メルマガからの部分転載です。


 

〔鑑定例:ヒラリー・クリントン〕

さて、前回、トランプ氏について鑑定したので、対抗馬となるかもしれないヒラリー・クリントンを見てみます。

ヒラリー・クリントンは、出生時刻について2つ(AM8:02とPM8:00)の説がありますが、本メルマガでは、星回りとダシャーから、PM8:00の説を取っています。

http://www.astro.com/astro-databank/Clinton,_Hillary

彼女の経歴は、Wikiをご覧ください(↓)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3

経歴を見てもわかるとおり、非常に賢い人ですね。
キャリアウーマンという言葉が、これほど合う人もいないでしょう!
私のイメージでは、政治家としても、バランス感覚が良いという印象です。(天秤座集中だからかな?)

まぁ、メール問題やホワイトウォーター疑惑などがあり、裏の顔も多そうですが・・・(双子座だから?^^)

チャートはこんな感じになります。

October 26, 1947, 8:00 PM, Chicago, Illinois.

ヒラリー・クリントン3

【星回り】

まず、ラグナ系から見てみると・・・
双子座ラグナでラグナロードの水星はAmKで、5室在住・天秤座・友好星座・金星と太陽と同居、スーリア・ブッダ(二プナ)ヨガ、1L+5Lのラージャヨガ、AmK+PK+5Lのジャイミニ・ラージャヨガ・・・5室も水星も状態が良く、賢そうです!D9でも水星は定座で強いです。この5室は美しいですね!
またAKの土星とAmKの水星は、ラーシでもD9でもケンドラの関係です!これはAmKの成功法則に当てはまります!トランプ氏と同じですね!
金星は5Lで、ラーシ、D9ともに定座。非常に強いです!
また、5L→5H定座で1Lと同居なんで、子供も多そうなイメージですが、実際はチェルシー・クリントンの一人だけ・・・5室&5L[に火星のアスペクトがあるからかな?(※火星は子供・出産にとっては悪い働きをします)

そして、太陽と火星が減衰・・・トランプ氏とは対照的ですね。
この太陽は3L、火星は6Lなので、ダブルでマークボニーの例外則です!
さらに、太陽はD9では、9L→1H・友好星座(射手座)、火星は5-12L→2Hで高揚です!
この2惑星は減衰してますが、状態はむしろ非常に良いと思われます。

さて、ヒラリーのお仕事系を見てみると、
10Lは木星(法・先生)で、6室(争い)在住です。また、D9でも、10室に木星があります。
ロースクール(法律学校・大学院)の出身で、弁護士になってます・・・6-10・木星の典型ですね。
成績も非常に優秀で、卒業生総代として行ったスピーチが反響を呼び、テレビ局や『ライフ』誌にも取り上げられたとのことです。
1974年には下院司法委員会によるニクソン大統領の弾劾調査団に参加しています。
また、アーカンソー大学ロースクールで教鞭も取っています。
また、ヒラリーはアーカンソー州の教育制度改革を目的とした教育水準委員会の委員長を務めてます。
このあたりも、「法律・先生・教育・正義」で、非常に木星的ですね。

D9では、7-10Lの水星が10室在住・定座で強いです。
この7室と10室との絡みは、配偶者であるビルへの、またビルからのサポートを意味しているような気がします。
二人は、結婚としてのパートナーであると同時に、仕事の面でも、お互い助け合い、認め合っていました。
大統領選挙キャンペーンでビルがヒラリーとのコンビを「ひとつ分のお値段で、ふたつ分のお買い得 」と言っていたように、ビルがヒラリーを「最大のアドバイザー」と評して全幅の信頼を置いていました。また、ヒラリーはその後もクリントン政権を通じて閣議に臨席するという特別な存在でありました。
ビルのそばでずっと政治的な補佐をしていた関係上、ファーストレディとしての役割が終わった後も、上院議員として活躍し始めるのは自然な流れだったと言えるでしょう。

【チャラダシャー】

それではチャラを見てみます。

星座期 開始 終了 主な出来事
Ge: 1947/10/26 1951/10/26
Ta: 1951/10/26 1956/10/26
Ar: 1956/10/26 1959/10/26
Pi: 1959/10/26 1963/10/26
Aq: 1963/10/26 1970/10/26
Cp: 1970/10/26 1976/10/26 1973:ロースクール卒業
1975:ビル・クリントンと結婚
Sg: 1976/10/26 1987/10/27 1980:出産
Sc: 1987/10/27 1995/10/27 1991:ビルが大統領選出馬。ヒラリーは職を辞めなかったことから、急進的フェミニストと批判を受ける。
1993:ビルが当選し、ファーストレディに
1993:保険改革委員長に就任
Li: 1995/10/27 2007/10/27 1993~2001:ファーストレディ。
ビルがヒラリーを「最大のアドバイザー」と評する
2000:上院議員に初当選。以後2009年まで在籍
2007.1.20大統領選出馬表明。この年の後半までダントツの人気を誇る。
Vi: 2007/10/27 2018/10/27 大統領選挙では、急に人気が失速し、2008年1月にはオバマ氏に追いつかれる。

