メルマガではプラシュナやっていますが、紛失物のプラシュナから一部転載です。

 


 

【1.紛失物のためのプラシュナ】

プラシュナでは、無くし物を見つけることができます。
これは非常に便利ですので、ご紹介します。

インドの占星術師の間で非常に多い依頼は、紛失物とその発見に関連するものです。
今回は、ヴァラーハ・ミヒラによって書かれた古典の『Daivajna Vallabha』 の方法を紹介します。
これは常に非常に正しい結果を与えるとのことです。
初学者の占星術師が複雑な方法に進出する前に、まずはこれをマスターするよう勧められてます。

以下にDaivajna Vallabhaで明確に述べられた方法を示します。

 

〔基本〕

  • ラグナは、方向、場所、窃盗の時間を示します。
  • ナヴァムシャ・ラグナは、紛失物の性質を示します。
  • ドレッカナ・ラグナは、泥棒の情報を示します。

 

ラグナとナヴァムシャ・ラグナが以下の星座であるならば、

・固着(不動)星座
盗難品は同じ場所(※おそらく近くという意味)にあります。
そして、質問者に知られている人が盗みをしました。(※別の解説では、ヴァルゴッタマ・ラグナ、または、ラグナが固着星座の場合は盗まれたのではなく、置忘れとのこと)

・可動星座
ある外部の人が盗みをしました。

・変通(二重)星座
隣人が盗みをしました、そして、その物は家の外に持ち出されました。

 

〔紛失物の方向・距離〕

盗まれた物(紛失物)が現在ある方角は、ケンドラに置かれる惑星によって知ることができます。複数ある場合は最も強い惑星です。

  • 太陽:東
  • 月:北西
  • 火星:南
  • 水星:北
  • 木星:北東
  • 金星:南東
  • 土星:西

ケンドラに星がないならば、方向はラグナの星座から判断されます。

  • 牡羊座:東
  • 牡牛座:南(東)
  • 双子座:西(南東)
  • 蟹座:北(南)
  • 獅子座:東(南)
  • 乙女座:南(南西)
  • 天秤座:西
  • 蠍座:北(西)
  • 射手座:東(北西)
  • 山羊座:南(北)
  • 水瓶座:西(北)
  • 魚座:北(北東)

以前、ドレッカナで紹介しましたが・・・
プルトゥヤシャスは、彼の著書である「サトパンチャーシカ』の中で次のように述べています。

  • 星座の第1ドレッカナが上昇していると、なくしたものは家の入り口にある。
  • 星座の第2ドレッカナが上昇していると、なくしたものは家の中にある。
  • 星座の第3ドレッカナが上昇していると、なくしたものは家の後ろ(←外?)にある

 

〔紛失物のためのプラシュナの例〕

これも、メルマガのコラムからの転載です。
京都に引っ越し前(9月末ごろ)に、バイクの鍵をなくし、プラシュナで見つけた例です。


私は現在、引っ越し作業で猛烈に忙しい状況ですが・・・
引っ越しに際して、ずっと乗っていないバイクを売ろうと思い、バイク王に見積もりに来てもらうことになりました。
しかしながら、長年乗っていないせいで、バイクの鍵が見当たりません。
探しても出てこなくて、途方に暮れていた時、自分がインド占星術師であることを思い出し、プラシュナで見つけることにしました。

盗まれたはずはないので、無くし物です。とりあえず鍵の方位が分かればいいや!って感じでチャートを出してみました。

バイクのカギ紛失-プラシュナ

前回やったとおり、無くし物の方位はケンドラにある星で見ますが、水星と太陽があります。複数ある場合は強い方です。
水星は定座なので、非常に強いです!
水星は北を示します。

でも、ラグナは変通(二重)星座、ウバヨーダヤ、ナヴァムシャラグナは固着星座、かつ、ラグナと7室にケートゥとラーフがあります・・・見つかるんかこれ?と絶望感に襲われました^^;

北の寝室を探しましたが、こんなところに鍵なんか持ってくわけないから、このプラシュナダメだ~!とか思いながら探していました。
しばらくして、この住んでいる建物は北側に45度傾いていることを思い出し、北と思っていたのは北東であることに気づきました。
居間に戻って、北を探すと、鍵が見つかりました。ペントレイの中に入っていました。
占った位置から、ほぼ真北か北北西でした。(自宅中心からは北西)

おかげで、見積もりに間に合いました・・・このプラシュナ、なかなか素晴らしいです!^^

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