【相性占い】:ターラ:結婚の健全性・長さ
〔ターラ・クタ:Tara・Kuta〕
さて、相性の続きです。まずは表から(↓)
No | クタの名前 | 最大点数 | 備考 |
1 | ヴァルナ | 1 | 心理的な親和性(カースト・発達・自我) |
2 | ヴァスャ | 2 | 相いの愛情・魅了・惹きつけ合うこと |
3 | ターラ | 3 | 結婚の健全性・長さ・寿命 |
4 | ヨーニ | 4 | 性的な親和性 |
5 | グラハマイトリー | 5 | 互いの友情・仲の良さ |
6 | ガーナ | 6 | 心理的気質・精神的な親和性 |
7 | ラーシ | 7 | 一般的な運(子供・財産・幸不幸) |
8 | ナディ | 8 | 互いの健康・生理的親和性・子供運 |
合計 | 36 |
今日はターラ・クタで、最大3点の項目です
ターラ・クタは 結婚の健全性・長さ・寿命などに関連します。
まぁ、結婚の総合運ですね。ディーナ・クタとも呼ばれます。
ムフルタでいうところの「ターラー・バラ」と原理は一緒です。(ただし、なぜか表の点数は対応しない^^;)
ナクシャトラは9個のカテゴリーに分類されます。
- Ashwini、Magha、Moola
- Bharani、P.Phalguni、P.Ashadha
- Kritika、U.Phalguni、U.Ashadha
- Rohini、Hasta、Shravan
- Mrigashirsh、Chitra、Dhanistha
- Ardra、Swati、Shatabhisha
- Punarvasu、Vishakha、P.Bhadra
- Pushya、Anuradha、U.Bhadra
- Ashlesha、Jyestha、Revati
自分のナクシャトラのカテゴリーから見て、相手のナクシャトラのカテゴリーが何番目かによって、以下のような名称と意味となります。
番目 | 名称 | |
[1] | Janma | 誕生 |
[2] | sampat | 富 |
[3] | vipat | 危険 |
[4] | kshema | 安全 |
[5] | pratyara | 障害 |
[6] | sadhaka | 達成 |
[7] | vadha | 破壊 |
[8] | mitra | 友情 |
[9] | parama-mitra | 親密 |
例えば、自分のナクシャトラが「ローヒ二」で相手が「ダニシュター」なら、2番目ということになり、「sampat(富)」ということになります。
さて・・・結婚の場合は、女性のナクシャトラから見て、男性のナクシャトラが(1)、3、5、7番目のカテゴリーに入っているナクシャトラだと良くないとされます。(それぞれ、3:vipat、5:pratyara、7:vadhaに対応します。1番目のJanmaは、若干良くないとされます。以下、例外側参照。)
基本原則は以上ですが、多少の例外側はあります。
例外則1:ナクシャトラが同じで(Janma)、異なる星座にある場合、男性のナクシャトラの星座の後に、女性のナクシャトラの星座がある場合には、タラ・クタの点数が得られます。
例外則2:ナクシャトラと星座が両方とも同じである時、男性の月が前におかれ、女性の月がその後ろの場合、タラ・クタの点数が得られます。
さて、実際の点数ですが、下記に表を載せます。
男性のナクシャトラ |
||||||||||
|
Ashw |
Bha |
Kri |
Roh |
Mri |
Ard |
Pun |
Pus |
Ashl |
|
Mag |
P.P |
U.P |
Has |
Chi |
Swa |
Vis |
Anu |
Jye |
||
Moo |
P.A |
U.A |
Shr |
Dha |
Shat |
P.B |
U.B |
Rev |
||
Ashwini |
3 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
3 |
|
Bharani |
3 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
3 |
|
Kritika |
1.5 |
1.5 |
0 |
1.5 |
0 |
1.5 |
0 |
1.5 |
1.5 |
|
Rohini |
3 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
3 |
|
Mrigashira |
1.5 |
1.5 |
0 |
1.5 |
0 |
1.5 |
0 |
1.5 |
1.5 |
|
Ardra |
3 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
3 |
|
Punarvasu |
1.5 |
1.5 |
0 |
1.5 |
0 |
1.5 |
0 |
1 |
1 |
|
Pushya |
3 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
3 |
|
Ashlesha |
3 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
1.5 |
3 |
3 |
いくつかのサイトでTara・Kutaの表が載っているんですが、上記の原理からどうして下記のような表になるのかがよくわかりません。
理由がわかったら、またご報告しますm(__)m(※また、多少点数の違うサイトもあります。)
