メルマガからの転載です。


ご存知の方が多いかと思いますが、以前、このブログにて、清水先生と宝石処方について議論したことがあります。
今日は光と医療について取り上げます。

宝石処方とは、主に光の色(=周波数・波長)の利用ではないかと思います。
この光の医療への応用は比較的遅れていますが、古来より、その力・効用について応用されてきています。

インド占星術では太陽が王としてあり、またヒンズー教においてもスーリヤは非常に力の強い神です。
また、日本仏教、特に密教では、大日如来が最高神として君臨します。

私たちの使用しているエネルギーのほぼすべては、元をただせば太陽の光から与えられています。(原子力エネルギーだけは別)
植物は光合成によりエネルギーを生み出し、それにより有機物を生み出しています。それを私たちは摂取してエネルギーや体の構成に使っています。肉食をされる方も、結局は、そのお肉は植物を食べることからできており、その植物は光のエネルギーから生み出されています。
化学物質・熱・電気を生み出す石油も、元は植物です。また、雨や風や対流も光のなせる技でしょう。

光というのは、科学技術的にもまだまだ未開のところが多いです。
光は相反する波動性と粒子性の2重性をしめし、普通の理性では捉えきれません。
量子力学の概念が出たのが1900年、量子力学の数学的な取り扱いが整備されるのは1925年から1927年頃にかけてのことです。まだ100年に満たない技術です。

デーヴィッド・ボームは以下のように言います。

「物質はどれも光が凍結したものである」

物質とエネルギーは交換可能(E=mC2)ですから、ある意味これは正しいでしょう。
(正確には、「エネルギーの凍結したもの」という表現の方が正しいかもしれませんが・・・)

もちろん、我々の体も光と言うこともでき、したがって、様々な光の相互作用により体を治したり、強めたりすることができるのかも知れません。

いわゆる宝石処方といわれるものは、おそらく、周波数の異なる光(=色)を応用したものです。
まだまだ未開な技術ですが、医療において光は結構応用されています。

ちょっと今日は、宝石処方、また光の可能性を探るために、光の医療というものについて取り上げてみたいと思います。

 

〔光の医療について〕

現在の医療における光の応用には以下のようなものがあります。

 

【日光療法】

・医学史の上で、最初に取り入れたのはヒポクラテスです。医学の祖と言われるヒポクラテスは、日光療法を本格的に治療に取り入れた健康大寺院をギリシャのコス島に建立。本格的な日光療法を始めました。その後、科学的、医学的根拠が与えられ、日光療法は世界中に広がりました。

・古代エジプト、ギリシャ・ローマ等の大文明では、光の医学的利用が重要視されました。
ギリシアの太陽信仰の中心地兵をポリスには名高い癒しの神殿があり、日光がスペクトルに分けられ、ここの色が特定の治療に使われました。

・古代ローマでは、浴場に必ず日光浴室を作りました。また「太陽は最善の薬である」「太陽の来ない家には医者が来る」という諺があります。

・ヘリオセラピーの祖ヘロトドスは次のように言います。
「日光浴は健康を回復したり、体重を増やそうとする人にとって欠くことができない。冬・春・秋には患者は日光を浴びるべきである。夏の日航は強すぎるので、虚弱の患者の治療は不向きである。」

・1796年、フーフェラントが著した「長寿法」に日光の重要性が記されています。
「日光が奪われると、人間でさえ青白く、締りが無く、無気力になり、挙句の果てにすっかり活力を無くす。」とあります。

 

【ライフ博士の光線療法】

昔、ブログにも書きましたが、ライフ博士という方が非常に優れた光の医療技術を編み出しています。

http://www.thinker-japan.com/life.html

末期がんの治癒率100%ということで、効果は非常に高いものであることが予想されます。
本当なら、すごい技術です。
読めば分かりますが、この技術は抹殺されてしまいました。
この治療法は、光を使うということで、宝石光線療法と非常に似ています。
インド占星術の宝石処方、または宝石光線療法を、科学的に追求して現代の形に研ぎ澄まされたのが、ライフ博士の光の治療法だったのではないかと個人的には推察しています。

 

【尋常性狼瘡】

1893年に、デンマークのニールスフィンゼンが世界で初めて太陽光線と同じ連続スペクトルを強力に放射するカーボンアーク灯を考案ました。彼は、それまで不治の病とされていた尋常性狼瘡を専門的に扱う病院を開院し、光線療法を用いて予期した通りの治療結果を収めました。
この功績によりフィンゼンは、1903年にノーベル医学生理学賞を授与されました。