4月ごろ盛り返すが、その後は徐々に低迷。
2008年8月の民主党党大会で正式に撤退を表明。

2008年11月に国務長官に指名。翌年1月就任。

2013年2月、国務長官の職を一期限りで引退。

2015年4月、大統領選出馬表明

蠍座の最後の方から上昇しはじめ、AmKが1室となる天秤座期に非常に良い時期を過ごしていますね!(またAmKが10室となる山羊座期も、ロースクールを優秀な成績で卒業し、同大学初の卒業生総代として行ったスピーチが反響を呼び、テレビ局のインタビューに出演、『ライフ』誌にも取り上げられた。)
前述したように天秤座は非常に状態が良いです・・・AmK+PK+5Lのジャイミニ・ラージャヨガ、5L金星・定座、AmKの水星友好星座、ここが人生最良の時期っぽいですね!
天秤座期の後半に出馬!絶大な人気を誇るも、乙女座に入ってから下降し、大統領選には落選。
チャラダシャー的にはかなり良い整合性です。
大統領選挙が1年ずれていたら、ヒラリーが当選していたかも知れません。

 

【ヴィムショッタリーダシャー】

チャラダシャーに限らず、どんなダシャーでもですが、他のダシャーとのクロスチェックが大事です。
ヴィムショッタリーでも検証してみます。

惑星期 開始 終了 主な出来事
Sat: 1943/11/24 1962/11/23
Merc: 1962/11/23 1979/11/24 1973:ロースクール卒業
1975:ビル・クリントンと結婚 
Ket: 1979/11/24 1986/11/24 1980:出産
Ven: 1986/11/24 2006/11/24 1991:ビルが大統領選出馬。ヒラリーは職を辞めなかったことから、急進的フェミニストと批判を受ける。
1993:ビルが当選し、ファーストレディに
1993:保険改革委員長に就任1993~2001:ファーストレディ。
ビルがヒラリーを「最大のアドバイザー」と評する
2000:上院議員に初当選。以後2009年まで在籍
Sun: 2006/11/24 2012/11/23  2007.1.20大統領選出馬表明。この年の後半までダントツの人気を誇る。

大統領選挙では、急に人気が失速し、2008年1月にはオバマ氏に追いつかれる。

4月ごろ盛り返すが、その後は徐々に低迷。
2008年8月の民主党党大会で正式に撤退を表明。

2008年11月に国務長官に指名。翌年1月就任。

2013年2月、国務長官の職を一期限りで引退。

Moon: 2012/11/23 2022/11/24 2015年4月、大統領選出馬表明
Mars: 2022/11/24 2029/11/24

 

彼女がファーストレディ、上院議員になったのは、ヴィムショッタリー・ダシャーで言えば金星期にあたります。
前述したように、彼女の金星は5Lで、ラーシとD9の双方で定座にあり、1室の支配星の水星とともに5室に在住し、強力なラージャヨーガを形成しています。
この金星期は、チャラダシャーの天秤座の時期とも符合します。

太陽期は減衰で、マークボニーの例外則です。この時期、国務長官などをして、こちらも良い時期ですが、大統領選では落ちるなど、金星期ほどの勢いはないですね。(Wikiをみると、国務長官もあまり乗り気ではなかったようです。)

また、太陽に土星がトランジットしている時期に、国務長官を退任していますね・・・その後、天秤座に土星がいる間は、政治活動も中止し、病気にもなっています。
(※メルマガ第一回を参照:トランジットの法則:『1.土星が出生図における太陽をトランジットすると、その人はその惑星のカラカの象意に関連するトラブルの多くに直面する。』)
また、月から8室でダヤ(アシュタム・シャニ)にもなってます。

こちらも、まずまずの整合性ですね!^^

さて、彼女ですが、月期に入って大統領選に出馬しました!
月は10室在住です!仕事・社会的使命の時期です!
おまけで、どうなるか予想してみましょう!

