メルマガのコラムからの転載です。


最近、掲示板、またブログで、ちゃびびさんから霊感に関する質問を受けました。
先週も霊感の手相をやったところですし、いい機会なので、ちょっと調べてみした。

以下に霊感にまつわる星回りを、ラオ先生の「星を見つめる聖者たち」(大森 一 訳)から抜き出して、纏めてみました

 

〔霊感の強くなる星回り・時期〕

  • ケートゥと木星がコンジャンクトしていて、それが5室とその支配星、あるいは8室とその支配星、あるいは12室とその支配星と絡んでいること
  • 2番目に良いのが、木星抜きで同様のコンビネーションがあること
  • 3番目に良いのが、他からのアスペクトを全く受けていない12室ケートゥがあり、土星の星座にある月が火星からのアスペクトを受けていること、あるいは、火星の星座にある月が土星からのアスペクトを受けていること、それに加えて、木星がラグナかその支配星に近い度数で影響をあたえていること
  • ラグナや月から見て8室目に惑星が在住している場合、修行者はそのマハーダシャー期かアンタルダシャー期においてトランスのような経験をすることがあります。
  • 火星とケートゥが5室と9室の支配星とコンジャンクトする場合、幽霊のようなものを霊視するケースが多い。
  • 5室か9室の支配星である土星がケートゥとコンジャンクトし、かつ木星からの保護がない場合、世俗的なビジョンは止まり、聖なる丘・巡礼・将来の出来事を伝えてくる聖者、などの宗教的なビジョンが、生じては消えます。しかし、それらは単なるビジョンに過ぎません。
  • 火星とケートゥが5室に在住していて、5室と9室の支配星の保護がない場合、見えるビジョンはささいなもので、不幸なことが多い。
  • 火星とケートゥが5室に在住していて、5室か9室の支配星の保護がある場合は、時として目もくらむばかりの経験をすることもある。
  • マハーダシャー、あるいはアンタルダシャーが蟹座か魚座に在住している惑星の時期。第2、第3のドレッカナの場合が望ましい。サルパ・ドレッカナと呼ばれているものは、霊的な意味ではクンダリニーの力を表しています。
  • 蠍座も同様の力を与えますが、精神的に病的な状態を伴います。蟹座と魚座は月と木星の星座であり、もしかしたらこの吉星としての性質のおかげで、霊視するものに甘く宗教的な色合いを加えるのかもしれません。火星の影響を受けている蠍座は、悲劇的・気味の悪い、時によってはお化けのビジョンを与えます。
  • 霊視は、5室や9室の支配星の時期にも生じます。
  • 8室在住の惑星はこれらのビジョンにおいて非常に重要な役割を果たします。その期限と頻度は、ほとんど際限がないと言えるでしょう。
  • トランジットの木星が、出生図のケートゥにアスペクトしていたり、ラグナから見て5室や9室をトランジットしている場合、そういうビジョンを見る最適の時期のようです。
    • 木星とケートゥの絡みが12室で生じる場合(木星が12室をトランジットする場合)、その経験は夢の中で生じます。
    • 5室や9室で生じる場合、プージャ(宗教儀式)の最中に生じることもあれば、夢の中でビジョンとして見ることもあります。
    • 8室で生じる場合、あらゆる状態においてそれが起こり得ます。夢の中であったり、瞑想中であったり、目覚めて歩いているときにさえも起こります。

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