が悪い」と判断しないようにしなければいけませんね。
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