 

【(おまけ)大統領選について】

〔チャラダシャー〕

さて、以下はマハーダシャーが乙女座期におけるチャラダシャーです。

星座期 開始 終了
Vi-Li: 2007/10/27 2008/9/26
Vi-Sc: 2008/9/26 2009/8/26
Vi-Sg: 2009/8/26 2010/7/26
Vi-Cp: 2010/7/26 2011/6/25
Vi-Aq: 2011/6/25 2012/5/24
Vi-Pi: 2012/5/24 2013/4/23
Vi-Ar: 2013/4/23 2014/3/24
Vi-Ta: 2014/3/24 2015/2/22
Vi-Ge: 2015/2/22 2016/1/24
Vi-Cn: 2016/1/24 2016/12/24
Vi-Le: 2016/12/24 2017/11/25
Vi-Vi: 2017/11/25 2018/10/27

マハーダシャー的には、おそらく一番良い天秤座期は終わってしまっています。
チャラ的には、人生にピークは過ぎたと見るべきでしょうか・・・・

今は乙女座-蟹座期に入ってます。
蟹座には、AKかつ9Lの土星がいます。
AKが1室に入る時は悪くはないですが、一般に大きな変革の時期になると言われてます。

 

〔ヴィムショッタリーダシャー〕

次にヴィムショッタリーダシャーです。月期の一部を抜き出します。

惑星期 開始 終了
Moon:-Moon: 2012/11/23 2013/9/24
Moon:-Mars: 2013/9/24 2014/4/22
Moon:-Rah: 2014/4/22 2015/10/25
Moon:-Jup: 2015/10/25 2017/2/20
Moon:-Jup:-Jup: 2015/10/25 2015/12/27
Moon:-Jup:-Sat: 2015/12/27 2016/3/12
Moon:-Jup:-Merc: 2016/3/12 2016/5/20
Moon:-Jup:-Ket: 2016/5/20 2016/6/18
Moon:-Jup:-Ven: 2016/6/18 2016/9/10
Moon:-Jup:-Sun: 2016/9/10 2016/10/4
Moon:-Jup:-Moon: 2016/10/4 2016/11/13
Moon:-Jup:-Mars: 2016/11/13 2016/12/11
Moon:-Jup:-Rah: 2016/12/11 2017/2/20
Moon-Sat 2017/2/20 2018/9/25

今は月-木星期。月は10室在住、木星は10室支配星です!社会的使命・世に出る時期です。
しかも、月と木星は友好同士で相性が良いです。
そして、月から見て木星は9室で、木星から月・10室にアスペクトバックしてます。
また、木星はD9でも10室在住と、仕事に絡みます!
選挙という意味合いでは有望な時期でしょう!(※また木星の6室在住も、選挙戦を戦うのに良い時期でしょう!)

また、これから大統領選にかけて、星が強そうな時期が続きます。
今は月-木星-土星期で微妙そうですが(←実際、ニューハンプシャーでは負けた)、3月の水星期からまた盛り返しそうです。
Ke期を乗り切れば、金星最強だし、太陽はマークボニー例外則で、かつ象意も政治、かつ3惑星(月・木星・太陽)とも仲良しです。
そして、その次の選挙の境目にあたる、『月-木星-火星期』は、ディスポジターを追っていくと、月のディスポジターが木星で、木星のディスポジターが火星で、火星のディスポジターは月になっており、3惑星の星座交換みたいになってます。そして、これが、それぞれお互いに幸運のトリコーナの関係で三角形を形成!かつ、10Lの木星はそれぞれ月・火星にアスペクトと、非常に意味深な配置になっています。D9でも、木星10H、月9H、火星高揚で、良好です。しかも、こちらも3惑星(月・木星・火星)とも仲良しです。(←ただ、選挙が8日なんで、5日ほどずれますが、レクティファイしてるわけじゃないので、これぐらいのずれはあるでしょう)

ヒラリー・クリントン-ディスポジターとアスペクト

とまぁ、ヴィムショッタリーからは、非常に有望な時期ですね。

個人的には、チャラより、ヴィムショッタリーを優先したいところです。

 

〔トランジット(&アシュタカヴァルガ)〕

さて、ついでにトランジットを見ちゃいましょう!

トランジット的にはやや懸念材料があります。
まず、現在、土星が蠍座で、10Lの木星上をトランジットしていることです。かつ、木星はアンタルダシャーの惑星でもあります。
これについては、メルマガ第一回のトランジットの法則を見直してください。
(※『18. 土星が、出生図の第10室支配星をトランジットする時、ビジネスに関連した重大な問題をもたらします。』)

まぁ、基本はトランジットより、ダシャー優先ですから、それほど影響ないと思いますが。
トランジットについては、もう一つ、悪いことがあります。
以下は、ヒラリーのアシュタカヴァルガです。

ヒラリー・クリントン-アシュタカヴァルガ

ヒラリーの獅子座の総合アシュタカヴァルガは41と、異常なまでの高さです!!
現在、トランジットの木星は獅子座在住なので良い時期ですが、8月に乙女座に移動してしまいます。
乙女座は29なので、特に低いという訳ではないですが、41からはかなりダウンします。
このあたりが、どう影響するかですね。​

まとめると・・・チャラはやや良し・変革期、ヴィムショッタリーは大変良し、トランジットはやや悪と言ったところで、いまいちはっきりしませんね。
一番重要なヴィムショッタリーが良く、また意味深な星回りの時期なので、もしかしたらと当選もと思いますが・・・ちょっと微妙かな。

以上です(はっきりしなくてすみませんm(__)m)

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