 

【ビタミンD】

1938年に、ドイツのアドルフウィンダスが紫外線によって光合成されるビタミンD3の化学式を解き、この功績によりノーベル化学賞を受賞しました。以後、フィンゼン灯の改良型が世界中に広がりました。


【光と学習効果】

あるアメリカの2つの小学校で、一方の教室ではスペクトルが非常にきれいな蛍光ランプを、もう一方の教室ではごく普通の蛍光ランプを使って実験をしたところ、前者の美しいスペクトルを持ったランプの教室の子どもたちの方が成績が上がった。

 

新生児黄疸

光線療法か使用される。これは人工的に作り出した紫外線をあてて血中ビリルビンを分解する治療法。これ以前は、危険な交換輸血に頼っていました。

 

【心理的効果】

医療以外にも、色による心理的効果が認められます。
囚人の収監に、ベーカーミラーピンク、バブルガムピンクを使ったところ、大幅な凶暴性の低下をもたらした。
運動選手には、赤(瞬発力)青(持久力)の色を使い、能力を向上させます。

不快な色は、痛みを伴う体験を表しており、現在の問題を解く鍵となる。トラウマの解放に役立つと見られている。
また、受け入れがたい色は、病気の部位に相関している。

 

【痛みに対して】

赤外線には鎮痛作用があり、痛みを速やかに和らげます。しかも鎮痛剤や麻酔のような一時的な対症療法とは違い、痛みを起こしている原因に働きかけ、鎮痛と同時に治癒傾向を促進します。


【血液、血液循環に対して】

太陽光線には増血作用があり、赤血球・白血球・血小板が増加します。また、血管を拡張し血液の流れをよくします。

 

【細菌、毒素に対して】

紫外線は殺菌力が高く、細菌は短時間で死滅します。また、白血球の食菌作用が著しく高まりあらゆる感染に対して抵抗力が増加します。解毒作用が高く、体内の毒素に光線が作用すると毒性を失い無毒化します。

 

【内分泌能に対して】

紫外線、可視光線はホルモンの生成と調整作用があり体内で自家ホルモンが生成され内分泌機能を正常にします。松果体は、第三の目と言われ、光の変化を捉え、メラトニンを分泌し、体内時計の役割を果たし、体内の調節機能の殆どを統制している。

 

【炎症に対して】

赤外線、紫外線には消炎作用があります。毛細血管を拡張して血液の流れをよくし、炎症物質や発痛物質を速やかに吸収し排除して炎症をなくします。また患部組織を修復し再生します。

 

【骨に対して】

紫外線が皮膚にあたるとビタミンD3が生成されることによってカルシウムが腸から体内に吸収され骨となります。紫外線をあてることで骨が再生強化されます。

 

【神経機能障害に対して】

太陽光線は末梢神経の機能の再生を促し、その刺激電動速度を改善します。自律神経の場合は、この作用によって内臓の働きを活発にします。また神経麻痺の場合は運動神経や知覚神経に働いて治療効果を高めます。

 

【自律神経に対して】

太陽光線は全身の血液の流れをよくし脳充血をとり自律神経を調節して精神を鎮静化し、心地よい安眠をもたらします。

 

【蛍光ランプは睡眠障害とうつ状態・うつ病の誘因 】

光医学の研究者により蛍光ランプが精神面に及ぼす悪影響が指摘されています。蛍光ランプは太陽光線とは異質な狭い範囲のスペクトルしか放射しないため、どんなに明るくしても生体リズムを調整することは出来ず、精神面にストレスとして作用します。
具体的に述べると、脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンの分泌を促し、ストレスホルモンの副腎皮質ステロイドホルモンをストレスのレベルまで上昇させるため、交感神経を刺激してアドレナリンやノルアドレナリンの分泌が増し、ストレスにさらされた状態になります。
その結果、興奮し易くなり、イライラして怒りっぽくなり、快、不快の感情をコントロールすることが難しくなりますから、睡眠障害とうつ状態・うつ病を誘発する誘因になるとされています。

 

【その他の情報】

また、以下の文科省のHPにも光のことが載っています。なかなか面白いです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/attach/1333542.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/attach/1333541.htm

光の研究がもっとすすみ、特に医療的に応用できればなればと思います。

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