メルマガからの転載です。

以前、「紛失物のプラシュナ」をやりましたが、メルマガ読者保護のため、一部しか公開しませんでした。今回は残りの部分です。

 


【1.紛失物のためのプラシュナ

〔盗まれたか、または、置忘れか〕

下記の場合は、盗まれたのではなく、置忘れ(or 落とした)となります。

  • ラーシチャート、またはナヴァムシャで、定座の惑星があり、その惑星がラグナをアスペクト(←おそらく在住も)しているならば、紛失物は盗まれたのではなく、置き忘れただけ。
  • もし、4Lがラグナにあるか、または、月がラグナにあって4Lをアスペクトしている時、思っているところに置忘れであり、紛失物は見つかるでしょう。でも、獅子座ラグナの場合はダメです。(火星が4Lであり、月が12Lだから)
  • 月がラグナにあり、火星が7室からアスペクトしている時。
  • 月がラグナにあり、火星と土星が11室にある時は、紛失物は盗まれたのではなく、落としたということになります。この場合、紛失物は出てきません。
  • もし、2Lとチョーグラハ(※以下に説明します)が、コンジャクションや互いにアスペクトしている時、または7Lがチョーグラハであり、11室にある時、紛失物は置忘れである。
  • ラグナロードと7Lで星座交換をしている、もしくはこの2惑星がイタサーラを組んでいる時、紛失物は置忘れであり、期待された場所で見つかるでしょう。
  • 月がプリシュトーダヤ・サインにあり、土星にアスペクトされている時、高いところに置き忘れているでしょう。一方、火星にアスペクトされている時、目線の高さにあるでしょう。


【チョーグラハ(chorgraha)について】
チョーグラハを訳すと「泥棒の惑星」になります。
古典によると、7L、ケンドラにある惑星(特に10室の凶星)、11室にある惑星の中で、最も強い惑星たちのことです(※複数可のようです)
また、古典の言及に関わらず、7Lは特に重要で、犯人の数を示します。7Lが1,5,6,7,9,10の星座(←※ハウスでなく、星座であることに注意。1が牡羊座です)にある時、単独犯です。4,8,12の星座にある時、複数の人々が関わっています。2,3,11の星座の時、幾人かの共犯者がいますが、彼自身は泥棒ではありません。

 

〔紛失物の方向・距離〕

盗まれた物の距離はラグナかアルーダ・ラグナから判断します。

  • 可動星座なら、遠くに移動しています。
  • 固着星座なら、移動しておらず、近くにあります。
  • 変通星座なら、少し離れた距離にあります。

他の説明によると・・・
紛失物の距離は、経過したナヴァムシャの数から判断します。この数は、Yojanaでの距離を与えます。Yojana 1つ分はおよそ8マイル(13km)と等しいでしょう。(←※Yojanaの意味が分かりませんでしたm(__)m)

 

〔泥棒の特徴〕

泥棒のカースト、色、性質と形は、第7室に置かれる最も強い惑星の性質と一致します。

  • それが奇数の星座で、かつ男性の惑星のアスペクトがあるならば、盗んだ人は男性です。それとは逆ならば、泥棒は女性です。
  • 泥棒の年齢は7室に在住する惑星と一致します。月は幼児、火星は子供、水星はティーンエイジャー、金星は青年、木星は中年、太陽は初老、土星は非常に年をとった人です

 

〔紛失物が見つかる組合せ〕

  • ラグナ吉星があり、別の吉星によってアスペクトされている。
  • 金星が2室にあり、木星が12室にあり、吉星がラグナにある。
  • ラグナに満月があるか、もしくは、吉星がシルショーダヤ・サインにあり、吉星にアスペクトされているか、または、非常に強い吉星が第11室にある時、紛失物は早く見つかります。
  • 吉星が2、3、4室にある、または、同じことが4、7および10室にあるならば、盗難品は間違いなく発見されます。
  • 満月がラグナにあり、木星または金星よってラグナをアスペクト、または、吉星がケンドラ化ウパチャヤにあるか、吉星が、第2室とウパチャヤに位置している時。
  • 満月、木星、金星または水星がラグナに置かれている時。
  • 吉星が第7室に置かれている時。
  • ラグナからの、または第4室からの、2室目または3室目に吉星がある時。

 

〔紛失物の見つからない組合せ〕

  • ラグナが凶星の星座に入り、凶星によりアスペクトされる時。
  • 第7室が獅子座、蠍座または水瓶座なり、ナヴァムシャでも同様に7室がこれらの星座になる時。
  • 第7室が凶星によってアスペクトされるか、ナヴァムシャで火星が8室に置かれる時。

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