他のサイトや本で見ても、なぜかTaraだけはあまり詳しい解説がなされていません。(数行で終わらせるところが多い)
「Light on Life」の姉妹本である「Light on Relationship」という本にも、あまりくわしい解説はありませんでした。
何か新しい情報が入りましたら、また取り上げますm(__)m
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ISOPさん
こちらの記事、今まで気が付きませんでした。
この並び(9つの名称)は宿曜占星術で栄親、安壊などと相性を見るときと瓜二つです。
宿曜での各宿の並びは
命(または胎、業)→栄→衰→安→危→成→壊→友→親
となります。
表について、女性から見て3,5,7番目というより、両性とも持ち点を3点として3,5,7番目の行列で1.5ポイント引かれていますので、個人的にはこの表も宿曜も互いのターラーバラの相性+拡張法則と解釈しています。
1ポイントとなる部分(女性7,男性8と9)は何かの拡張法則だと思います。
ターラーバラで9がさほど強くないのも関係しているかもしれません。
お気づきでしたらすみません。。
連投すみません。
ターラーバラの相性と解釈すれば、生物学的な同性カップルでもほぼ適用可能と考えました。
需要があるかは分かりませんが、同性で相性を見たいのに…と言う方には若干朗報かもしれませんね。
ニーチャバンガさん
こんばんはm(_)m
三・九の秘法ってやつですかね。
宿曜占星術はインド占星術がベースですから、基本的に似ていますよね。
私も勉強を少ししたことがありますが、月ベースで、ラグナの概念がないこと。
ナクシャトラが日ベースで、かなり大雑把なこと、
しかもそのナクシャトラが少しずれていること、
これらのことより、途中で勉強する気がなくなってやめてしまいました。
ただ、ターラ―のような、位置の相対関係だけからくる技法なら、ナクシャトラがずれていても関係ないので、基本的には宿曜でもOKなのでしょうね。
宿曜で気になるのは北斗七星です。
現代のインド占星術では北斗七星を使うことはないですが、宿曜では技法として入っています。
インド占星術の北斗七星はどこいちゃったんですかね?(・・・何かご存知ですか?)
インド占星術の歴史の中のどこかで失われたのか・・・
インド占星術の秘儀として表に出ていないだけなのか・・・
インド占星術とは別ルートで宿曜に取り入れられたのか・・・
https://xn--1rwv38egtdetd.co/%E6%9D%B1%E6%B4%8B-%E5%8D%A0%E3%81%84-%E5%8C%97%E6%96%97%E4%B8%83%E6%98%9F/
北斗七星には結構面白い技法があるんですがね・・・(こんなのとか(↓))
http://nishinojinja.or.jp/calendar/syoubu.html
たしか北斗七星は7大聖仙を表していたと思います。(ちなみに北極星はドゥルヴァ)
昔はインド占星術にも、北斗七星を使った技法があったのではないかと疑っています。
宿曜の月宿については、恐らく渡来した時期の暦によるところが大きいと思っています。
昔の太陰暦は精度に問題があり数百年使えればいい方だったようです。
朱雀とか白虎とかは中国にあったものと融合したのかもしれませんが、その辺りで掘り下げる気がなくなって、私も撤収しました。
北斗七星の技法については残念ながら聞いたことが無いです。
ヴァラーハミヒラの占術集大成に北斗七星について記述がありますが、技法として使える感じでは無いですよね。
リンク先の技法は、諸葛亮孔明が使っていたかもと考えると胸アツです。
>リンク先の技法は、諸葛亮孔明が使っていたかもと考えると胸アツです
戦国時代は、占いをいろいろ使っていたようですね。
破軍星は結構有名なようです。
私たちが何かで争ったり、賭け事をしたり、戦ったりするなら・・・
破軍を背にして、トランジットで6室の状態が良く、 本来6室の強い人は6室がらみのダシャーの時に戦えば、最強に近いかな?^^
以下は、破軍の方向に行ってもよい方法が書かれていました。https://chisan.or.jp/shinpukuji/center/workshop/forum/%E5%AF%86%E6%95%99%E3%81%A8%E5%90%89%E5%87%B6%E3%83%BC%E5%AF%86%E6%95%99%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%8D%A0%E3%81%84%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%BC/
七大聖仙(サプタ・リシ)は調べてみるとなかなか面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=1MTNQa53qJA/
https://www.youtube.com/watch?v=j2c1mtk9Ogc https://en.wikipedia.org/wiki/Saptarishi/
ただ、インド占星術との関連はわかりません(^^;
ただ、技法ではありませんが、こんなのありました。https://www.tifr.res.in/~archaeo/papers/Astronomy%20and%20Sanskrit%20literature/Saptarshi%20paper.pdf