【月の位置によるマッチング(点数制)】

相性占いを順次解説していきます。

前回、概要を説明した中に以下の表がありましたね。

No クタの名前 最大点数 備考
1 ヴァルナ 1 心理的な親和性(カースト・発達・自我)
2 ヴァスャ 2 相いの愛情・魅了・惹きつけ合うこと
3 タラ 3 結婚の健全性・長さ・寿命
4 ヨーニ 4 性的な親和性
5 グラハマイトリー 5 互いの友情・仲の良さ
6 ガーナ 6 心理的気質・精神的な親和性
7 ラーシ 7 一般的な運(子供・財産・幸不幸)
8 ナディ 8 互いの健康・生理的親和性・子供運
合計 36  

上記の表はインドでスタンダードに行われている月の位置によるマッチングです。
表の上の順番(最大点数の低い方)から説明します。(今日はヴァルナをやります。)

 

〔ヴァルナ・クタ(Varna・Kuta)〕

最初に取り上げますのは、「ヴァルナ・クタ」です。
ヴァルナとはカースト(身分制度)のことです

月がどの星座に入るかで、自分の「心」のカースト(身分)が決定されます。
12星座は以下の4つのカーストに分類されます。(水・火・風・地に対応します)

ヴァルナ(カースト)

月の星座

ブラフミン(僧侶)

蟹座・蠍座・魚座

クシャトリア(武士)

牡羊座・獅子座・射手座

ヴァイシャ(商人)

双子座・天秤座・水瓶座

スードラ(庶民)

牡牛座・乙女座・山羊座

これらのカーストは精神的な行動様式を表すとされます。

僧侶階級は、霊的なことを重視し
武士階級は、思想的なことを重視し
商人階級は、生活や利益を重視し
庶民階級は、感覚・肉体的なことを重視する傾向があるとされます

低いカーストの人は、高いカーストの行動様式を理解しにくくなります。
そのため、一家の長となる花婿は、花嫁よりも高いカーストであるべきとされます。

この条件を満たす場合の点数は1点で、以下の表のような関係となります。

ヴァルナ

(カースト)

男性

ブラフミン
(僧侶)

クシャトリア
(武士)

ヴァイシャ
(商人)

スードラ
(庶民)

女性

ブラフミン
(僧侶)

1

0

0

0

クシャトリア
(武士)

1

1

0

0

ヴァイシャ
(商人)

1

1

1

0

スードラ
(庶民)

1

1

1

1

男性がスードラだったり、女性がブラフミンだと、相手を選ぶのが困難になりますね。

まぁ、しょせん36点中の1点の項目なんで、それほど重要視されませんが・・・・^^

 

 

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