【1.結婚のプラシュナの不幸なコンビネーション

今日は結婚のプラシュナにおける不幸のコンビネーションです。
大まかな解釈としては、7室、7L、金星、月、8室の状態が悪ければ、結婚は不幸(別れや離婚、死など)ということになります。
このあたりはジャータカと同じですが、プラシュナの場合の細かい解釈も見ていきます。

 

〔配偶者の死〕

配偶者の死は、8室と金星から見ます。

  • 金星から8室目に凶星がある時、配偶者は自然死でない死に導かれます。
  • 金星から8室目に火星か土星がある場合、配偶者の事故による死を示しています。
  • 金星から8室目に土星とラーフが存在する場合、不自然な突然死を示しています。それに加えて、金星が牡羊座、獅子座、蠍座に在住するか、もしくはその星座の支配星である火星、太陽からアスペクトを受けている場合、火によって配偶者は死ぬでしょう。
  • 同様に、金星が水の星座で、金星から8室目に凶星がある場合、配偶者は溺死するでしょう。もし、そのような金星が月とコンジャクトしていたら、海で溺死するでしょう。

 

〔未亡人・やもめ暮らし〕

以下の組み合わせの場合、配偶者が亡くなるでしょう。

  • 月がラグナか6室か8室に在住で、凶星が7室にある時、配偶者は8年以内に死にます。
  • ラグナか6室か9室か12室に位置している凶星から、7室支配星がアスペクトを受けている時、彼は最初の奥さんを失うであろう。
  • 弱い7室が、凶星に占められているか、アスペクトされている時。
  • 7Lまたは金星が減衰、コンバースト、または凶星からアスペクトされている時。
  • 7Lまたは金星が6、8、12室に在住して、6L、8L、12Lと同居かアスペクトを受けている時。
  • 傷つけられた金星か水星がラグナまたは8室に在住ているか、もしくは傷ついた金星と水星がともに7室か11室にある時。

 

〔カップルの死〕

以下は、結婚後まもなく不自然な死がカップルに訪れる例です。

  • 月と火星がラグナか7室で同居しているか、もしくは月がラグナで火星が7室にある時。
  • 火星が月から6室目か8室目にある時。
  • 月が6室または8室にあり、凶星に傷つけられている時。
  • 減衰した凶星がラグナか7室か8室にあり、凶星に傷つけられている時。

 

〔別居・離婚〕

  • プラシュナチャートにて、火星と月がラグナ、5室、7室、9室で同居していたら、そのカップルは前の晩に激しいやり取りか、喧嘩があったことを示唆します。
  • 7Lがナチュラルゾーディアックの6室である乙女座にある時、結婚上の問題があるであろう。
  • 同様に、結婚に関する質問において、木星が高揚している時はいつでも、結婚上の不和がある。(※木星高揚でなぜ悪いのかは不明。)
  • 土星が金星から7室目にある時、結婚における不和があり、かつ、もしそれらが6/12軸上に在住するなら、結果として離婚するであろう。
  • ラーフとケートゥと太陽と12Lは分離をもたらすもの(separatist)であり、土星と火星と8Lは離婚をもたらす。
  • 火星かつ/または (and/or )土星が7室に影響しているなら、別れか離婚があります。
  • 7Lが6室に在住するか、6Lが7室に在住しており、凶星か8Lとコンジャクションまたはアスペクトされるなら、言い争いか、裁判沙汰か、死すらあるでしょう。

例えば、火星が支配星である蠍座が7室となり、6Lの金星で7室にある場合、
また同様に土星が支配星となる山羊座が7室で、6Lの木星が7室にある場合、
また、魚座が7室で、6Lの土星がそこにある場合、
これらはすべて配偶者を失う星回りです。

 

また、ラーフとケートゥと太陽と12Lは分離をもたらすもの(separatist)であり、これらが7室に影響するとき、7Lと金星はカップルを別れに導くでしょう。これは以下の組み合わせによります。

  • ラーフ/ケートゥがラグナ/7室にあり、7Lが12室にあるか、12Lが7室にある場合
  • 7Lか12Lがラーフ-ケートゥ軸にある場合
  • 傷ついた太陽が7室にある場合

 

上記のコンビネーションが意味するのは、単に離れるということを示すだけです(別居など)。
しかしながら、離婚というのは永遠の別れです。離婚は法的な措置であり、上記のコンビネーションに6室または6Lが関わってきます。

離婚を示すいくつかの組み合わせを下記に示します。

  • ラーフ、ケートゥ、または12Lが、7室か7Lか金星に影響するときはいつでも別れ・離別を示している。これに加えて、もし土星または火星が、このコンビネーションを傷つけているなら離婚を示している。
  • 金星と土星が、ラーフ-ケートゥ軸、または6-12軸、または2-8軸で絡む時。
  • 凶星が7室にあり、金星と7Lが弱いか傷つけられている時、これらの星回りは離婚に導くであろう。
  • 金星と月が7室で同居して、傷つけられている時。
  • 女性から依頼されたプラシュナの場合、7室に太陽があり、7Lが弱いか傷つけられていると、その彼女の夫から見捨てられるでしょう。
  • 7室がラーフ、火星、土星などによって、非常に傷つけられ、7Lまたは12Lがこれらに絡むとき、離婚が示唆される。これに加え、6Lがこの星回りに絡むとき、対立や法廷闘争があり、離婚は非常に苦いものとなる。
  • ラグナロードと7Lが火星やラーフ-ケートゥ軸により傷ついている時。

以上です。

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